6月17日は何の日?日本や海外での事件と記念日・誕生花も紹介

6月17日は日本で「ゴーストップ事件」や「鹿児島大空襲」が起きた日ですが、海外では何の日なのでしょうか?

この記事では6月17日に起きた出来事や記念日、6月17日生まれの有名人を紹介します。くわえて6月17日の誕生花・誕生石や星座を紹介します。

6月17日の日本での出来事とは?

1933年:ゴーストップ事件

1933年の6月17日、警察と軍が対立した「ゴーストップ事件」の発端となる出来事が起こりました。この事件は信号無視をした陸軍の兵士を、警察が取り締まったことから始まります。兵士は「軍人は警察に従う義務がない」とし、派出所の前で暴力事件に発展します。

軍と警察それぞれの上層部が登場するような大きな争いになりましたが、昭和天皇の声かけにより約半年後に事態は収まりました。しかし、この事件をきっかけに法の力は軍に適用しないという考えが広まります。

1945年:鹿児島大空襲

1945年6月17日、第二次世界大戦中のアメリカ軍により「鹿児島大空襲」が行われます。鹿児島市に対する空襲は合計8回にわたり行われますが、なかでも6月17日に行われた空襲が最も大きな被害をもたらしました。

一連の空襲により93%の市街地が焼失し、3,000名を超える死者と4,000名を超える負傷者が出ています。

1981年:深川通り魔殺人事件

1981年の6月17日、東京都の深川(ふかがわ)地域で通り魔殺人事件が起きます。逆恨みによる無差別な殺人事件で、犯人の男性は覚せい剤を使用していました。犯人は子どもを含む通行人4名を刺殺したのち、2名に重軽傷を負わせます。裁判では犯人の精神状態が考慮され、本来は死刑のところ無期懲役が言い渡されました。

6月17日の海外での出来事とは?

1885年:ニューヨークに自由の女神が届く

1885年の6月17日、フランスからアメリカのニューヨークへ「自由の女神像」が届きます。自由の女神はアメリカの独立100周年を記念して、フランスから送られました。214個のパーツに分けられて届いた自由の女神はアメリカで組み立てられ、1886年の10月28日に除幕式が行われました。

1972年:ウォーターゲート事件

1972年の6月17日、当時のアメリカ大統領が辞任まで追い込まれた「ウォーターゲート事件」が起こります。その日、民主党本部へ侵入し盗聴器を仕掛けたとして、5名の男性が逮捕されました。

犯行メンバーには当時の大統領「リチャード・ニクソン」の関係者がいたことから、極秘文書の盗聴に関与しているのではと疑われます。当初は疑惑を否定していたニクソン大統領ですが、口止め料の支払いや関係者の解雇など、隠ぺい工作を行っていたことを暴露されます。結果、1974年の8月8日に自ら辞任を表明することになったのです。

6月17日は何の日?

日本では「おまわりさんの日」

6月17日は日本で「おまわりさんの日」に定められています。1874年の6月17日に日本で初めて警察官が誕生したことから作られた記念日です。この時一緒に誕生した「交番制度」は海外からも注目されており、「KOBAN」は国際語として定着しています。

アイスランドでは「独立記念日」

6月17日はアイスランドの「独立記念日」です。1944年の6月17日に、デンマークから独立したことを記念して定められました。6月17日になるとアイスランドの各地でイベントが開催されます。

「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」は国際デー

6月17日は世界で「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」に定められています。「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」は国際機関によって決められた「国際デー」の1つで、1995年に制定されました。

砂漠化の防止や干ばつからの救出を目的とする記念日で、毎年異なったスローガンが掲げられます。

6月17日生まれの有名人・偉人とは?

1791年:ロベルト・コフレシの誕生日

1791年の6月17日はプエルトリコで最も有名と言われる海賊「ロベルト・コフレシ」の誕生日です。彼は海賊でありながら奪った金品を貧しい人々に分け与え、英雄として支持されました。

しかし、1824年に11名の仲間と一緒に政府に捕らえられます。その後裁判で有罪をくだされ、1825年の3月29日に処刑されました。

1802年:ヘルマン・ゴルトシュミットの誕生日

1802年の6月17日はドイツ出身の天文学者「ヘルマン・ゴルトシュミット」の誕生日です。ドイツで生まれた彼はパリで絵の勉強に励みますが、フランスの天文学者に出会ったことをきっかけに天文学へと転向します。

彼は生涯にわたり14個もの小惑星を発見します。その功績が認められ、小惑星や月のクレーターの1つに「ゴルトシュミット」の名が付けられました。

6月17日の誕生花・誕生石とは?

誕生花は「キバナコスモス」「リアトリス」

6月17日の誕生花は「キバナコスモス」と「リアトリス」です。「キバナコスモス」は普通のコスモスと比べて暑さに強く、繁殖力もあることから「野性的な美しさ」という花言葉を持ちます。

また、「リアトリス」には「燃える思い」や「向上心」「長すぎた恋愛」などの花言葉があり、天に向かってまっすぐ咲いている様子が由来していると言われています。

誕生石は「ルチルクォーツ」「ムーンストーン」

6月17日の誕生石は「ルチルクォーツ」と「ムーンストーン」です。「ルチルクォーツ」は太陽を象徴する金色の石で、「色褪せぬ恋」や「幸運」などの石言葉を持ちます。また、「ムーンストーン」は「月」を象徴する石で「月の導き」や「平和」などの石言葉があります。

6月17日の星座は「ふたご座」

6月17日の星座は「ふたご座」です。5月21日から6月21日までの1カ月間は「ふたご座」に当てはまります。

まとめ

6月17日は日本で「ゴーストップ事件」や「鹿児島大空襲」が起きた日です。海外では「自由の女神像の到着」や「ウォーターゲート事件」が起こりました。また、日本で初めて警察が誕生したことから「おまわりさんの日」に定められています。

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hana
大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。