「クオリティ」の意味とは?詳しい使い方・類語を例文で解説

「クオリティを上げる」「クオリティの高い人」などと使う「クオリティ」という言葉の詳しい意味とその使い方について、例文を交えながら解説します。また、「クオリティ」の高い・低いの事例や「クオリティオブライフ」など関連用語、類語も紹介します。

「クオリティ」とは

「クオリティ(クオリティー)」は「品質」の意味

「クオリティ」とは、「品質」の意味で使われるカタカナ語です。商品や資料などの物だけでなく、サービスなどあらゆるものの「品質(質)」を意味する言葉です。「質が良いこと」「上質」の意味で使用されることもあります。

カタカナ語「クオリティ」は英語「quality」に由来

カタカナ語として使用される「クオリティ」は英単語「quality」に由来します。英語の「quality」には単なる「品質」という意味の他、「上質」「高級」の意味があります。また、「本質」「性質」「素養」などといった意味での使用も可能です。

カタカナ語としては、「クオリティ」という表記が一般的ですが、「クオリティー」や「クォリティ」といった表記をすることもあります。これは、英単語の読みをカタカナにする際に生じたずれで、どの表記も間違いではなく、また意味にも違いはありません。

「クオリティ」の使い方と例文

「クオリティ」は「高い」「低い」と表現する

「クオリティ」は「高い」「低い」という表現とともによく用いられます。「クオリティが高い」というと、「質がよい・上出来」という意味になり、いわゆる「ハイクオリティ」も同様の意味です。一方、「クオリティが低い」というと「質が悪い・雑」といったニュアンスになります。

例文
彼の資料はクオリティが高い
クオリティの低い仕事は信用にも関わる
あの映画はクオリティが低いと散々な評価だ

また、お店のサービスなどに対して、「クオリティが高い」というと、きめ細やかな対応・気持ちのいい対応を意味します。しかし、「サービスのクオリティが低い」というと、無愛想な定員や大雑把な対応など顧客に不満を与えるようなサービスを意味する表現です。

「クオリティの高い人」はいわゆる「デキる人」

「クオリティの高い人」という表現は、仕事の質はもちろん、スピードや対応力など様々な面で能力が高い人に対して使われます。「彼は仕事がデキる男だ」という場合の「デキる」の意味にとらえるとわかりやすいでしょう。

例文
クオリティの高い人と一緒に仕事をすると、自分のモチベーションも上がる
クオリティの高い人と言えば、営業トップの佐藤のことだ

ビジネスでは、顧客や上司の要望に沿うアウトプットが求められます。「クオリティの高い人」は、要求を的確に把握し、確実にアウトプットをする人ともいうことができます。

「クオリティを上げる」は「質を上げること」を表す

ビジネスシーンでは、「クオリティを上げる」という表現もよく見聞きします。「クオリティを上げる」とは、「今の状態よりも質を高める」ことを意味します。一方で、「クオリティを下げる」というと、「質が落ちる」ことを指す表現です。

例文
コンペで勝つにはもっとクオリティを上げる必要がある
クオリティを上げろと言われても、どうすればいいのかわからない
クオリティを下げずに納期だけをはやめるのは難しい

「〇〇クオリティ」は否定的なニュアンスにも

「クオリティ」は「〇〇クオリティ」と名詞と組み合わせて使うことで、「〇〇だからこそできる高い品質」という意味なります。たとえば「ジャパンクオリティ」というと、「日本ならではの高品質」といったニュアンスです。

しかし、「〇〇クオリティ」という表現は、「〇〇の商品品質は、所詮この程度のものだ」という蔑視的なニュアンスとしても使われます。たとえば、仕事に不慣れな新人スタッフに対し、仕事が遅いことを揶揄する表現として「さすが新人クオリティ、まだ終わってないの?」と嫌味なニュアンスで使用されることもあるのです。

「クオリティオブライフ」は「人生の幸福度」をめぐる概念

「クオリティオブライフ(Quality Of Life、QOL)は、「人間らしい生活を送れているか」「自分らしさを失わずに生活できているか」「自分の人生に幸せを感じているか」など、人生の幸福度をめぐる概念として使用される言葉です。「クオリティオブライフ」における「幸せ」とは、心身共に健康であることはもちろん、住環境や人間関係、仕事のやりがい・十分な教育・レジャーなど幅広い観点から判断されます。

また、医療分野でも「クオリティオブライフ」は重視されていて、治療を進める中で人としての尊厳を失わずに生活できるようにすることを「QOLを維持する」などと表現します。一方で、強い副作用などで自分らしい生活が困難になる状況を「QOLが低下する」と表現します。

「クオリティファースト」は「品質第一」

「クオリティファースト」とは、「品質第一」「品質主義」と訳されます。企業が製品を作る上では、製作費・開発費・人件費など様々な費用が掛かるものです。そうした経費を重視質を落するために「品質」を落とすのではなく、「その品質を第一に考える・優先する」という企業の姿勢・方針などを表す際に用いられます。

「クオリティスタート」は野球用語

野球で「クオリティスタート」というと、「良好な先発」という意味になります。先発の投手が6イニング以上を投げると同時に、自責点を3点以下に抑えた場合に、その投手の成績を評価する意味合いで「クオリティファースト」と記録されます。

「クオリティ」の類語

「クオリティ」の類語は「品質」「性質」「特性」

「クオリティ」の類語は、その意味としても紹介した「品質」や「性質」「特性」といった単語が挙げられます。「性質」は、「そのものに本来備わっている特徴」という意味があります。「特性」とは、「その物だけが持つ性質・特有の優れた性質」といった意味です。

たとえば、「クオリティの高い製品」は「品質の高い製品」「優れた特性を持つ製品」などと言い換えることができます。「クオリティの高い人」は、「素質」を使って「優れた素質を持つ人」と言い換えることができるでしょう。

まとめ

「クオリティ」は「品質」という意味のカタカナ語で、ビジネスシーンでは「クオリティが高い(低い)」や「クオリティを上げる(下げる)」といった表現で一般的です。ものやサービスに使うことはもちろん、「クオリティの高い人」という表現で「仕事がデキる人」のように褒め言葉として使うことも可能です。ビジネスシーンでは定番ともいえるカタカナ語ですので、意味・使い方を抑えておくと便利です。