「宣戦布告」の意味とビジネスでの使い方!類語や英語表現も解説

「宣戦布告だ!」と言われるとただならぬ雰囲気を感じますが、「宣戦布告」の詳しい意味を知っていますか?最近では国際情勢を知らせるニュースのほか、映画や日常生活、恋愛など様々な場で見聞きするようになりました。「宣戦布告」の意味や使い方をはじめ、類語や英語表現まで幅広く解説します。



「宣戦布告」の意味とは

「宣戦布告」にはどのような意味があるのでしょう。まずはその意味から紹介します。

「宣戦布告」の意味は「戦争状態に入る意思を表明・宣言すること」

「宣戦布告」には、「戦争を始める宣言をすること」「戦争状態に入る意思を表明すること」という意味があります。

「宣戦」とは「戦争を宣言すること」という意味で、「布告」は「広く知らしめる」という意味の言葉です。「宣戦布告」は、相手国のほか、国内や近隣国に向けて「これから我が国が戦争を始めることを知らせる」という意味も含みます。

また、「宣戦布告」という場合の「戦争」とは、本来はいわゆる軍事力の行使を意味したという点もポイントです。

「宣戦布告」の使い方

「宣戦布告」という言葉は、どう使うのが正しのでしょう。本来の使い方から、ビジネスやスポーツ、恋愛まで、幅広い使用例を紹介します。

「宣戦布告」は敵意をむき出しにする場合に使用

「宣戦布告」は「宣戦布告をする」や「宣戦布告である」などという使い方をします。本来は、「戦争を始めることを宣言する」という意味ですが、最近では敵意をむき出しにした場合や、相手に対して「何か行動を起こすこと」を宣言する場合にも使われています。

たとえば、「A氏の批判的な態度は、明らかな宣戦布告だ」「宣戦布告ともいえる内容の書類が届いた」などといった表現も可能です。国家間の戦争ではないものの、何か争い事に発展しそうな出来事・状況を述べる際に使われます。

日本語表現では「正々堂々戦う」という意志表示にも使える

「宣戦布告」は揉め事や争い事に使われるだけではありません。たとえば、スポーツで「宣戦布告」というと、「正々堂々と戦うことを宣言する」「全力を発揮することを宣言する」というニュアンスでも使われます。「挑戦者となる○○は笑顔で宣戦布告した」というと、「全力で戦い、勝つことを宣言した」というニュアンスを含みます。

また、「今期のMVPは自分がもらうと後輩に宣戦布告を受けた」という風に、ビジネスでも何かを競う場合には使われることがあります。この場合は、「相手をライバルとして認める」「敵対視する」という意思表示のニュアンスも含みます。

このように、スポーツ、ビジネスともに、自らを鼓舞するような意味合いで使われるのも特徴です。

恋愛では「好きな人を奪う」という意味にも

恋愛でも「宣戦布告をする」という表現を使うことがあります。

たとえば、「ライバルに宣戦布告した」や「浮気相手からの宣戦布告を受けた」といった表現が可能です。この場合、「好きな人を巡って争うという姿勢を示した」「浮気相手から恋人を奪うという意思表示を受けた」というニュアンスになります。どちらかというと、譲らない・渡さないという強い意志を示す(示された)場合に使う表現です。

「宣戦布告」の類語

「宣戦布告」にはどのような類語があるのでしょう。似た意味の言葉を紹介します。

「宣戦布告」は「開戦宣言」「宣戦」が類語

「戦争を始めることを宣言する」という意味の「宣戦布告」の類語は、「宣戦」や「開戦宣言」が類語として挙げられます。「戦争を起こす」「戦いを始める」という表現も類似の意味です。

また、単に、「宣言する」「宣告する」という表現に言い換えられる場合もあります。

「宣戦布告」は「啖呵を切る」と言い換えられる場合も

「喧嘩を売る」「喧嘩を仕掛ける」もまた、「宣戦布告」の類語といえるでしょう。また、それに近い表現で「啖呵を切る」も類語として挙げられます。

「啖呵を切る(たんかをきる)」には、「勢いよくまくしたてる」「歯切れのよい、鋭い言葉でまくしたてる」という意味があります。ただし、「喧嘩を売る」のように、必ずしも相手を攻撃するとは限らないのがポイントです。

「宣戦布告」を英語にすると?

「宣戦布告」を英語で表現したい場合に使えるフレーズを紹介します。

英語で「宣戦布告」は「a declaration of war」と訳す

「宣戦布告」を英訳すると、「a declaration of war」となります。「declaration」とは、「宣言」という意味の単語です。同じく、「宣言」という意味の「proclamation」を使って、「a proclamation of war」としても、「宣戦布告」という意味となります。

「宣戦布告する」と言う場合には、「declare hostilities(hostility:敵意)」や「make war」という表現を使います。

まとめ

「宣戦布告」は本来、「戦争を始めることを宣言する」という意味の言葉ですが、最近では、ビジネスから恋愛まで幅広く使われています。スポーツやビジネスでは、競争心をあおるような表現として使われたり、恋のライバルを敵視するニュアンスで使用されたりするのが特徴です。身近に使える言葉ですので、ぜひ参考にしてみてください。