フランスのお土産のおすすめは?日本に持ち込みにくい品物も紹介

フランス旅行のお土産には、日本では買えないような特別なものを買って帰りたいですよね。この記事では、コスメやワイン、地元のスーパーで買えるお土産など、フランス旅行のお土産にぴったりのおすすめ品を紹介します。またお土産に不向きな日本への持ち込み禁止品も紹介しますので、お土産選びの参考にしてみてください。

※この記事の担当:Light1(海外在住20年。クロワッサンとボルドーワインをこよなく愛しています)

フランス旅行でおすすめのお土産とは?

フランスワインは種類と格付けで選ぶ

フランスのお土産でおすすめなのは、ワインです。しかし、たくさんあるおいしいフランスワインからお土産用の逸品を見つけるのは至難の業。もしもワイン選びに迷ったら、次の3つのことを気にしながら選んでみてはいかがでしょうか。きっと納得のワインを見つけられるはずです。

  • お好みの種類
    ワインには赤、白、ロゼ、スパーリングの4種類がありますので、その中からお好みのワインを探しましょう。
  • ワインの品格
    ワインは等級分けがされていて、最高級が「AOC」というランクで、日本に輸出されているワインのほとんどがこのクラスです。最下位はVin de Tableと呼ばれるテーブルワインになりますが、等級が低いからと言っておいしくないわけではありません。
    AOCのワインは生産量が少ないため高価になり味もいいものが多いのですが、テーブルワインは飲みやすくておいしいワインがたくさんあります。
    テーブルワインの選ぶ目安として、ワインの価格が1本2000円前後のワインなら食事にも合う飲みやすいワインが選べるでしょう。
  • 生産地で選ぶ
    フランスには有名なワインの生産地がありますので、それを基準にしてワインを選ぶのもいいでしょう。
フランスを代表するワインの主な生産地
  • ボルドー:濃厚な赤ワインが有名。
  • ブルゴーニュ:ブドウ品種をブレンドせず1品種だけでワインを製造。種類にこだわらず、味わい深いワインが多い。
  • シャンパーニュ:シャンパンの生産地。
  • プロヴァンス:ロゼの生産地。プロヴァンス地方で生産されるワインの約90%がロゼワイン。

プチプラコスメをお土産に

フランス土産は、プチプラコスメもおすすめです。フランスでも人気のプチプラコスメは、大手のドラッグストアで手軽に購入できます。日本では見慣れないかわいらしいパッケージのコスメも多くて、選ぶのに迷ってしまうほどです。プチプラコスメのリップクリームやハンドクリームはサイズも小さく軽いので、お土産として持って帰るのにちょうどいいのでおすすめです。

おいしいフランス紅茶をお土産に

カフェ文化が有名なフランスですが、フランスでは日本と変わらないほどお茶を飲む習慣もあります。紅茶ブランドも数知れず、高級ブランドからスーパーで買える手軽なブランドまで揃っています。日本では売っていないブランドやかわいらしいパッケージデザインの紅茶なら、友人や家族へのお土産に、そして自分へのお土産にしてもいいですね。

パンにおいしいジャムをお土産に選ぶ

朝食に食べるパンを早朝に買いに出かけるのが習慣になっているほど、フランス人はパンが大好きです。そのパンに合うジャムは種類が豊富で、有名ブランドからスーパーで買えるお手頃価格のジャムまでいろいろあります。西洋すもも「ミラベル」や日本では聞き慣れない野菜「リュバーブ」などを使ったジャムは珍しく、良いお土産になります。

スーパーで買える日本へのフランス土産とは?

