イギリス発のブランドと言えば、ファッションや紅茶など気になるアイテムがいろいろあります。この記事では、ファッション、バッグや靴などのアクセサリー、そして紅茶のイギリス生まれのブランドを紹介します。
※この記事の担当:Light1(海外在住20年。イギリス在住経験あり。イギリスのビネガー味のフライドポテトが好き)
イギリス生まれのファッションブランドとは?
【レディース】パンクからエレガントファッションのブランド
イギリス生まれのファッションブランドで有名は、ヴィヴィアン・ウエストウッドやバーバリーなどがあります。他にもレディース向けのファッションブランドにはパンクからエレガント系まで多彩。ここでは特に人気のブランドを厳選して紹介します。
- 「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」
パンクファッションの先駆者として名を馳せた「ヴィヴィアン・ウエストウッド」。パンクバンド「セックスピストルズ」がヴィヴィアン・ウエストウッドの洋服を着てデビューしたのは有名な話です。レディースだけでなく、メンズやアクセサリー、ジュエリーなども展開しています。 - 「バーバリー(Burberry)」
タータンチェックをアレンジして生み出されたバーバリーチェックを施した「バーバリー」のトレンチコートやバッグ、スカーフは70年代にブームを巻き起こしました。その人気は今でも続き、カジュアルラインの「バーバリー・ブリット」や子供服、コスメなども展開しています。 - 「ポールスミス(Paul Smith)」
クラシカルな仕立てに素材や色遣い、大柄のプリントなどでアクセントを加えていくのが得意な「ポールスミス」。優しめのデザインが多く、普段着からおしゃれ着まで幅広く手掛けています。メンズに、アクセサリーなども展開しています。
他にも、レインウェアブランドとして名高い「マッキントッシュ(Mackintosh)」、ポロシャツやモッズコートに定評のある「フレッドペリー(Fred Perry)」、2017年にユニクロとコラボレーションをした「ジェイダブリュー・アンダーソン(JW Anderson)」、クラシックとアバンギャルドの融合が際立つ「アレクサンダー・マックイーン」に、環境・動物鉾の観点から毛皮やレザーを使わない「ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)」などもあります。
【レディース・メンズ】活気のあるカジュアルブランド
イギリス発祥のカジュアルブランドの店内は、いつでもお祭り気分でにぎわっています。新しいファッションとの出会いを探しにショップを覗いてみてはいかがですか。
- 「トップショップ(Topshop)」
イギリスの主要都市には必ずと言っていいほど見かける「トップショップ」。イギリス発のファストファッションブランドで、洋服からアクセサリー、化粧品までお手頃価格で揃っています。ファッションに興味のある若い世代の御用達ショップです。
【メンズ】イギリス生まれの老舗テーラー
イギリスには品格が漂うスーツを仕立てる老舗テーラーがいくつもありますが、その中からほんの一部を紹介します。
- 「ヘンリープール(Henry Poole)」
有名な仕立屋がこぞって出店しているロンドンにあるストリート「サヴィルロウ」で、最も古いテーラーとして名高い「ヘンリープール」。顧客にはナポレオン3世やチャーチル元首相もいました。 - 「ハンツマン(Huntsman)」
1849年創業の老舗スーツブランド「ハンツマン」。サヴィルロウに店舗を構え、カッティングの美しさに定評があります。ウエストを少し絞り胸板を強調するようなフォルムによる男性らしさを醸し出すデザインが特徴的です。 - 「ダンヒル(Dunhill)」
ココ・シャネルに感化されてスーツデザインを手掛けたという創始者アルフレッド・ダンヒルのテーラー「ダンヒル」。スーツの他にもバッグなどのレザーアイテムや時計なども展開するメンズのラグジュアリーブランドです。
イギリス発祥の雑貨ブランドとは?
