「フラグ」の意味とは?「フラグ回収」など使い方や例文を解説

「フラグが立った」や「〇〇フラグ」など、若い人をはじめ日常会話でよく聞かれる「フラグ」とは、どのような意味なのでしょう。英語「flag(旗)」とは異なる意味で使用される「フラグ」について、わかりやすく解説します。また、「フラグ回収」「フラグを立てる」など具体的な使い方や、ビジネスシーン・ビジネスメールで用いられる「フラグ」の意味も例文を挙げて紹介します。



「フラグ」とは

「フラグ」の意味は「伏線」「予測」

会話で用いられる「フラグ」というカタカナ語は、主に「伏線」「予測」の意味になります。ゲームの展開について、エンディングに至るまでに定められた、あらゆる条件のことを「フラグ」と呼んだのがはじまりです。今ではインターネット掲示板からアニメ・漫画などのストーリー展開を話題にする際、さらには日常のあらゆるシーンでも幅広く用いられます。

「フラグ」はプログラミング用語に由来

「フラグ」は元をたどると、プログラミング用語でした。コンピュータ用語としての「フラグ」は、「設定した条件の成立を決める変数」を意味します。「特定の動作をさせる条件付け」あるいは「特定の動作の発生条件が確定したこと」を意味する言葉です。この「条件の成立を決める変数」を記録することを「フラグを立てる」と言います。

先述した「ゲームのエンディングに至るための条件」という意味は、このコンピュータ用語としての「特定の動作をさせる条件」という意味に由来するものです。

「フラグ」の使い方と例文

「フラグ回収」は「伏線が回収されること」

「フラグ回収」とは、これまでのストーリー展開における「伏線が回収される」ことを意味します。また、当初の予測通りにストーリーが展開する意味でも使用される表現です。

例文

*事件は解決したけど、途中のフラグが回収されていないのですっきりしない
*幼馴染みの恋愛フラグだとわかってはいたけど、フラグ回収されて本当によかった

「フラグを立てる」は「(~するための)条件がそろう」こと

本来、プログラミング用語としての「フラグを立てる」は、「(ゲームの)分岐となる条件を記録する」という意味でしたが、会話表現としては「(~するための)条件がそろう」という意味で使用されます。たとえば、「次に進むための条件がそろうこと」「物事をクリアするための条件を達成したこと」を指して「フラグを立てる」あるいは「フラグが立つ」といった言い方をします。

例文

*このストーリーをクリアするには、最初にフラグを立てる必要がある
*フラグを立てるにはまず村人に話しかけなければならない

「フラグが立つ(立った)」「〇〇フラグ」は若者言葉・スラング

「フラグ」を使った表現でもっともよく耳にするのが「フラグが立った」や「〇〇フラグ」という表現です。これもまた「条件がそろった」あるいは「条件がそろい、〇〇するのが確実である」という意味で使われています。

例文

*今日飲み会なのに、仕事が終わらない…残業フラグかも(残業の条件がそろった・残業は確実だ)
*「こないだ飲み会で一緒だった女の子からメッセージが来た!」「恋愛フラグ来たんじゃない?(恋愛に発展すること間違いなし)」
*部長の機嫌が悪い日に限って営業会議だ。完全に死亡フラグ(会議では部長に詰められるに違いない)

よく耳にする「死亡フラグ」は、「死ぬことが予想される」「死にそう」といった意訳ができます。といっても、本当に死を想定しているわけではなく、「仕事に忙殺されそう」「とんでもないミスをしたので消え入りたい」などという場合に使用される表現です。

また、ドラマなどで見かけるようなお決まりの展開やスポーツの勝ちパターン(負けパターン)に対し、「フラグが立った」ということがあります。

例文

「新人君、無断欠勤3日目だ」「完全にフラグが立ったね(きっと仕事辞めるね)」

「フラグを折る(折れる)」は「パターン通りに進展しないこと」

「フラグを折る」とは、フラグが立ち、その後の展開パターンが確立したように見えたのに、その通りにストーリーが進展しなかったことを意味します。たとえば、「転校生の席が僕の隣だった」は「恋愛フラグがたった」と言えますが、その後の展開で「転校生が隣のクラスの子と付き合った」は「フラグが折れた」ということになります。

また、予想だにしない行動でせっかく立った「フラグ」を折る人のことを「フラグクラッシャー」と呼ぶこともあるようです。

ビジネスメールで使う「フラグ」とは何のこと?

メールの「フラグ」機能は「目印」のこと

「フラグ」の会話での使用例を紹介しましたが、ビジネスシーンではメール機能の「フラグ」を意味する言葉としてしばしば登場します。この場合の「フラグ」とは、英語の「フラッグ」つまり「旗」「目印」の意味になります。文字通り、「旗」のイラストによって、「フラグ」機能を示すアプリケーションも少なくありません。

メールの「フラグ」は重要なメールにつけておき、後で見返す際の「目印」にするのが一般的です。他にも、返信が必要なメールに対して「フラグ」をつけておく、という活用方法もできます。

まとめ

会話で用いられる「フラグ」は主に「条件」「伏線」の意味で使用されます。「〇〇フラグ」は、「〇〇する条件がそろった」「〇〇するのが確実」という意味になり、若い人を中心にSNSなどでも広く用いられる表現です。ただし、ビジネスシーンではもっぱら、メールの「フラグ機能」あるいはプログラミング用語としての「フラグ」がメジャーです。親しい間柄での会話程度に使用をとどめておく方が無難でしょう。