「クラスタ(クラスター)」とは?感染症やオタク用語の意味と例も

「クラスタ」とは「集まり」「集団」を意味する言葉です。「クラスター」と伸ばして使用する分野も多くなっています。新型コロナウィルスの「集団感染」の意味で耳にすることが増えた人もいるのではないでしょうか。

よく使われる「感染症の用語」「オタク用語」を中心に、「クラスタ」の意味や定義、使い方を説明します。

「クラスタ」の意味とは

クラスタとは主に「集まり」を意味する

クラスタの意味とは、主に「集まり」「集団」です。集まるものは限定されないため、人や機械、原子など、あらゆるものが「集まること」「結びついていること」を表現できます。

そのため、「クラスタ」は幅広い分野の専門用語に使用されています。

「クラスタ」の語源は英語「cluster」

「クラスタ」の語源は英語「cluster」になります。発音の目安は「クラァスタァ」です。「集団」や「かたまり」の他、花や実の房も意味します。

また、同じ場所・時間に、異常なほど連続的に起きる事件や病気を表現する際にも使用する言葉です。

「クラスタ」と「クラスター」は同じ意味

「クラスタ」と「クラスター」は、同じ言葉を表します。英語をカタカナに直した際の表記が違っているだけですので、意味は同じです。

分野によってどちらを使うか変わりますが、「クラスター」と伸ばす方が一般的です。(感染症やIT用語、パワーストーン用語など)オタク用語の場合は「クラスタ」と使われています。この記事でも、分野ごとに一般的に使われる表記を使い分けて表記しています。

「クラスタ(クラスター)」の感染症での意味とは

「集団感染」の意味で「クラスター感染」と使う

感染症の用語として使う場合は「集団感染」の意味になります。使い方は「クラスター感染」や「クラスターが発生した」などです。「感染者の集まり」という意味で使うこともあります。

使い方に違和感を覚える声もありますが、ニュースなどでも使われて一般的になりつつあります。違和感がある理由としては、「『集団感染』という日本語で表現できるのに、わざわざ分かりづらいカタカナ語を使う必要があるのか」というものが多いようです。

クラスターの懸念点は「外部への感染が広がる」こと

クラスターの発生が問題視されるのは、クラスターの外部への感染拡大の可能性があるためです。例えば、飲み会でクラスターが発生した場合、飲み会参加者たちの職場に感染が広がり、新たなクラスターが連鎖的に発生することがあり得ます。

クラスターの定義は「5人程度」

「クラスターになるのは何人からか」については「5人程度がひとつの目安」だとされています。5人とはっきり定義されている訳ではありません。

また、連鎖的なクラスター発生の可能性が低い場合は、5人以上であってもクラスターとされないことがあります。(同居家族のみで5人感染した場合など)

「クラスターフェス」とはマスクをせず集まるイベント

「クラスターフェス」とは、マスクをしないで集まるイベントです。新型コロナウィルスが流行中に、「コロナは存在せず、メディアが騒ぎを広めているだけ」という考えで行われました。

感染拡大が目的ではなく、暴動を起こしたりガスを撒いたり等の危険行為はしていないため、マスクをしていない点だけを理由に取り締まることはできません。ただし、感染拡大の危険性から、不安視する人が多いのも事実です。

「クラスタ」のオタク用語としての意味とは

オタク用語としての意味は「ファン」「同じ趣味の人」

オタク用語では「ファン」や「同じ趣味の人」の総称として使用されます。「クラスタ」と伸ばさない形が一般的です。同じ場所に集まったり交流したりしていなくても「クラスタ」で表現可能です。

〇〇クラスタとは「同じジャンルの集まり」

オタク用語のクラスタは「〇〇クラスタ」という表記で使用します。〇〇には、ジャンルや作品名が入ります。アイドルのファンなら「アイドルクラスタ」です。

すでに決まった名称が根付いている場合は「〇〇クラスタ」が使用されません。例えば、鉄道ファンは「鉄オタ」が長年使われているため、「鉄道クラスタ」と呼ばれることは稀です。

「クラスタ」のその他の用法

「クラスター分析」は類似性で分ける分析手段

「クラスター分析」とは、データの中から類似しているものを集めてクラスターを作る分析手段です。マーケティングに活用する場合は、市場調査・顧客分析などに使われます。

「クラスタリング」と呼ぶこともありますが、後ほど説明するIT用語の「クラスタリング」と混同しないよう注意が必要です。

「クラスタ構成」「クラスタリング」と使う場合も

IT用語の「クラスター」とは「複数の端末を連携させ1つとして使うシステム構成」のことです。構成技法の場合は「クラスタリング」と呼びます。

大きく分けると、予備端末を待機させ障害発生に備える「HAクラスター」と、複数の端末で分担することで全体の処理速度を上げる「負荷分散クラスター」に分かれます。

「クラスターカップ」は競馬のレースのひとつ

「クラスターカップ」とは、競馬のレースの1つです。岩手県の競馬場で行われるダートレースになります。多くの競走馬が競い合う様子をイメージして名付けられました。

競馬用語のダートは「土や砂が敷かれたコース」を意味します。雨天が多い日本では、水はけが良い砂のコースが一般的です。

パワーストーンの「クラスター」は水晶の塊

パワーストーンの「クラスター」は、水晶の塊という意味です。六角形状の推奨が複数繋がったものがよく見られますが、産地によって形状は変わります。浄化力に優れていると伝えられています。

水晶以外の塊でも「クラスター」が使用可能です。その場合は「アメジストクラスター」のように、先頭にパワーストーンの名前を添えます。

まとめ

新型コロナウィルスの集団感染のイメージから、「クラスタ」や「クラスター」をネガティブな言葉だと感じる人もいるかもしれません。ポジティブな意味の用語にも使われる言葉ですので、誤解しないよう注意しましょう。