2月1日はなんの日?海外で起きたクーデターと国内の出来事も紹介

2月1日は「重ね正月(一夜正月とも)」です。アニメキャラクターのモデルになった一休宗純の誕生日でもあります。他にも、2021年のクーデター事件が印象的な人もいるかもしれません。その他の出来事や誕生花・星座占いもあわせて、2月1日がなんの日かご紹介します。

2月1日はなんの日?

重ね正月(一夜正月)

2月1日は重ね正月(一夜正月とも)になります。厄年(災いが起きやすいとされる年)の人のために、2月1日も元旦だと考える風習です。

元旦を増やす理由は、かつては「数え年」で年齢を数えていたためです。数え年では年齢が上がるタイミングが誕生日ではなく、元旦に統一されています。2月1日を元旦にすれば年齢が+1されるので「厄年はもう終わった」とみなすことができます。

二月礼者

2月1日は二月礼者(にがつれいじゃ)でもあります。仕事などで忙しく、正月に年始回り(新年の挨拶)をできなかった人が、かわりに2月1日に年始回りする風習です。初春の季語としても有名です。

琉球王国建国記念の日

2月1日は「琉球王国建国記念の日」です。琉球王国が対外的に認められたと分かる最古の記録が1425年のこの日だったことが日付の由来になります。

琉球王国とは、1879年まで琉球諸島(現在の沖縄県)を治めていた国です。

翌年の春分の日・秋分の日が決定する日

2月1日は、翌年の春分・秋分の日が正式に決まる日です。春分・秋分の日は太陽の動きによって日付が変わるため、国立天文台が計算して日付を定めています。計算自体は数年先まで可能ですが、この日まで確定はされません。

2月1日に日本で起きた出来事

1954年:マリリン・モンローが来日した日

1954年2月1日は、マリリン・モンローが新婚旅行で来日した日です。モンロー(本名ノーマ・ジーン・モーテンセン)はハリウッドのスター俳優で人気が高く、宿泊先には大勢のファンが集まりました。

このときの記者会で「夜は何を着て寝るか」と聞かれたモンローは、香水だと答えました。裸で寝ていると直接言わず、ユーモアを交えて伝えたのです。(香水しか身に着けていない=服を身に着けていない)このエピソードは、彼女が機転の利く人物だった証拠だと考えられています。

1977年:火曜日の放火魔が逮捕された日

1977年2月1日、新宿周辺で放火していた連続放火犯が逮捕されました。決まって火曜日の未明に発生していたため「火曜日の放火魔」とニュース・新聞で大々的に報道されていました。死者は出なかったものの、不審火が続いたことで近隣住民は不安な日々を過ごしたようです。

2月1日に海外で起きた出来事

1913年:第1回東洋オリンピックの開会日

1913年2月1日は、フィリピンで第1回東洋オリンピックの開会した日です。現在のアジア競技大会の前身と言われることもある国際競技大会で、フィリピン・中国・日本が中心になって行われていました。第2回(第3回という資料も)以降は「極東選手権大会」に改称されています。

「極東(きょくとう)」とは「ヨーロッパから見て最も東にある地域」という意味です。日本や韓国、中国などが含まれますが、厳格な区切りは定められていません。そのため、人によってはロシアなども含んで使うこともあります。

2021年:ミャンマーでクーデターが起きた日

2021年2月1日は、ミャンマーで軍部のクーデターが起きた日です。アウンサン・スーチー国家顧問、ウィンミン大統領らは連行され、軍部が政権を掌握しました。抗議活動への弾圧も徹底的で、民間人の犠牲が増えていると伝えられています。

2月1日が誕生日・命日の有名人や偉人

1394年誕生:一休宗純(僧侶)

1394年2月1日(旧暦では明徳5年1月1日)生まれの有名人・偉人は一休宗純(いっきゅうそうじゅん)です。室町時代の僧侶で、戒律を否定して奇抜な振る舞いをしていました。腐敗していた当時の仏教に警鐘を鳴らすためだったと考えられています。

一休の人気は高く、彼をモデルにしたキャラクターが活躍するアニメが昭和後期に放送されています。日本だけでなく海外でも放送されました。

1954年没:三島弥彦(スポーツ選手)

1954年2月1日はスポーツ選手の三島弥彦(みしま・やひこ)が亡くなった日です。明治時代の陸上選手で、初めてオリンピックに参加した日本人のうちの1人です。

三島が参加したのは1912年の第5回オリンピック(ストックホルム)でした。挑戦は予選で終わってしまいましたが、日本人が国際的なスポーツ大会へ進出する大きな一歩になったと言えるでしょう。

2月1日生まれの占い

2月1日生まれの星座はみずがめ座

2月1日生まれの人の星座はみずがめ座です。人と話すのが好きですが、相手に流されないマイペースな性格の人が多いと言われています。

2月1日の誕生花はマーガレット

2月1日の誕生花はマーガレットになります。花言葉は「花占い」「真実の愛」などです。「花占い」とは、花びらを1枚ずつ外しながら占うことです。マーガレットがよく使われることから花言葉になったと考えられています。

他にもフリージア(花言葉は純愛、親愛)が誕生花だとする説もあります。

2月1日の誕生石はサンストーン

2月1日の誕生石はサンストーンです。太陽のエネルギーを宿すスピリチュアルなパワーストーンだと信じられています。石言葉は「勇気」「健康」「情熱」などです。

2月全体の誕生石は「アメシスト」「クリソベルキャッツアイ」です。クリソベルキャッツアイは、2021年に追加された誕生石になります。

まとめ

2月1日は厄年の人のための「重ね正月」です。迷信だと思う人もいますが、重ね正月をすることで厄年への恐怖が和らぐのなら良い風習だと言えるかもしれません。厄年が不安な人は、ぜひ覚えておいてください。