「コネクション」の意味とは?使い方や類語を例文で解説

「コネクションがある」や「コネを使う」という表現を耳にすることがありますが、本記事では、この「コネクション」について詳しく解説します。一般的なビジネス用語としての「コネクション」だけでなく、「コネクションエラー」や「コネクションプール」といった通信関連用語のほか、「コネクション」の類語まで例文を交えながら幅広く紹介します。

「コネクション」とは

「コネクション」の意味は「関係」「つながり」

「コネクション」は「関係」「つながり」という意味のカタカナ語です。単なる「つながり」だけでなく、ビジネスシーンでは「物事がうまく運ぶのに役立つほど間柄」「親しい関係」の意味で使われることの多い単語です。

また、通信の分野では、「通信機器やソフトウェアの間に確率された、仮想的な専用通信路」を意味します。たとえば、通信機器がやり取りできる状態にあることは、「コネクションの確立」と表現されます。

英語「connection」に由来するカタカナ語

カタカナ語として使われている「コネクション」は、英単語「connection」に由来します。「connection」は、「連結(すること)・結合・接続」などの意味があるほか、「関係・関連・間柄」といった意味も持つ単語です。

「コネクション」の使い方と例文

「コネクションがある」「利用する」という使い方が一般的

「コネクション」は、「コネクションがある」や「コネクションを利用する」といった表現が一般的です。「こちらの利益になるようなつながりがある」「つながり(間柄)を利用して、便宜をはかってもらう」といったニュアンスで使用されます。「コネクションがない」という表現も可能です。

例文
あの社長とはコネクションがあるから、連絡してみるよ
父のコネクションを利用して就職する
便宜をはかろうにも、私には何のコネクションもない

「コネがある」という表現もよく使う

「コネクション」は、しばしば「コネ」という略語として用いられます。使い方は「コネクション」と同様で、「コネがある」「コネを利用する」「コネ入社」などと使います。特に、「有益な効果を得られる相手がいる」「何らかの利益をもたらしてくれるような関係性を利用する」と、権力者や組織の上層部などとのつながりを意味する場合に話し言葉としてよく使われる表現です。

「コネ」と略すことで、狡猾さが垣間見える表現ともなるため、ビジネスシーンでは「コネクション」を使った方がベターです。

「コネクションを作る」はつながりを作ること

「コネクションを作る」と使うと、「人とのつながりを作る」という意味になります。横とのつながりだけでなく、縦のつながりなど幅広く使える表現です。

例文
同業者と交流できるセミナー参加は、コネクションを作るいい機会だ
若いうちにコネクションを作っておくと、今後のビジネスシーンで役に立つことがある

「コネクションエラー」は通信経路のエラーのこと

「コネクション」はIT・通信の分野でもよく使用されます。たとえば、「コネクションエラー」は相手との通信経路にエラーが生じた状態のことです。「コネクションエラー」では、どの通信経路にエラーが生じているのかが表示されるのが一般的です。

「コネクションプール」も通信用語のひとつ

「コネクションプール(コネクションプーリング)」とは、一度通信した相手との状態をキープし、継続して使えるようにしておく手法のことです。通信したい相手と、接続・切断を繰り返していると時間がかかるため、「コネクションプール」の手法がとられます。

「コネクションロッド」は車体の部品の名称

「コネクションロッド」は、車体とパーツをつなぐ部品の一種で、パーツを取り付ける際に補強のために使われる部品です。「車体とパーツをつなぐ」ことから、連結・結合の意味を持つ「コネクション」が使われています。

「コネクション」の類語

「コネクション」の類語は「つながり」「縁故」

「コネクション」と似た意味の言葉は、「つながり」や「縁故」が挙げられます。「縁故(えんこ)」とは、「血縁などによるつながり」のほか「人と人の特別な関わり合い」という意味の言葉です。たとえば、「縁故採用」というといわゆる「コネ採用(コネクションを利用した就職・採用)」を意味します。

また、同じカタカナ語で「関係性」などの意味を持つ単語「リレーション」も類語のひとつと言えるでしょう。人と人、モノとモノの関係性・つながりを指す場合に使用することができます。

「コネクションがある」は「パイプがある」とも

「コネクションがある」という表現は、「パイプがある」とも言い換えることができます。「A社にはパイプがある」というと、「A社について、誰かに橋渡しができる」という意味です。

「コネクションがある」という場合、「自分とつながりがある」という意味ですが、「パイプがある」は「つながりを持つための手立てがある」という意味に過ぎません。そのため、自分自身がつながりがなくても、「Aとつながっている人を知っている」という場合は「Aにパイプがある」という表現を使うことは可能です。「直接的なかかわりがあるかどうか」が「コネクション」と「パイプ」の大きな違いです。

「ツテがある」の「ツテ」は「コネ」とは違う

「コネクションがある」と似たニュアンスの表現に、「ツテがある」という言い回しがあります。「ツテがある」とは、「深い関係を持っていること」「(組織などの内部に)協力してくれる人がいること」を意味します。

この「ツテ」は漢字で「伝手」あるいは「伝」と書き、「頼りにできそうな人・人脈」という意味の言葉ですが、本来、「元々あるものを伝う・たどることで生まれる人脈・縁故」という意味があります。そのため、「コネクションを作る」のように、「ツテを作る」という表現で使うことはできません。

IT用語としての「コネクション」と「セッション」は違う

「コネクション」は通信の分野では、「通信経路」と訳されます。これに対し、「セッション」とは、通信の開始から終了までの期間(時間)を指します。

たとえば、会員サイトにログインした後ログアウトするまでが「セッション」です。「セッション」を開始した後に行う様々な情報のやり取りが「コネクション」に該当するため、両者の意味は全く異なります。

まとめ

「コネクション」は「つながり・関係」を意味するカタカナ語で、「親しい関係」「物事をうまく運ばせるのに役立つ間柄」を意味する言葉として用いられます。会話表現としてよく使う「コネがある」の「コネ」は「コネクション」の略語です。他にも、通信の分野では「通信経路」の意味で使われています。様々な分野で登場する言葉なので、ぜひ使い方を覚えておきましょう。