「トピックス」の意味とは?使い方や例文・株価指数の捉え方も解説

日々のニュースでもよく耳にするカタカナ語「トピックス」は、英語「topic」が定着したカタカナ語(topics)としての意味と、株価指数(TOPIX)としての2種類の意味を持つ単語です。このカタカナ語「トピックス」の意味を日常会話から株価まで幅広く解説します。また、株価指数「トピックス」と「日経平均」との銘柄数などの違いについても触れています。

「トピックス」の意味とは?

「トピックス」は本来「出来事」「話題」の意味

「トピックス」というカタカナ語は、「出来事」や「話題」という意味で用いられます。「主題」「論題」や「時事問題」といったニュアンスで使用されることもあり、文脈において様々な意味になるのが特徴です。また、ホームページの項目のひとつとして「トピックス」を設定し、「話題の事柄」のニュアンスで使う例もよく目にします。

例文

・ホームページの「最新トピックス」を更新する
・日本チームの大躍進によってスポーツトピックスがにぎわっている

また、情報番組などでは、「本日のトピックスです」として、話題の事柄を紹介することもあります。

英語は「topic」、「トピックス」は複数形

「出来事」「題目」という意味で使われるカタカナ語「トピックス」は、英語「topic」の複数形です。そのため、「題目」が複数ある場合に「トピックス」と使うのが正しい使い方です。題目がひとつしかない場合は、「トピック」と表現します。

たとえば、ホームぺージで複数記事を紹介する項目として「トピックス」を設けるのは正しいですが、紹介する記事がひとつしかないのに「本日のトピックスはこちらです」とアナウンスするのは誤りです。

「トピックス」の類語とは?

「トピックス」の類語は「題目」

「トピックス」の類語には、「題目」が挙げられます。「題目」とは、「書籍や文章の題名」あるいは「題名や内容を短縮したもの」といった意味があります。やや改まった場でも使える表現です。

「テーマ」も「トピックス」の類語

「トピックス」と同じカタカナ語では、「テーマ」も類語に該当します。「テーマ」とは「主題」のことで、「行動や創作などの基調となる考え」という意味の単語です。ただし、「トピックス」と「テーマ」は厳密には違いがあり、「トピックス」には「考え」という意味は含まれないのが特徴です。「トピックス」は、単に「出来事」「話題」を意味する点で異なります。

株価指数「トピックス(TOPIX)」とは

ニュースで使われる「トピックス」は代表的な株価指数のひとつ

「トピックス」という言葉には「話題」「出来事」という意味とは別に「株価」に関する意味も持ちます。それが、「TOPIX(トピックス)」です。

「TOPIX」は、「Tokyo Stock Price Index」の略語であり、東証株価指数のうち、一部上場の全銘柄を対象とする総合指数のことです。この「TOPIX」については次で詳しく解説します。

「トピックス」は市場の景気を図るためのもの

株価指数「トピックス」は、東京証券取引所が公表している株式指数のひとつで、市場の景気を測る指標として用いられています。東証一部における浮動株全体の合計時価総額の成長度を表したものが「トピックス」です。

「トピックス」の対象銘柄数は約2000

「トピックス」の算定対象となる銘柄は、「東証一部の浮動株全体」となるため、合計で約2000銘柄と規模が大きいのが特徴です。「現在の時価総額」が基準年(1968年1月4日)と比べ、何倍かを計算し、指標として用いています。

「トピックス組み入れ」で株価上昇に期待

「トピックス」として計算される銘柄に加わることを「トピックス組み入れ」と言います。「トピックス組み入れ」のタイミングは、直接新規上場・東証二部など一部指定された銘柄・新規上場して東証一部に指定された銘柄など、銘柄のタイプによって異なりますが、「トピックス」新しく加わった銘柄は、インデックスファンドの運用に組み入れられるため、株価上昇の期待が高まるとされています。

「トピックス・コア30」は時価総額・流動性の高い銘柄

「トピックス」の中でも、特に時価総額が高く、流動性も高いと評価された銘柄で構成されるのが「トピックス・コア30」です。この「トピックス・コア30」の指数は、日本を代表するほどの大型株の動向を知る手掛かりとなります。より正しい市場の実勢を測るためにも、「トピックス・コア30」の銘柄は、年に一度、その銘柄の見直しが行われます。

「トピックス(TOPIX)」と「日経平均」の違い

「日経平均株価」は取引が活発な225銘柄の平均値

「トピックス」とともによく見聞きするのが「日経平均株価」という言葉です。「日経平均株価」とは、東証一部での取引が活発で流動性の高い「225銘柄」を対象とした株価の平均値を使用したもので、「東証一部」全体の平均ではありません。

また、平均値をそのまま利用するのではなく、修正を加えて指数とする、というのも「日経平均株価」の特徴です。なお、「日経平均株価」は、日本経済新聞社が独自の基準で選んだ企業を対象として、発表しています。

一方の「トピックス」は、浮動株(幅広く流通し、常に売買されている株式)の時価総額の合計を対象としたもので、基準値をもとに比較・修正をして出されたものです。つまり、「トピックス」と「日経平均株価」はその対象銘柄も計算方法もともに異なります。

「トピックス」は時価総額の影響を受けやすい

「トピックス」の特徴は、時価総額の影響を受けやすいことです。「トピックス」の対象となる銘柄は非常に多いので、少数の企業が値動きしても大きな影響は懸念されません。一方で、時価総額の大きい、いわゆる「大企業」の影響は出やすいとされています。株価ではなく、時価総額が影響するのが「トピックス」の大きな特徴です。

「日経平均株価」は景気変動の影響を受けやすい

一方、「日経平均株価」はというと、対象銘柄に限りがあり、株価が高い企業の影響を受けやすいのが特徴です。また、「日経平均株価」は景気変動の影響を受けやすいのも特徴とされています。

「日経平均株価」と「トピックス」はその両方の動向を追うことで、景気や株価の過熱度を知る指標とすることができるでしょう。

まとめ

「トピックス」は、英語「topic」の複数形として、「話題」「題目」を意味するカタカナ語です。ホームページで「話題」としたい事柄をまとめて「トピックス」として記載しているのをよく目にします。一方で、ニュースでは株価指数としての「トピックス(TOPIX)」が日々報道されています。ビジネスではどちらの表現も用いられるため、ふたつの意味を抑えておくことが大切です。