「中途採用」とは?面接でのポイント・履歴書の書き方も解説

「中途採用」とは職業経験者を企業が採用することですが、最近では職業経験がない人も採用されていることをご存じでしょうか。今回は「中途採用」の意味と中途採用者について、中途採用の募集の時期や履歴書の書き方、面接のポイントなどの転職のスキルに加えて、外国人の中途採用とその注意点に英語表現も解説します。



「中途採用」の意味とは

「中途採用」とは「職業経験者を正社員として採用」という意味

「中途採用」とは、「職業経験のある人材を正社員として企業が採用すること」です。終身雇用を前提とすると、定年になる前の途中で採用されることから「中途採用」と名付けられました。

中途採用は、企業の欠員の補充または業務が増えたための人材不足から、人材を補強する目的で実施されます。

中途採用者には「実務経験者」と「第二新卒」がある

中途採用として採用される人には「実務経験者」で実務面での経験者で、企業は即戦力として期待される人材です。

また「第二新卒」と呼ばれる中途採用者とは、大学を卒業後、一度就職し実務経験が1年半~3年以内の25歳前後の求職者のことです。最近では、大卒で25歳前後ですが、職業経験がない求職者も含まれます。第二新卒は社会人としてのマナーがすでにあるため、新卒者ほどに教育費用や時間をかけないで済むという利点があります。

中途採用増加は終身雇用の価値観の変化と関係する

かつては終身雇用に対して美徳ともとれる価値観がありましたが、現在は特に若年層での企業への帰属意識の低下により終身雇用制に対する考え方に変化が見られます。

人材不足の補強という面だけでなく、企業の経営戦略に合わせた即戦力のある社員を求めて中途採用を募集する企業が増えています。

中途採用の面接のポイントと履歴書の書き方

中途採用の面接でよく聞かれる質問と回答の仕方

面接は、企業や職種によって多少の違いがありますが大まかな流れは同じで、主に次のようなことが聞かれます。

  • 現在の仕事の状況
  • 転職理由
  • 企業を選んだ理由と職種の志望動機
  • 採用条件の確認

面接での受け答えのポイントは、冷静な分析をできるだけ具体的な例を交えて伝えて、印象としてポジティブな回答にまとめることです。

企業を選んだ理由など、ありきたりな理由を答えるのではなく、その企業をどのように捉えて、特にどういったことで評価しているなどのように具体的に答えます。

面接官も、新卒採用時よりもより深く「自分の会社に適性があるか」を判断しているため、「なぜ志望したのか」の理由や判断基準を面接時にきちんと伝えられるよう、自分自身でしっかりともちましょう。

「在職中」の履歴書の書き方とポイント

中途採用の募集に提出する履歴書の書き方のポイントは、在職中ならば、職歴の欄の在職中の自社名の後に「在職中」または「現在に至る」と書き添えます。もしも退職予定日が分かっている場合には、続けてカッコ書きで退職予定日も明記します。

学歴・職歴
201710株式会社○○入社
在職中(○○年○○月○○日 退職予定)
                     以上

職歴が多く履歴書の職歴欄に書ききれない場合は、別紙でA4サイズの用紙に一枚程度に「職務経歴書」としてまとめます。まとめ方には、単なるメンバーからリーダーへとキャリアアップするにしたがってまとめる「キャリア形式」と、時系列に沿った「編年体形式」があります。

職務経歴書の書き方は下記のリンクで詳しく解説してありますので、ご参照ください。

「職務経歴書」のフォーマットとは?書き方とテンプレートも紹介

中途採用の応募でおさえておくべきポイントとは?

中途採用者の給与が高いとは限らない

中途採用者の給与は、これから就職する企業の評価基準に合わせるか、中途採用者の前職の給与と比較して当人の要望に合わせて判断されます。ただし、企業としては、採用者の成果を考慮しつつ他の正社員と比べて高すぎないように給与額を決めるため、転職しても給与が上がるとは限りません。

企業と中途採用者との間で後々のトラブルを避けるために、企業は給与に関して面接でヒアリングを行い、内定通知で給与金額も通達し最終決定するというように段階を踏んで交渉することをおすすめします。 

中途採用募集は1月、6月、9月に活発になる

中途採用の募集は企業によって通年行われていますが、特に活発となるのが1月~2月、6月、そして9月~10月にかけてです。年初めの募集は新年度が始まる前の人員補強のタイミングであり、他の活性化する期間は新規プロジェクトなどが始まるのに合わせたタイミングと言えます。

新卒採用が年度初めであるのに対して、中途採用は通年あるだけではなく、一年のうち数回、募集が活発となるタイミングがありますので、転職のための就職活動は在職中でも行うことができます。

外国人の中途採用の現状とは

外国人の中途採用は増加している

外国人の中途採用による正社員雇用は増加傾向にあり、主にIT関連、製造業において採用数が増えています。国籍を問わず優秀な人材を採用したい、人材不足の解消をしたいというのが、主な企業側の理由です。

問題は語学とコミュニケーション能力

外国人の中途採用で企業が懸念することは、採用者の日本語能力とコミュニケーション能力です。

日本語能力が十分でなくコミュニケーションが取れないとなれば、業務に差し障りが出ます。コミュニケーションに関しては、文化や価値観の違いでトラブルが起こることもあります。

外国人を中途採用する場合は、現社員と中途採用される外国人がスムースにコミュニケーションがとれる環境づくりが大切でしょう。

「中途採用」の英語表現

「中途採用」は英語で「mid-career recruitment

「中間の」という意味の「mid」、「経歴」の「career」、「新人または人員の補充」の「recruitment」を合わせて「mid-career recruitment」となり「中途採用」という意味です。

recruitment」の代わりに「雇用」を意味する「employment」が使われることもあります。

「中途採用」を使った英語例文

  • “The mid-career recruitment will become active.”
    「中途採用市場が活性化するだろう」
  • “There are a lot of mid-career recruits in this company.”
    「この会社は中途採用者が多い」

まとめ

「中途採用」とは「職業経験者を企業が採用すること」という意味でしたが、中途採用者は職業経験者や第二新卒、更には職務経験のない大学を卒業してから数年経った25歳前後の若者も対象になってきています。