「セクション」の意味と使い方は?セクション区切りや記号・類語も

「セクション」は端的に言うと「部分・部門」のことですが、ビジネスシーンでは様々な場面で用いられます。本記事では、「セクション」の意味をはじめ、会社内やWordの書式設定、吹奏楽など様々な分野での使い方・使用例について解説しました。「セクション」の類語・言い換えについても触れています。

「セクション」の意味と由来とは?

「セクション」とは”部分・部門”を意味するワード

「セクション」の意味は、”他とは区別される部分・部門・区分”のことです。たとえば、文章中の段落や特定の部分、あるいは空間などで仕切られた場所などを「セクション」と呼びます。

「セクション区切り」は複数の書式設定を可能にするOfficeの機能

Word文書では、特定の部分にのみ異なる書式設定を行いたい場合に「セクション区切り(セクション機能)」を使用します。

通常、ページの向きなどの書式は文書全体に設定されますが、「セクション区切り」を使用することで特定の部分(セクション)のみを異なる書式に設定することが可能です。

記号”§”は「セクションマーク(節記号)」

「セクションマーク」あるいは「セクション記号」とは、見出しなどにつけて用いられる記号”§”のことです。論文で節の番号につけて用いられることから「節記号(せつきごう)」の呼び名もあります。「§1」と書かれている場合は「第1節」を意味します。

また、その見た目から「錨鎖(びょうさ:いかりにつける鎖のこと)記号」と呼ばれることもあります。

英語「section」に由来する

カタカナで使用されている「セクション」は英単語”section”が定着したものです。「section」には、”部分・断片・仕切られた場所”などの意味の他”(文章の)節・段落・(新聞の)欄”など多様な意味があります。

カタカナ語としての「セクション」も、英単語の意味がそのまま用いられていると考えてよいでしょう。

「セクション」の使い方と例文とは?

「セクション」は”~の欄・~の部分”など位置を指して用いられる

「セクション」は区切られた特定の部分を指して”~の欄・~の部分”の意味で用いられることが多いでしょう。

たとえば、新聞記事で「このセクションに芸能記事を追加しようと思う」というと”新聞のこの欄に~”という意味になります。「会場は3つのセクションに分けられる」というと”会場が3つの区域に分けられる”という意味です。

このほか、書籍や論文の段落を指して「セクション」という例もあります。

例文
  • このセクションにはコラムを追加したい。(=この欄に~)
  • 会場入り口のセクションにスタッフを追加しよう。(=会場入り口の部分に)
  • その内容は第2章のセクション3に掲載されている。(=第2章の3節に)

会社では「○○課」の意味で用いられることも

会社など組織において「セクション」というと、”○○課”のような部署の一部分を指します。たとえば、「営業のセクション」とは”営業に関する部門・営業課”という意味です。

例文
  • 人事部に新たなセクションが追加された。
  • 開発部の中でもこのセクションは特に忙しいと聞いた。
  • 彼のいるセクションでは今人が足りないそうだ。

吹奏楽など音楽では楽器グループのまとまりを指す

「セクション」を音楽の分野で使用すると”楽器グループのひとまとまり”を意味します。たとえば、「弦楽器のセクション・サックスセクション」という風に楽器の種類・名称と共に用いられることも多いです。

また、リズム楽器に対して「リズム・セクション」という表現で使うこともあります。

「セクション」の類語・言い換えとは?

「セクション」の類語は”パート”

「セクション」と似た意味を持つ単語は”パート”が挙げられます。「パート」とは”部分・区分”という意味で”役割・分担”などの意味もあります。また、音楽の分野で声部や楽器の受け持ちを意味します。

この「パート」は、”全体の中の一部分”を意味する点が大きな特徴です。「セクション」にも”全体の中の~”という概念はありますが、どちらかというと「明確に区別ができる部分」というニュアンスが特徴的です。

例文
  • ソプラノとアルト、パート別に練習しましょう。
  • (作業を依頼する際に)このパートの作成をお願いします。

「セグメント」は”分割したもの”という意味が強い

「セグメント」とは、”(何かを)分割したもの・その一部分”という意味です。たとえば、マーケティングの分野では消費者全体をある基準でわけた、同質のグループを指して用いられます。

「セクション」もまた”部分・区分”という意味では通じるものがありますが、「セグメント」は”分割したうちの一部分”というニュアンスが強いのが特徴です。種類ごとに分類したものを「セクション」とするならば、さらにその中の細かく分割されたものが「セグメント」といった具合です。

日本語に言い換えるなら「一部分」「一部」

「セクション」を言い換えるならば、日本語の意味の「部分」「部門」のほかに、「一部分」「一部」も使えます。「一部分」とは全体のなかで切り取ったある部分のことです。「一部」も同じ意味で、全体の中のある部分のことを指しています。

どちらも「全体の中でのある部分」を表現したいときに使える言葉です。

「セクション」の関連用語

「セクションファイル」は中が区切られたファイルのこと

「セクションファイル」とは内部が区切られたタイプのファイルで、その形状から「ジャバラ式ファイル」と呼ばれます。一つのファイル内で種類ごとに分けて管理することができる点がメリットで、小型の「セクションファイル」は家計管理に活用する人も多いようです。

「セクションカラー」はヘアカラーリングテクニックのひとつ

「セクションカラー」とはヘアカラーリングの一種で、毛髪を部分的に分け取り、異なる薬剤を塗り分けるカラーリング技術のことです。インナーカラーやグラデーションカラーなどがその一例で、「セパレートカラー」とも呼ばれます。

まとめ

「セクション」とは、”他とは区別される部分”という意味です。単に「この部分」という意味で「このセクション」と使用できるほか、新聞や雑誌の「欄」を指したり、企業ではある部門・課を指して「○○のセクション」と使ったりする例も多いでしょう。多方面で使える、是非とも覚えておきたい表現です。