11月25日は「OLの日」「女性に対する暴力廃絶のための国際デー」です。今回はその他の11月25日の記念日や、国内・海外での出来事などをご紹介。星座や誕生花、誕生石、誕生色なども一緒にご紹介していますので、参考にしてみてください。
11月25日はなんの日
「OLの日」
11月25日は「OLの日」です。1994年(平成6年)に、働く女性による異業種間の交流サークルである「OLネットワークシステム」により制定されました。
1963年(昭和38年)の同日に発売された、女性週刊誌『女性自身』の中で初めて「OL(office lady)」という言葉が使われたことにちなんでおり、「OL」は和製英語で、「女性会社員」「通勤する女性」「会社勤めの女性」などを意味しています。
「OL」という言葉以前は、職場で働く女性のことは「BG(business girl)」と呼ばれていました。しかし、アメリカをはじめとする英語圏では「BG」は「商売女・娼婦」を指す隠語だったため、NHKが1963年9月12日に放送禁止用語に。これに変わる言葉を『女性自身』で一般募集し、「OL」が採用されました。
「女性に対する暴力廃絶のための国際デー」
11月25日は「女性に対する暴力廃絶のための国際デー(国際表記:International Day for the Elimination of Violence against Women)」です。
1961年(昭和36年)11月25日に、ドミニカ共和国の政治活動家ミラバル3姉妹が、当時ドミニカを支配していたラファエル・トルヒジョ氏の命令によって惨殺されてしまう事件が発生。この悲劇的な事件を受け、国連が11月25日を追悼の記念日として国際デーに制定しました。
日本でも2001年(平成13年)より、例年11月12日から11月25日までの約2週間に内閣府主導で女性に対しての様々な暴力をなくすための運動が実施されています。
「ハイビジョンの日」
11月25日は「ハイビジョンの日」でもあります。ハイビジョンの走査線の数が1125本であることにちなみ、総務省とNHKが制定しました。
それまでのアナログ放送は走査線の数が525本だったため、ハイビジョンはその約2倍の解像度。美しい画面を見られるようになりました。
「ハイビジョンの日」は11月25日以外にも、ハイビジョンのテレビの画面対比が「9:16」であることにちなみ、通商産業省が9月16日を「ハイビジョンの日」としています。
11月25日のその他の記念日
上記の記念日以外にも、11月25日には以下のような記念日があります。
11月25日の日本での出来事
1952年:大阪讀賣新聞が創刊される
1952年(昭和27年)11月25日に、「大阪讀賣新聞」の第一号が創刊されました。読売新聞は1874年に東京で創刊された後「読売新聞社(現在の読売新聞東京本社)」とは別の「株式会社大阪讀賣新聞社」により「讀賣新聞」として関西に進出。全国紙としての体裁が整いました。
1953年(昭和28年)の4月1日付のものから題字の「大阪」が外され、東京と同じく「讀賣新聞」の題字で発行されています。
1970年:三島事件が発生
1970年(昭和45年)11月25日、作家の三島由紀夫(本名:平岡公威)が「三島事件」を起こしました。「三島事件」は、憲法改正のために自衛隊の決起(クーデター)を訴えた三島由紀夫が、演説の後割腹自殺をした事件です。
三島事件は日本の社会に大きな衝撃を与えただけでなく、海外でも国際的な名声のある作家が起こした異例の事件として速報ニュースで報じられました。
11月25日の海外での出来事
1975年: オランダからスリナムが独立
1975年(昭和50年)11月25日、南アメリカ北東部に位置する「スリナム共和国(通称スリナム)」がオランダから独立しました。
「オランダ領ギアナ」と呼ばれていたスリナムは、1954年(昭和29年)にはオランダから自治権を獲得。1973年(昭和48年)に完全独立のためオランダ政府との交渉を開始しました。