財布やバッグのレザーグッズブランドの数に驚く
イギリスには財布やバッグなどのレザーグッズを扱うブランドがたくさんありますが、ここではその中でも個性の光るブランドを紹介します。
- 「マルベリー(Mulberry)」
愛用しているセレブも多い「マルベリー」。レトロな雰囲気を漂わせたデザインに漂うエレガンスさが特徴的です。 - 「ジミーチュウ(Jimmy Choo)」
バッグと靴を展開するラグジュアリーブランド「ジミーチュウ」。エレガントなデザインに機能性も持たせた優れた逸品が多いです。 - 「グレンロイヤル(Glenroyal)」
スコットランド生まれのバッグなどのレザーアイテムの名門ブランド「グレンロイヤル」。丹念に仕上げられたブライドルレザーは耐久性があり、その光沢も自然で飽きがきません。 - 「エッティンガー(Ettinger)」
財布やバッグなど、ブライドルレザーを使ったレザークラフトを展開するラグジュアリーブランド「エッティンガー」。丁寧に手作業で製作されていて、財布を開いたときのイエローが特徴的です。
靴のブランドは日本でもお馴染みなブランドも
クラークスやドクターマーチンなど日本でも人気のある靴ブランドがイギリス生まれだとご存知でしたか。ここではそれぞれのブランドの特徴を紹介します。
- 「クラークス(Clarks)」
日本でもお馴染みの靴メーカー「クラークス」。1825年にクラーク兄弟によって創設されて、ブランド創設当時はシープスキンのスリッパを製造していました。履きやすさと遊び心のあるカジュアルな靴が揃っています。 - 「ドクターマーチン(Dr.Martens)」
耐久性とクッション性にも優れた「ドクターマーチン」。60年代にブルーワーカーから強く支持されて、ロックバンド「ザ・フー(The Who)」のピート・タウンゼントが着用してからファッションアイテムとして仲間入りしました。「8ホールブーツ」が有名です。 - 「ハンター(Hunter)」
フィット感と快適さにデザイン性もあるレインブーツ(長靴)で、愛用者の多い「ハンター」。ダイアナ元妃も愛用していたことから、人気に火がつきました。
イギリスブランドの紅茶とは?
ここからは少し趣向を変えて、紅茶文化が根強いイギリス生まれの紅茶のブランドを紹介します。
王室御用達の有名な紅茶ブランド
王室御用達の紋章「ロイヤルワラント」の認定を受けた紅茶ブランドの中から日本でも人気のブランドを紹介します。
- 「フォートナム&メイソン(Fortnum & Mason)」
王室御用達の紅茶ブランドとして定評のある「フォートナム&メイソン」。淡い水色のオデニールカラーのパッケージを見ると心を躍らせる方もいるでしょう。代表的な紅茶「ロイヤルブレンド」はお土産にも人気の逸品です。 - 「ハロッズ(Harrods)」
高級デパートとして有名な「ハロッズ」の前身は紅茶商だったことをご存知ですか。1834年の創業当時は、紅茶は貴族のための嗜好品として愛されていました。 - 「トワイニング (Twinings)」
「トワイニング」は300年以上の歴史があるトワイニングは日本でもお馴染みの紅茶ブランドです。スーパーなどでも手頃な価格で購入できて種類も多いので、イギリス旅行に行ったら日本で未発売のフレーバーを探してみてはいかがですか。
ハーブティでおすすめの紅茶ブランド
イギリス人はミルクティーを飲む習慣がありますが、ハーブティでも品のいいものがたくさんあります。ここではハーブティに定評のあるブランドを紹介します。
- 「ティーパレス(Tea Palace)」
2003年創業の紅茶ブランドで、人工的な甘味料や香料を一切使わないので、紅茶の味をストレートに楽しめます。紅茶も人気がありますが、あえておすすめしたいのがハーブティです。「オーガニックレモン&ジンジャー」はイギリスの食品の国際大会Great Taste Awardsで2つ星を受賞しました。 - 「クリッパー(Clipper)」
イギリスにオーガニック紅茶を紹介した「クリッパー」。ハンドクラフトチックなパッケージデザインはつい手に取ってしまいたくなる愛らしさです。ノンカフェインのハーブティが揃っているので、子供から妊婦さんまで安心して飲んでいただけます。
お土産向きの紅茶ブランド
お土産におすすめしたい紅茶ブランドとして、パッケージで目を引くブランドや日本未紹介の紅茶などを集めてみました。お土産選びのときに参考にしてみてください。
- 「ウィリアムソン・ティー(Williamson Tea)」
象が描かれ壺のようなケースから「これが紅茶?」と見返したくなるようなデザイン性のあるパッケージの「ウィリアムソン・ティー」。1869年創業で、ケニアに自社農場や自社工場を持ち自社一貫体制で紅茶を生産しています。 - 「エースティーロンドン(Ace Tea London)」
「エースティーロンドン」はまだ日本で紹介されていない紅茶ブランドです。2016年に生まれた新しい紅茶ブランドですが、すでに「Quintessentially English Breakfast」「Lady Rose」「Hot Ginger Green Tea」「Jasmine Green Tea」の4商品がGreat Taste Awardsを受賞しています。
まとめ
イギリス生まれのブランドは高級ブランドからファストファッションのブランドや手ごろな価格で買える紅茶ブランドもあり、バラエティに富んでいます。日本に紹介されていないブランドもありますので、イギリスを訪れたときにはまだ出会ったことのないブランドを探してみてください。