フランス車の特徴は?自動車発祥の地・フランスで車を運転する方法

フランス車はそのおしゃれなデザインが人気ですが、オフロードでも快適に走るパワーも兼ね備えています。この記事では、フランス車の特徴に併せて、自動車発祥の地として知られるフランスの自動車史も紹介します。またフランスで運転するために準備することも紹介しますので、フランスで運転予定のある方はご参照ください。

※この記事の担当:Light1(海外在住20年。クロワッサンとボルドーワインをこよなく愛しています)

フランス車の特徴は?

エレガントなデザインに注目

フランス車の特徴としてよくあげられることは、そのエレガントでおしゃれなデザインです。外観からインテリアまで気品があり、車に乗っている人を楽しませてくれます。また、車のカラーリングにも特徴的な車が多く、明るめのカラーやタッチとして意外なカラーリングをした独創的なカラーデザインも珍しくありません。

車なのだから前に走るのは当たり前ですが、フランス車の場合、ただ走るのではなく、走っていることを楽しみたいと思わせてくれるデザイン性があります。

大きめでやわらかいシートで快適な乗り心地

フランス車は乗り心地へのこだわりから、大きめにシートが設計されていて、クッションは体を包み込むようなやわらかさです。そのため長距離を走っても疲れにくくなっています。車が走りだしてしばらくしたら、乗り心地の良さを実感できるでしょう。

フランス車のエンジンはパワフル

フランスの道路には今でも古い石畳が残っていて、凹凸の多いガタガタの道を走らなくてはならないことがよくあります。また郊外に行けば農業大国らしく、まだ舗装されていない道もたくさんあります。

そうした道路事情から、フランス車はパワーあるエンジンを搭載している車が多いです。また道路から伝わってくる衝動を吸収するためのサスペンションも強化されているので、どんな道でもタフに走れます。

フランスの有名な車メーカーは?

ここではフランスの車メーカーの中から、日本の車市場でよく見られるメーカーを紹介します。

ルノー(RENAULT)

ルノーはパリを拠点に置く車メーカーで、一般向け乗用車はもちろんのこと、モータースポーツにも積極的に参加してきました。

ルノー車は、独創的なデザインとカラーリング、オフロードでも安定した走りを見せるパワフルなエンジンが特徴的です。また衝撃を吸収するサスペンションに高品質のシートで、乗り心地も快適です。

1898年創業して、1945年から1990年まで国営企業だったという稀有なメーカーです。現在では、日産、三菱と提携しています。

プジョー(PEUGEOT)

1889年にパリ万国博覧会で「プジョー」という名の蒸気三輪車をお披露目したことを皮切りに、車製造を開始した車メーカーです。プジョー兄弟が創設して、現在のライオンをモチーフにしたエンブレムは、製鉄業を営んできた当時から使われてきました。

「猫足」と呼ばれる地面に吸い付くような走りが有名で、安定性も高く、乗り心地のいい車です。有名な車種にクーペがあり、自転車メーカーとしても知られています。

シトロエン(CITROËN)

個性的な丸みのあるデザインで一目置かれる「シトロエン」。ブランドテーマとして快適さを追求していて、快適な乗り心地を実現するサスペンションの開発や快適なシート、音響性能にもこだわりがあります。

「へ」の字の形をしたロゴは、ヘリカルギアと呼ばれる歯車がモチーフになっています。創業者のアンドレ・シトロエンが1900年にヘリカルギアの特許を取得したことを記念しています。

フランスは自動車の発祥の地なの?

自動車発祥の地はフランスかドイツ

自動車の発祥の地はどこの国なのか、という論争はなかなか終わりを見せません。フランスか、それともドイツなのかと、どちらの言い分も納得のいくものがあります。

初めての自動車として認定されている蒸気自動車を開発したのはフランス人でしたが、ガソリンエンジンを搭載した自動車を開発したのはドイツ人でした。またガソリンエンジンを改良して高機能に育て上げたのはフランス人でした。

自動車の発明・開発の歴史において、フランス人とドイツ人の両方が活躍しているのは事実です。では、車の発祥の地がどちらの国かとなると結論が出ません。車の発展において何を重視するかによって、フランスまたはドイツが車の発祥の地になるのでしょう。

自動車の発明と開発の歴史

世界初の自動車開発はフランス人キュニョー

世界初の自動車は、蒸気の力を原動力にした蒸気自動車です。その蒸気自動車を開発したのはフランス人の二コラ=ジョゼフ・キュニョーでした。

軍事技術者だったキュニョーは、フランス陸軍からの依頼で馬車に代わる大砲を運ぶための運搬車両の開発に携わり、1769年に蒸気自動車を作り上げました。

蒸気を原動力として動く乗り物に蒸気機関車がありますが、キュニョーの開発した蒸気自動車は蒸気機関車よりも30年も早く作られています。

キュニョーの革命的な自動車開発はバスなどに改良されて実用化もされたのですが、ガソリン自動車の登場により蒸気自動車は製造されなくなりました。

ガソリンエンジン搭載の自動車を作ったのはドイツ人

世界で初めてガソリンエンジンを搭載した自動車を作ったのは、メルセデス・ベンツで有名なダイムラー社の生みの親カール・ベンツとゴットリープ・ダイムラーでした。

ベンツはガスエンジンを改良してガソリンエンジンを作り出し、1886年にガソリンエンジン搭載の三輪自動車を完成させました。おもしろいことに、ちょうど同じころ、たった200㎞離れた場所で、ダイムラーもガソリンエンジンの三輪自動車を開発していました。

ただ当時のガソリンエンジン車は現在の自動車とは程遠く、「馬のない馬車」と例えられるほどゆっくりと走っていました。

ガソリン自動車を速く走るように改良したのはフランス人

ゆっくりしか進めないガソリンエンジン車を速く走れるようにしたのは、フランス人のルイ・ルノーでした。ルノーはガソリンエンジンを改良して、駆動力を高めるためのシャフトドライブ方式を開発します。

自動車製造に興味のないルイ・ルノーに代わって、その兄弟が1899年にルノー・フレール社を創業して、ガソリンエンジン搭載の自動車製造を始めます。そのスピードですが、時速50㎞ほど出ていたと言われています。

フランスで車を運転するには?

国際免許書と日本の運転免許書が必要

フランスで車を運転するには、日本の運転免許書のほかに国際免許書があれば運転できます。国際免許書は運転免許センターなど運転免許に関する手続きが行える施設で申請で着て、即日発行されます。

国際免許書は運転免許書の代わりにはなりません。フランスでレンタカーを借りて運転するときには、国際免許書と日本の運転免許の両方を携帯しましょう。

右側通行なので走行車線は右側

日本は左側通行ですが、フランスは右側通行です。高速道路なら走行車線は右側に、追い越し車線は左側になります。

制限速度は街中で時速50㎞、高速道路では時速130㎞です。日本よりも周りの車のスピードが早く感じられるかと思いますが、慌てることなく落ち着いて運転するように心がけましょう。

参照:フランス観光のおすすめは?パリとパリ以外の都市・穴場スポット

まとめ

フランス車はそのデザイン性に注目が集まりやすいのですが、乗り心地のいいシートやパワーのある走行パフォーマンスも魅力です。自動車の発祥の地がフランスか、ドイツなのかは分かりませんが、それぞれの国を代表する発明家たちがいたから現代の自動車産業があることは確かです。