「改修」の意味とは?類語「修繕」「改造」との違いや英語表現も

「改修」は、マンションなどの建物からシステムやプログラム、さらにはゲームに対しても使われます。この「改修」の意味について、詳しく紹介します。使い方や例文をはじめ、「修繕」「改造」との違いや英語表現にも言及しました。「改修」とその関連用語についてみていきましょう。

「改修」の意味や使い方とは

「改修」は建築物からシステムまで幅広く用いられる言葉です。まずはその一般的な意味から紹介していきましょう。

「改修」の意味は「修理すること」

「改修」は、道路や建物の「悪い部分を直すこと」という意味の言葉です。簡単に言うと「修理すること」を「改修」といい、悪い部分・傷んでいる部分などに手を加え、直すことを指します。

また、「元通りに修理する」ことに加え、さらに良くなるように手を加えるというニュアンスを含む表現として使われることもあります。

「改修工事」などとよく使う

「改修」は、「改修工事」という表現でよく目にする言葉です。たとえば、

  • 道路の改修工事のお知らせ
  • 耐震改修工事の日程について
  • 区民ホールの改修が行われる

という風な使い方が一般的です。道路や建物の工事に対して使われることが多いのがひとつめの特徴です。

プログラムの「改修」は「使いやすくすること」

一方で、「改修」は、システムやプログラミングの分野でも使用されます。

ITの分野で「改修」というと、「さらに使いやすくすることを目的とした作業」という意味になります。元々は「壊れている部分を直す」という意味がありますが、システムに関しては壊れていない場合でも「改修」という言葉を使う点がポイントです。

たとえば、

  • プログラムを改修する
  • システム改修について打ち合わせを行う

などということができます。なお、ITの分野では、「仕様の追加なども含めて手を加えること」の意味で使うこともあれば、「バグや不具合などを直す」という本来の意味に近い作業を指して「改修」とするなど、使用シーンで若干の差があります。

「改修」の類語と違い

「壊れている部分を直す」という意味の言葉は、「改修」以外にもたくさんあります。ここでは、「改修」との違いをおさえておきたい類語をいくつか紹介します。

「修繕」とは「破損箇所を直すこと」

「改修」と似た言葉に、「修繕」があります。「修繕」とは、「破損した箇所や傷んだ場所を直す」という意味の言葉です。

たとえば、マンションなど建物に対して「修繕」というと、経年劣化など何らかの原因で不具合が生じた箇所に対して、修理・取り換えなどの作業を行い、問題なく利用できる状態にすることを指します。わかりやすく言い換えると、「リフォーム」が「修繕」です。

一方、マンションの「改修」といった場合、「修繕」に加え、建物の機能をよくするよう改良を加えることというニュアンスが加わります。よく言う「リノベーション」が「改修」に当たります。

「改造」は「手を加えて作り変えること」

「改修」と似た字の言葉に「改造」があります。「改造」とは、「手を加えて作り変えること」を指す言葉です。

さらに良くするために手を加えて作り変えたり、機能を追加したりすることが「改造」で、現時点で不具合などの問題がない場合に使用します。修理を目的として少し作り変えるような場合は「改修」であり、「改造」とは言いません。

ただし、この「改造」をシステムの分野で使うと若干ニュアンスが変わってきます。システムやプログラムの「改造」とは、自分が都合のよいように操作したり、不正に書き換えたりすることを指す場合があるのです。ネガティブなニュアンスで使用されることもあるのが「改造」のポイントです。

「補修」は「補い修理すること」、「改修」は「作り直すこと」

「改修」と似た表現には、「補修」も挙げられます。「補修」とは、「傷んだ部分を補い、修理する」という意味です。たとえば、穴をふさぐ作業のように、壊さずに修理するのが「補修」に当たります。

一方、「改修」はというと、「悪い部分を作り直す」という意味があるように、「部分的に壊す」という作業を含む表現です。「新しく作り直す」という意味があり、「補う」というニュアンスの「補修」とは若干意味合いが異なります。

「改修」を英語にすると?

「改修」を英語で表現する場合にはどういった単語を使うのでしょう。「改修」の英訳を紹介します。

英語では「repair」や「improvement」を使う

「改修」は、英語では「repair」や「improvement」といった単語を用いて表現するのが一般的です。

「repair」には「修理する」という意味があり、「repair work(改修工事)」や「repair a building(ビルを改修する)」などといった使い方をします。「改修する」という動詞には「improve」もあり、「improve a road(道路を改修する)」という表現も可能です。また、「改修」の意味で「improvement(improveの名詞形)」を使うこともあります。

まとめ

「改修」には、「修理して作り直すこと」という意味があります。マンションやビルなどの建物に使う場合とシステムやプログラムなどITの分野で使用する場合では、若干意味に違いがあるのが特徴です。特に、システムの分野では、壊れていない場合でも、「さらに使いやすくする」という意味合いで「改修」ということはぜひとも覚えておきたいポイントです。