「オポチュニティ」とは?意味と使い方・関連用語を例文で解説

「オポチュニティロス」「オポチュニティコスト」などに使われる「オポチュニティ」には、どういった意味があるのでしょう。カタカナ語「オポチュニティ」の詳しい意味とビジネスシーンでの使い方について例文を交えながら解説します。似た意味のカタカナ語「チャンス」との違いや「オポチュニティ」を使った関連用語についても紹介します。



「オポチュニティ」とは

「オポチュニティ」の意味は「機会」「好機」

「オポチュニティ」とは、「機会」「好機」という意味のカタカナ語です。特に、ビジネス用語としては、営業・取引の「機会」を意味する言葉として使用されます。

また、「オポチュニティ」はアメリカの火星探査機の名称としても使われた単語です。「オポチュニティ」は2003年に打ち上げられ、2004年に火星に着陸、火星の地質学的分析を行ったことで知られています。当初計算されていた耐用期間をはるかに超えて稼働したことでも有名で、2019年にその運用は終了しています。

「オポチュニティ」の英語スペルは「opportunity」

「オポチュニティ」は英語に由来するカタカナ語ですが、英語では「opportunity」と綴ります。英単語の「opportunity」には、「有利な条件・よい機会・好機」などの意味があります。

英単語の発音から、「オポチュニティ」だけでなく「オポチュニティー」の表記でも使用可能です。

「オポチュニティ」の使い方と例文

「オポチュニティ」は「勝ち取った好機」の意味で使われる

「オポチュニティ」は、「営業の機会」や「取引の機会」について話題にする際によく用いられます。特に、「自らが動いて勝ち取った機会」「努力を重ねてつかみ取った好機」の意味で使用されるのが特徴です。

例文
ビジネスでは、自ら動いてオポチュニティをつかみに行くことが大切だ
努力してつかんだオポチュニティだから、この機会は逃せない

「オポチュニティ」と「チャンス」は状況で使い分ける

「機会」「好機」という意味の「オポチュニティ」は、同じカタカナ語では「チャンス」と言い換えることができます。「チャンス」は日常会話でも広く定着しているカタカナ語ですが、「オポチュニティ」と「チャンス」では厳密にはニュアンスが異なります。

「チャンス」は、「神様から与えられた好機」「運よく舞い込んだ機会」というニュアンスが強いのが特徴です。「自分では想像もしなかったような機会」や天候など不確かな事柄については、「チャンス」を使うのが通例です。

これに対し「オポチュニティ」は偶然性が低いのが特徴として挙げられます。先にも触れたように、目的や願望があって、それに対し努力を重ねていた中での「機会」の意味で使われることが多いのが特徴です。新規取引先開拓のために何度もコンタクトを取り、「やっと提案の機会がもらえた!」というのはまさに「オポチュニティ」と言えるでしょう。

「オポチュニティ」を使った言葉

「オポチュニティロス」は「機会損失」のこと

「オポチュニティロス」とは、「何らかの行動・意思決定を起こさなかったことによる損失」のことで、「機会損失」とも呼ばれます。たとえば、赤字の原因が不適切な発注にあることを知っていたのにもかかわらず、何の対策も取らなかった場合、当然ながら損失が発生します。このような損失が「オポチュニティロス(機会損失)」です。

「オポチュニティコスト」は得られなかった利益のこと

「オポチュニティコスト」とは、「ある選択肢を選んだ結果、実際には手にすることができなかった利益」を指します。言い換えると、「ほかの選択肢を選んでいれば得ることができた利益」のことで、最善の選択ができなかったために生じた損失でもあります。

たとえば、「銀行に預金した場合には1万円の利子しかつかないが、投資資金とした場合には10万円の利益が得られた」という場合、9万円の「オポチュニティコスト」が発生したことになります。

「オポチュニティロス」と「オポチュニティコスト」は非常に似ていますが、「損失」と「失われた利益」は厳密には異なります。「オポチュニティロス」は「損失」でしかありませんが、「オポチュニティコスト」は選択肢によって差が生じているものの利益としてはプラスの状態です。

「オポチュニティアセスメント」はビジネス機会の分析

「アセスメント」とは、「客観的評価」「査定」のことで、「オポチュニティアセスメント」と使うことで「ビジネスの機会を分析する」という意味になります。たとえば、新サービスの展開に当たっての市場調査や新規店舗出店時の地域調査などが「オポチュニティアセスメント」の代表例です。

「オポチュニティレポート」は顧客の要望をまとめたもの

「オポチュニティレポート」とは、「顧客の要望をまとめた報告資料」のことです。たとえば、顧客の要望など商談結果をまとめた資料を「オポチュニティレポート」と呼びます。「オポチュニティレポート」は、ほかの顧客への提案のヒントにしたり、新しいビジネスを考案したりする際に参考にされます。

「オポチュニティファンド」は「私募ファンド」を意味する

「オポチュニティファンド」は「私募ファンド」のことで、市場平均以上の実績を目的としたファンドです。不特定多数を対象とした「公募ファンド」とは異なり、私的な募集によって投資家から資金を集めるのが「私募ファンド」と呼ばれます。50人未満の投資家を対象とするのが特徴で、そのほとんどが専門的知識を備えた投資家を対象としています。

「キャリアオポチュニティ」は経験を積む機会

人事の分野では「キャリアオポチュニティ」という言葉が使用されることがあります。これは、「仕事で経験を積む機会」という意味で、人材育成にとっても重要なことととらえられています。たとえば、「セミナーよりも実務研修の方がキャリアオポチュニティを創出できる」などといった使い方が可能です。

「オポチュニティギャップ」はなりたい自分との差

「オポチュニティギャップ」もまた、人事に関連する用語のひとつで、現在の自分の姿と将来なりたいと思い描く姿とのギャップを意味する言葉です。「オポチュニティギャップ」を抱えることは、若い世代ほど珍しいことではないと言えるでしょう。

まとめ

「オポチュニティ」は「機会」「好機」などの意味を持つカタカナ語です。似た意味のカタカナ語には「チャンス」が挙げられますが、「オポチュニティ」は偶然舞い込んだ機会ではなく、「自らがつかんだ機会」というニュアンスがあるのが特徴です。金融・投資の分野をはじめ、「オポチュニティ」を使った単語は多数使用されています。