「神経質」の意味とは?性格の特徴や例・言い換えできる類語も解説

「彼女は神経質すぎる」とは人の性格をややネガティブに言い表した表現です。実際にはどのような人に対して「神経質」というのでしょう。本記事では「神経質」の詳しい意味や使い方、類語などについて解説しました。また、「神経質」な人の性格の特徴や例・意外なメリットについても紹介しています。

「神経質」の意味とは?

「神経質」の意味は”些細な点まで過敏に反応し気に病む様”

「神経質」の意味は、“些細な点にも過敏に反応し気に病む様・情緒が不安定で細かいことまで病的に気にする様”です。周囲の人は誰も気にしていないような些細なことを気にする様を指して「神経質」ということもあります。

たとえば、シーツに皺が1本でもあると気になって眠れない・テレビのリモコンが曲がっていると許せない、など「神経質」とされる言動には様々なものが挙げられますが、刺激や変化に対して過敏に反応する様(枕が変わると寝付けない、など)に対しても「神経質」と使うことができます。

かつては医学の概念・病気としての意味も

「神経質」は一般には人の性質・有り様を意味する表現で、病気ではないとされています。その一方で、かつては精神科医である森田正馬が精神医学の概念のひとつとして「神経質」を提唱しています。この森田正馬の研究では、「神経質」を普通神経質・強迫神経症・発作性神経症の3つのタイプに分類しています。

ただし、先にも触れたように病気ではなく、些細なことを気にする性格を指して「神経質」と使うのが一般的です。

「神経質」の使い方と例文とは?

人の性格・性質を「神経質だ」「神経質すぎる」などと表現

「神経質」は人の性格などに言及する際に用いられる表現です。たとえば、「彼は神経質だ」というと”彼は気にしなくてもいいような些細な点まで気にする人”という意味です。また、「神経質すぎる」という表現で用いられることも多いです。

例文
  • 彼は朗らかそうな見かけによらず、神経質だ。
  • そんなことまで気にするなんて、神経質すぎるよ。

たとえば、予定が1分でもずれると気に入らない・書類の文字が少し傾いてしまったことがどうしても気になる、など他の人であれば「まあいいか」で済ませるようなことが気になってしまい、イライラするなど情緒が不安定になる人を指して用いられます。また、環境の変化に敏感で、友人とは言え他人の家ではくつろげない・エアコンの温度設定に口うるさい、なども一例として挙げられるでしょう。

過敏な反応を示す様を「神経質になる」と表現することも

「神経質」はその人の性格だけでなく、一時的に過敏になっている様を指しても用いられます。この場合、「神経質」の意味する様には変わりありませんが、「神経質になる」と使うことで特定の事柄に一時的に反応している様を示すことができます。

例文
  • 査定前で上司の反応に神経質になっている。
  • 子どもが生まれてからというもの、些細な音にも神経質になっている。
  • このご時世、神経質になるのも無理はない。

「神経質」はややネガティブな印象に

「神経質」は一般にはややネガティブな印象を持って用いられています。たとえば「君は神経質だね」というと「細かいことをいちいち気にする人だね」という風にとげとげしいニュアンスをもって伝わります。そのため、他人に対して「神経質」と使う場合には配慮が必要です。

「神経質」とされる人の特徴とは?

男女問わず思慮深く完璧主義な人が多い

「神経質」と言われる人は単に「些細な点が気になる人」というだけでなくいくつかの特徴があります。そのひとつが「完璧主義である」という点です。「神経質な人」は、”完璧じゃないと心配になる”という傾向があり、完璧さを目指すあまり考えすぎる程に思慮深い人が多いと言われています。

「神経質」な人には繊細な性格の一面も

「神経質な人」は完璧でないとすぐに落ち込んだり、悲しくなったりと繊細な一面があるのも大きな特徴です。少し注意されただけでも落ち込んでしまい、警戒心を強めてしまうとも言われます。

「神経質な人」は外見にも気を使う傾向

「神経質」と呼ばれる人は、外見にも気を使う人が多いと言われることがあります。すべてがハイセンスでおしゃれ、というわけではありませんが、自分のルールにのっとってふさわしいとされる服装に身を包む傾向にあるようです。

「神経質」は仕事ではメリットにもなりうる

「神経質」というワードにはややネガティブな印象がありますがビジネスシーンではその「神経質」が役に立つこともあります。「完璧主義」がミスを防ぎ、細かい点を気にすることでクオリティが高まるなどのメリットがあるのです。また、周囲を気にかけたり、変化に気づきやすいことから配慮ができる人と評価する声もあるようです。

「神経質」改善のポイントは考え方を変えること

「神経質」はメリットにもなりますが、一方でイライラしがち・メンタル面が弱いなどのデメリットもあります。「神経質」な自分に嫌気がさしたら、まずは考え方・視点を変えてみるのがいいかもしれません。
些細なことが気になり始めたら「まあいいか」と思う癖をつけたり、他人の意見を受け入れる癖をつけたりするなど、視点を変えてみるのがおすすめです。

「神経質」の類語・言い換え表現とは?

「神経質」と似た意味の表現は”敏感・繊細”など

「神経質」と似た意味の表現は“敏感”“繊細”が挙げられます。

「敏感」とは”感覚が鋭いこと”を意味し、「繊細」は”感情などが細やかな様”を意味します。「神経質だ」といわれるよりも、”敏感だ・繊細だ”といった表現の方がやや柔らかい印象になるでしょう。

カタカナ語「センシティブ」も使える

同様の意味を持つ表現では、「センシティブ」というカタカナ語も挙げられます。「センシティブ」は英単語の”sensitive”に由来し、日本語では「敏感」などの意味で定着しています。

「神経質」の英語訳と例文とは?

「神経質」は英語で”nervous”と表現

「神経質」を意味する英単語は“nervous”です。「nervous」は”神経の・緊張した・神経質な”などの意味があります。「I’m nervous.」「I’m a nervous type.」などの使い方ができます。なお、「I’m nervous.」とは”緊張している”という意味でもよく用いられる表現です。

「神経質」は英語で”sensitive”や”fussy”でも表せる

他にも、「I am very sensitive.(わたしはとても神経質[繊細]です)」「He is always fussy.(かれはいつも口うるさい)」などといった表現でも「神経質」な性格を表現することができるでしょう。

まとめ

「神経質」とは”情緒が不安定で細かい点まで気に病む様”を意味します。「神経質」は一般には人の性格・性質に言及する表現で、病気ではないとされていますが過度に「神経質」であることはメンタル面での不調をきたすなどデメリットが多いことも知られています。一方で、ビジネスシーンでは完璧主義であることや細かい点に気が付く様がメリットとなることもあります。