「フィーリング」の意味とは?「フィーリングが合う」人の特徴も

直感的に感じる気持ちや感覚のことを「フィーリング」と言います。英語の「feeling」が語源で、歌のタイトルや歌詞にも使われる言葉。また、恋愛においては、タイミングやハプニングと同じく大切なもののひとつとも言われています。今回は「フィーリング」の意味や使い方をはじめ、類語について解説していきましょう。

「フィーリング」の意味と語源とは?

「フィーリング」の意味は”直感的で漠然とした感情”

「フィーリング」の意味は、“漠然とした感覚や直感的に感じる気持ちや感情”のことです。これといった理由で説明できない、感覚的な部分で感じる気分や何となく感じる感覚が「フィーリング」です。

初めて会った人に対して、特に理由もなくなぜだか相性が良いように感じたり、漠然とまた会いたいと感じたりしたときに「フィーリングが合う」などと表現します。

「フィーリング」の語源は英語”feeling”

「フィーリング」という言葉自体はカタカナで和製英語として使われていますが、その語源は英語の”feeling”にあります。

英語の「feeling」には、”感覚・意見・気持ち”などの意味があり、日本語の「フィーリング」と似てはいますがニュアンスの違う言葉です。

恋愛における「フィーリングが合う人」とは?

感覚的に感じる気持ちや空気感が合う人

初めて会った相手との「フィーリング」が合うと、恋愛に発展しやすいと言われています。「フィーリングが合う」ということは、感覚的に感じる気持ちや何となく感じる空気感が合うということです。そのため、一緒にいたいと思ったりまた会いたいと思ったりすることが多くなります。

そこから恋愛に発展したり友情に発展したりと、関係性を維持しやすくなるのです。

「フィーリング」は”3つのing”のひとつでもある

恋愛において大切と言われる「3つのing」というものがあります。フィーリングとタイミング、そしてハプニングの3つです。

フィーリングが良い相手とタイミング良く連絡したり会ったりすることで、相手との距離が縮まりやすくなります。さらにそこでハプニングが起きることで、恋愛に発展しやすくなると言われています。

「フィーリング」の使い方と例文とは?

友人や恋人との相性を表すときに使う

「フィーリング」という言葉は、友人や恋人などとの相性について言及するときに使う言葉です。

初めて会った人となんだか相性が良いように感じたり、なぜか側によりたくないと感じたりするときに「彼とはフィーリングが合う」や「あの人とはどうもフィーリングが合わない」などと使います。

物の好き嫌いを表すときに使う

「フィーリング」という言葉は、物に対して感覚的に感じる好き嫌いを表すときにも使う言い回しです。

ショッピングをしていて、なぜだか気に入ったものに対し「このバッグはとてもフィーリングが合うわ」などと表現します。また、音楽などに対しても「この曲とはフィーリングが合わなくて」などと使うことで、好きではないことを表すことができます。

歌の歌詞などでも使われる

感覚的な気持ちや感情を表す「フィーリング」という言い回しは、歌のタイトルや歌詞などにも使われています。感覚的な気持ちや感情は恋愛においても大切なことであり、その言葉の意味からラブソングのタイトルや歌詞に多く使われています。

「フィーリング」を使った例文

「フィーリング」を使った例文をご紹介しましょう。

  • 彼女と初めて会ったときにフィーリングが合うと思った通り、大切な親友になりました。
  • 彼とはフィーリングが合ったのですぐに付き合うことにしました。
  • フィーリングが合う人に出会えると嬉しい。

「フィーリング」の類語とは?

類語①「雰囲気」とは”場所や人がだす空気感”

「雰囲気(ふんいき)」とは、”その場所や人が作り出す感覚や気持ち”のこと。「雰」は”きり・もや”のこと、「囲」は”かこみ・まわり”という意味で、「気」は”心の動き・気持ち”を表しています。その場所や人のまわりで感じる気分や空気感をさすのが「雰囲気」です。

直感的に感じる気持ちや感覚といった意味の「フィーリング」に対し、その場所や人がかもしだす空気感をさすのが「雰囲気」です。

例文
  • この喫茶店は落ち着いた雰囲気で居心地が良いので、ゆったりくつろげます。
  • 会議室に入った瞬間、ピリッと張り詰めた雰囲気を感じた。

類語②「印象」とは”見たり聞いたりしたときに感じたもの”

「印象(いんしょう)」とは、”何かを見たり聞いたりしたときに感じるもの”のこと。何かを見たり誰かに会ったりしたときに直接的に感じるものであり、心に強く残る気持ちをさします。

「フィーリング」は感覚的に感じる気持ちや感覚のことですが、「印象」は直接的に感じて心に残っている気持ちのことで、ニュアンスが微妙に違っています。

例文
  • 彼と初めて会ったときの印象は最悪でした。
  • あの映画は世間に強烈な印象を与えた。

類語③「ウマが合う」とは”性格や気持ちが合うこと”

「ウマが合う」とは、性格や気持ちが合うこと。好みが同じだったり同じ感覚で話ができたりするなど、気持ちや考えが一致する相手のことを「彼とはウマが合う」と表現します。

「フィーリングが合う」は感覚的に感じる気持ちや感覚が合うことですが、「ウマが合う」は意見や好みなどが合うというニュアンスです。

例文
  • 彼とは初めて話した時からなぜかウマが合うんだよね。
  • 彼女たちはウマが合うようで、いつも一緒にいます。

まとめ

「フィーリング」とは、直感的に感じる気持ちや感情のことをさします。漠然とした感覚的なところで感じるもので、これといって説明できないものであることがほとんどです。

人に対して以外に、物や音楽など芸術に対しても感じる直感的な感情も「フィーリング」で表現できます。「フィーリングが合う」や「フィーリングを大切に」など、日常会話でも良く使われる言い回しです。