独立後、最初の10年間はスリナム経済の多くの部分がオランダ政府による対外援助から成っていましたが、1982年(昭和57年)に民主化運動の指導者が15名処刑された「12月殺人事件」を受け、オランダ政府は援助を停止しました。
2009年:ドバイ・ショックが起こる
2009年(平成21年)11月25日に、ドバイ・ショックが起こりました。ドバイ・ショックは、アラブ首長国連邦 (UAE)の首長国のひとつドバイ政府が、政府系の持株会社「ドバイ・ワールド」の債務返済を繰り延べることを要請すると発表したことが発端となり、世界的な株式相場の急落が起こったものです。
2008年(平成20年)9月に起こったリーマン・ショック以降の信用収縮により、ドバイ経済の減退が懸念されていましたが、債務を確実に返済する意向が表明されていました。しかし、アブダビの銀行からの資金調達が発表された約2時間後、突然この要請の発表があったために、投資家たちに大きな衝撃を与えました。
11月25日生まれの有名人・偉人
1835年 : アンドリュー・カーネギー
1835年(天保6年)11月25日に、アメリカの実業家アンドリュー・カーネギーが誕生しました。スコットランドで生まれたアンドリュー・カーネギーは、1848年(弘化5年)に両親と共にアメリカに移住。1870年代にはピッツバーグで「カーネギー鉄鋼会社」を創業しました。
「カーネギー鉄鋼会社」は1890年代には世界最大かつ最も高収益な会社となり、事業で得た富でニューヨークにあるコンサートホール「カーネギー・ホール」を建築。引退した従業員のために年金基金も創設しました。
1891年 : 米川正夫
1891年(明治24年)11月25日、日本のロシア文学者であり翻訳家の米川正夫が誕生しました。米川正夫は1909年(明治42年)に東京外国語学校(現在の東京外国語大学)のロシヤ語本科に入学。翌年には、級友の中村白葉らと一緒に雑誌『露西亜文学』を創刊し、この雑誌で翻訳を始めました。
1914年(大正3年)出版のドストエーフスキイ『白痴』をはじめ、『カラマーゾフの兄弟』や『悪霊』『未成年』を翻訳し、1935年(昭和10年)『罪と罰』でドストエーフスキイの後期5大長編をすべて訳了しました。
11月25日の星座・誕生花・誕生石・誕生色
11月25日の星座は「いて座」
11月25日の星座は「いて座」です。いて座には11月23日~12月21日生まれの人たちが当てはまります。
いて座の人は好奇心旺盛で行動力があり、楽観的でおおらかな性格とされています。スケールが大きく、夢や目標があると燃えるタイプで、前向きな気持ちを原動力にして結果を出せるとされます。その一方、つまらないと感じると飽きて投げ出してしまったり、ズバズバものを言い過ぎて人を傷付けてしまうこともあると言われています。
11月25日の誕生花は「ネリネ」「パンパスグラス」
11月25日の誕生花は「ネリネ」と「パンパスグラス」です。「ネリネ」は花弁に光が当たると金属の光沢のように輝くため、別名「ダイヤモンドリリー」と呼ばれています。「パンパスグラス」は、ススキに似たイネ科の多年草で、草丈が3mほどに生長します。
11月25日の誕生石は「ラピスラズリ」「トパーズ」
11月25日の誕生石は「ラピスラズリ」と「トパーズ」です。「ラピスラズリ」は「瑠璃」とも呼ばれ、古より宝飾品に使用されてきました。
11月25日の誕生色は「オフブラック」
11月25日の誕生色は「オフブラック」です。「オフブラック」は「オフホワイト」同様、他の何かの色が混ざったような曖昧な黒色。「他者から威厳と神秘の風貌に見られる人」という人柄の特徴があります。
オフブラック…「保守的」「きまぐれ」「厳粛」
まとめ
11月25日は「OLの日」「女性に対する暴力廃絶のための国際デー」「ハイビジョンの日」です。国内の出来事には「大阪讀賣新聞」の第一号創刊や、「三島事件」があります。海外での出来事や誕生花なども知っておくと、話題作りや贈り物にも役立つでしょう。
※その他の日付の記念日・出来事・雑学などはこちら:
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