ばらまき用にはチョコなどのお菓子がちょうどいい

フランスにはおいしいお菓子がたくさんあるので自分用だけでなく、ばらまき用のお土産にもチョコレートなどを選んでみてはいかがでしょうか。

スーパーのお菓子売り場に行けば、日本では見たことのないパッケージのお菓子がたくさん並んでいます。値段も手ごろなのでたくさん買って、友人や職場に配るためのお土産におすすめです。

参照:「フランスのお菓子」の種類とは?愛される理由とお菓子の歴史

雑貨もある大型スーパーでショッピングを楽しむ

スーパーには、お菓子以外にも紅茶や即席のスープの素などお土産にできそうな軽くてかさばりにくい食品が売られています。しかしスーパーの魅力はそれだけではありません。とくに大型のスーパーにはスーパーのロゴが入ったエコバッグやノートなどの雑貨も売られていることがあります。

スーパーに行きさえすれば、一度にいろいろなジャンルのお土産が手に入るので、ショッピングを楽しみながらお土産も選んでみてはいかがですか。

空港で買うべきフランス土産とは?

マカロンは日持ちがしないので空港で買おう

フランスのお菓子で人気のマカロンは、日持ちがしない上に壊れやすいお菓子です。もしも日本にお土産に持って帰りたいのなら空港で買うようにしましょう。

セキュリティチェック後の免税店エリアにはマカロンなどのスイーツも売っているお店がありますので、セキュリティチェック後のお買い物がおすすめです。手荷物で持って帰ればマカロンが壊れる心配も少なくて安心です。

免税価格が表示されていて買い物がしやすい

空港の免税エリアでのお買い物のメリットは、表示価格がすでに免税価格という点です。実費で支払う金額が計算しやすいので、お財布の中の手持ちが少ないときなどには便利です。

免税エリアでの買い物では清算時に航空券を提示しなくてはいけませんので、お財布と一緒に航空券もお手元にご用意ください。

日本に持ち込みにくいお土産とは?

プロセスチーズ以外のチーズは検疫対象

フランスのお土産にチーズなどの乳製品は人気があるのですが、プロセスチーズを除くすべてのチーズや、バターオイルを除いたバターも検疫の対象です。

検疫を受けるにはフランスで検査証明書を発行してもらい手続きを経てから日本でも検疫所で検査を受けるなど手続きが面倒です。

お土産が検疫対象にならないように、チーズならフランス語で「fromage fondu」と書かれているプロセスチーズを選びましょう。

課税されないためには免税範囲を守る

アルコールやたばこ、香水などは免税範囲内なら免税対象なので、申請などをする必要なく日本に持って帰れます。しかし免税の範囲を超えた場合は、その超過分に対して課税されます。

お土産に人気な商品の免税範囲
  • アルコール類:ワインやシャンパンなどで、1本760mlのボトル3本まで。
  • 紙巻たばこ:400本まで。外国製や日本製などどこで製造されたのかは関係ない。
  • 香水:2オンス(約56ml)まで。オンスは「OZ」という単位で表示される。オーデトワレとオーデコロンは免税対象にはならない。

免税の範囲には別送品も含まれる

税関申告を忘れやすいのが、別送品として送った品物です。免税の対象は、帰国便の飛行機に載せる荷物と別送品も合わせた両方なので、例えばワインを3本を郵送してさらに1本をスーツケースなどに入れて日本に持ち帰ろうとすれば、ワイン1本分は課税されます。

免税品や課税品の申告は空港などの税関で行いますので、必要書類に記入して手続きを行いましょう。

ハイブランドの商品は総額で免税かどうかをチェック

単価が1万円以上で総額20万円を超える商品は、課税対象です。このような条件に当てはまりやすいハイブランドの商品は課税対象になることも多いので、ハイブランドのアイテムを購入したときには、単品の価格ではなくて総額で20万円を超えているかどうかを確認しましょう。

まとめ

フランスのお土産にはコスメやワイン、お菓子などいろいろありますが、日本には持ちかえられない物や持ち帰ると免税手続きをしなくてはならない物などもありますから、面倒な手続きをしたくないならば免税範囲を守ってお土産を選びましょう。

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Light1
「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。