「寒中見舞いの時期」はいつからいつまで?過ぎたらどうする?

「寒中見舞い」の時期はいつからいつまでなのでしょうか?時期を過ぎても送ってもよいのでしょうか?ここでは「寒中見舞いの時期」と、時期を過ぎた場合に送る「余寒見舞い」について説明します。あわせてビジネスや喪中など、シーン別の文例も紹介します。



「寒中見舞いの時期」はいつからいつまで?

寒中見舞いの時期は「寒の入り」から「立春」まで

寒中見舞いは二十四節気の小寒が始まる「寒の入り」から「立春」までの間に行います。寒の入りは毎年1月6日頃、立春は2月4日頃です。この頃が1年のうちで最も寒さの厳しい時期とされています。

ただし、正月の「松の内」があけてから寒中見舞いを送る習慣があります。松の内あけは関西など遅い地方では1月15日となるため、寒中見舞いは【1月15日~1月下旬までに投函する】と覚えておくと間違いがないでしょう。

喪中の事情などから年始のご挨拶を兼ねて出す場合は、寒の入り後すぐに出しても構いません。

寒中見舞いの贈り物をする場合も、寒中見舞いを送る時期にあわせて行います。

寒中見舞いとは寒中に相手を気遣う習慣

寒中見舞いとはもともと寒中に相手を気遣い、お見舞いの挨拶を出す季節の挨拶の習慣ですが、年賀状の返礼(出していない方から届いた場合)の代わりとしたり、喪中欠礼をいただいた方へ年賀の挨拶の代わりに送ったりすることもあります。

「寒中見舞いの時期」が過ぎたら?

「余寒見舞い」を出す

寒中見舞いの時期が終わる立春を過ぎてしまった時は、「余寒見舞い」を出します。余寒見舞いは立春を過ぎてから、一般的には2月下旬くらいまでに出しますが、寒い地方へ出す時は3月下旬くらいまでを目安に出すことができます。

立春を過ぎると暦の上では春とされ、「寒中見舞い」は出さないのが慣例ですので注意しましょう。

「寒中見舞い」のシーン別はがきの文例

「寒中見舞い」では「寒中お見舞い申し上げます」が挨拶の言葉となるため、「拝啓・敬具」などの頭語と結語は不要です。結びのことばのあとに改行して字を下げてから「一月二十日」のように日付を記入するのが一般的です。「寒中お見舞い申し上げます」は本文より大きめに書きます。

状況別のはがきの例文を紹介しますので参考にしてください。

ビジネスでも使える文例

一般的な文例

寒中お見舞い申し上げます
 寒さ厳しき折、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 日ごろより格別のご高配を賜り、心よりお礼申し上げます。
 今年はことのほか寒くなりましたが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
 厳しい寒さが続く時節柄、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
 まずは寒中お伺いまで。
  一月二十日

年賀状の返礼として送る文例

寒中お見舞い申し上げます
 寒さ厳しき折、皆様にはますますご健勝の由、何よりと存じます。
 新春のお祝詞をいただきながらご挨拶が遅れ、まことに申し訳ございません。
 本年も皆様のご要望にお応えできるよう業務に精励いたしますので、変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。
 時節柄、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
 寒中のお見舞いかたがたお詫びとご挨拶まで。

「喪中の人」に送る文例

寒中見舞い申し上げます
 貴家ご服喪中のことと存じ、年始のご挨拶はさしひかえさせていただきました。さぞおさびしくご越年のことと拝察いたしますが、どうぞお体を大切にとお祈りいたしております。
 寒さがゆるむまでもうしばらく、どうぞご自愛くださいませ。

「喪中の人に誤って年賀状を送ってしまった時」にお詫びを兼ねた文例

寒中お見舞い申し上げます
 このたびはご服喪中と存じませずに年始状を差し上げまして、誠に失礼いたしました。深くお詫び申し上げます。
 御尊父様の逝去を謹んでお悔やみ申し上げます。
 寒さ厳しき折、どうかご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
 まずはとり急ぎ書中にて、お詫びかたがた寒中お見舞いまで。

「自分が喪中の時に年賀状を頂いた時」の文例

寒中お見舞い申し上げます
 寒に入りましてから、いっそう寒さも厳しくなりましたが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
 昨年〇月に〇が永眠いたしましたため、年始のご挨拶を控えさせていただきました。ご通知が行き届かず、まことに申し訳ございません。
 遅ればせながら、本年もよろしくお願い申し上げます。
 寒さの折、お健やかにお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。
 まずはお礼とお詫びをかねまして寒中のお見舞いまで

「余寒見舞い」のはがきの文例

余寒お見舞い申し上げます
 暦の上ではもう春ですが、ことのほか寒さが続いております。〇〇様にはお変わりなくお過ごしのこととお喜び申し上げます。
 本格的な春までもうしばらく、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
 まずは余寒のお見舞いまで。

余寒お見い舞い申し上げます
 立春とは名ばかりの寒さですが、皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。
 御地に季節外れの大雪が降ったことを知り、ご案じ申し上げております。おかげさまで私どもは元気に過ごしておりますのでご安心くださいませ。
 時節柄、くれぐれもお体を大切にされますようお祈り申し上げます。
 まずは余寒のお伺いまで。

まとめ

「寒中見舞い」は寒の入りが過ぎ、さらに松の内も過ぎた1月中旬頃から、2月4日頃の立春の前までに届くように心掛けます。2月に入ってから出したい場合は「余寒見舞い」として、一般的には2月中までに出し、寒い地方であれは3月中位まで送ることができます。
喪中などの事情から、新年の挨拶の代わりに寒中見舞いを出す場合は1月7日の松の内があけてすぐに出しても構いません。

より詳しい「寒中見舞い」の文例を知りたい方は、以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。
「寒中見舞い」とは?ビジネスや喪中などシーン別文例も紹介

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趣味は読書とヨーロッパ旅行です。ドイツには5年余り滞在経験があります。某大学の人間科学部とデザイン学部を卒業。心が豊かになる知識の探索を人生の糧にしています。