// 2月11日はなんの日?祝日「建国記念の日」やエジソンの誕生日も | TRANS.Biz

2月11日はなんの日?祝日「建国記念の日」やエジソンの誕生日も

2月11日は「建国記念の日(国民の祝日)」や「文化勲章制定記念日」です。日付の由来や、祝日の呼び方の変遷についても解説します。その他にも、この日はトーマス・エジソンの誕生日でもあります。その他の出来事とあわせて、2月11日が何の日か紹介します。

2月11日は何の日?

建国記念の日

2月11日は「建国記念の日」として、国民の祝日になっています。「日本という国ができたこと」をお祝いする日です。

2月11日という日付は、初代天皇・神武天皇の即位日にしています。日本の起源については、2000年以上遡り、史実か神話か判断が難しい記録しか残っていないため、その出来事も神話だと考える人もいます。

ちなみに、「建国記念の日」は戦後にGHQによって一度廃止されるまでは「紀元節」という名前でした。「建国記念の日」は1967年から復活しています。

※日本の正確な起源は不明なため「建国記念日」にすると建国日だと誤解されかねないことから、名前「建国記念の日」となっています。

文化勲章制定記念日

2月11日は「文化勲章制定記念日」です。1937年のこの日に文化勲章令が定められたことが日付の由来になっています。

文化勲章とは、学術や文化などの分野で発展に貢献した人に授与される勲章です。勲章を授与する親授式は文化の日(11月3日)に行います。基本的には日本人が受賞しますが、過去には外国人が受賞したこともあります。

万歳三唱の日

2月11日は「万歳三唱の日」です。1889年のこの日に、はじめて「万歳」を「ばんざい」と読んで万歳三唱したとされることが日付の由来です。

「万歳」は古くは訓読みで「ばんぜい」「ばんせい」、音読みで「マンザイ」と読まれていました。しかし「ぜ」「マ」を発音する際、腹に力が入らないことから、あえて訓読みと音読みを混ぜて「ばんざい」と読んだそうです。この読み方が定着し、現在では「万歳=ばんざい」が一般的になりました。

科学における女性と女児の国際デー

2月11日は国連で定めた「科学における女性と女児の国際デー」になります。女性・女児が科学分野に平等に参加できるよう推進することが目的です。

女性・女児が科学分野の教育を男性と同じ様に受けるのは困難なことが多いとされています。また、勉強して研究者になったとしても、男性より賃金が低くキャリアが短い傾向があると指摘されることもあります。

2月11日の国内・海外の出来事

紀元前660年:神武天皇が即位

奈良時代に書かれた「日本書紀」によると、紀元前660年2月11日は神武天皇(初代)が即位した日です。「建国記念の日」の日付の由来になりました。

日本書紀は歴史書ですが、現実的ではない記載があることから史実として扱うかどうか意見が分かれています。神武天皇の即位も、神話として捉えている研究者がいます。

1929年:バチカン市国が成立

1929年2月11日は、バチカン市国が成立した日です。ローマ教皇とイタリア(当時は王国)が結んだらラテラノ条約によって、ローマ教皇が統治することが認められました。

バチカン市国とは、イタリアのローマ市内にある国です。キリスト教(カトリック)の総本山で、世界中から信者が訪れます。また、国際的に承認されている国としては人口、面積ともに世界最小であることも有名です。

1998年:日本人女子が冬季五輪で初の金メダル

1998年2月11日は、日本人女子選手がはじめて冬季オリンピックで金メダルを獲得した日です。長野オリンピックのモーグル決勝で、里谷多英選手が金メダルを獲得しました。

モーグルとは、スキー競技のひとつです。規則的な凸凹のある急斜面を滑走し技術を競います。レース中は華やかな音楽が流れ、ショー要素があることも特徴です。

2月11日生まれの有名人・歴史上の人物

1745年誕生:伊能忠敬

1745年2月11日生まれの歴史上の人物は、伊能忠敬です。実測で日本地図を完成させた人物として有名です。当時としては極めて制度が高い地図で、海外でも高く評価されました。

伊能忠敬は、長らく名主(町の役人)や伊能家当主として働いていて、地図作成を始めたのは55歳からです。そのことから「新しいことを始めるのに年齢は関係ない」という成功例として語られることもあります。

1847年誕生:トーマス・エジソン

1847年2月11日はアメリカの発明家・起業家「トーマス・エジソン」の誕生日です。起業家としては、ライバル会社へ妨害工作を行いネガティブなイメージを残してしまっています。しかし、発明家としては高名で、電球や電話、電池などのさまざまな発明で名を残しました。

2月11日の星座・誕生花・誕生石

2月11日生まれの星座は「みずがめ座」

2月11日生まれの人の星座はみずがめ座です。他人の指示を受けなくても、独創的な方法で物事を解決できる人が多いと言われています。

2月11日の誕生花は「フリージア」

2月11日の誕生花はフリージアです。花言葉は「あどけなさ」や「純潔」です。花言葉の由来は、花の見た目や甘酸っぱい香りから受けるイメージだと言われています。

2月11日の誕生石は「アイオライト」

2月11日の誕生石はアイオライトになります。石言葉は「人生の道標(羅針盤)」「海の旅の安全」などです。

2月全体の誕生石はアメシストとクリソベルキャッツアイです。クリソベルキャッツアイは2021年に追加されました。ちなみに、アイオライトは2021年からは3月全体の誕生石にもなっています。

まとめ

「建国記念の日」は日本ができたことを祝う祝日です。日本の起源は不明なため、日本が建国された日という意味ではないことを覚えておきましょう。2月11日に生まれた歴史上の人物には、トーマス・エジソンや伊能忠敬がいます。日本や海外の出来事をじっくり調べてみると、新たな発見があるかもしれません。