3月31日はなんの日?「年度末」や国内外の事件と誕生花も紹介

3月31日は役所や学校、多くの企業の「年度末」です。また、年度末にあわせて「経理の日」に制定されています。その他の国内外の事件・出来事とあわせて、3月31日がなんの日か説明しましょう。誕生花や誕生石・星座も紹介します。

3月31日はなんの日?

年度末

3月31日は「年度末(年度の最終日)」です。「年度」とは、事務処理のために区切られた期間のことです。日本では役所や学校、多くの企業で4月始まり・翌年3月終わりが採用されています。年度にあわせて、4月から始まるカレンダーや手帳も販売されています。

「年度は4月~3月にしなければならない」という決まりはありません。例えば、特定の国との取引が多い企業なら、取引先の国で一般的な期間を年度にすることもあります。

経理の日

3月31日は「経理の日」です。経理の重要性を再確認するために、年度末にあわせて制定されました。経理担当者が、翌日から清々しく新年度を迎えられるように、という願いも込められています。

エッフェル塔落成記念日(エッフェル塔の日)

3月31日は「エッフェル塔落成記念日」です。「エッフェル塔の日」と呼ぶこともあります。1889年にエッフェル塔が完成したことが日付の由来です。

オーケストラの日

3月31日は「オーケストラの日」です。多くの人に、オーケストラに身近に感じてもらうきっかけにするために制定されました。日付の由来は「耳に一番(み[3]み[3]に1ばん)」「耳に良い日(み[3]み[3]にいい[1]ひ」の語呂合わせです。

山菜の日

3月31日は「山菜の日」になります。日付の由来は「山菜(さん[3]さ[3]い[1])の語呂合わせです。毎年、イベントを通じて山菜の食べ方や保存・加工について周知するのが目的の記念日です。

3月31日に日本で起きた事件・出来事

1924年:多摩湖(村山貯水池)が完成

1924年3月31日は人造湖「多摩湖」が完成した日です。正式名称は「村山貯水池」で、東京の人口増加に対応するために作られた上水道用の湖になります。

建設予定地に住んでいた人々は、1915年頃から移転を始めました。山が深い地域のためトラックが使えず、引っ越し作業は大変な苦労でした。

現在の多摩湖周辺には公園や遊園地があり、人気の観光スポットになっています。

1963年:吉展ちゃん誘拐殺人事件

1963年3月31日は「吉展ちゃん誘拐殺人事件」が発生した日です。当時は誘拐事件捜査のノウハウがなかったことや、被害者が誘拐後すぐに殺害されていたことを見抜けなかったことが重なり、犯人逮捕に2年かかりました。

この事件は、はじめて報道協定が適用された事件でもあります。報道協定とは、人命・人権を守るために報道を制限することです。例えば「警察が自分の居場所を掴んだとニュースで知った犯人が、自暴自棄になって人質を殺害してしまう」ような事態を避けるために報道を制限します。

3月31日に世界で起きた事件・出来事

1889年:フランスのエッフェル塔が完成

1889年3月31日はフランスの首都パリにエッフェル塔が完成した日です。当時は斬新なデザインが賛否両論でしたが、今ではパリのシンボルとして多くの人に愛されています。デザインのコンセプトは、東京タワーなどの多くの鉄塔に影響を与えました。観光地としても人気で、2017年には来場者が3億人を突破しています。

1922年:ヒンターカイフェック事件が発生

1922年3月31日はヒンターカイフェック事件の発生日です。ドイツにあるヒンターカイフェック農場で発生した殺人事件で、世界的に有名な未解決事件です。

農場の家族と使用人1人の、計6人が殺害されています。農場が人里離れていて発見が遅れたこともあり、捜査は難航しました。犯行後、犯人がわざわざ家畜に餌を与えていた形跡があることも、事件の難解さを増しています。

3月31日が誕生日・命日の有名人

1596年誕生:ルネ・デカルト

1596年3月31日生まれの有名人は、ルネ・デカルトです。フランス出身の哲学者で、有名な「我思う、故に我あり」の命題を確立したことから、近代哲学の父と称されています。

「我思う、故に我あり」とは「すべては真理ではない可能性があるが、疑問に思う自分の存在は確実である」という意味です。転じて「真理は自分(人間)の理性で探求していこう」という考えを表しています。

1727年没:アイザック・ニュートン

1727年3月31日が命日の有名人は、アイザック・ニュートンです。当時のイギリスの暦(ユリウス歴)では、1727年3月20日とされます。英国の物理・数学などの学者で、力の単位ニュートンの由来になった人物です。

「木から落ちるリンゴを見たことが万有引力発見につながった」というエピソードが有名ですが、事実かどうかははっきりしていません。

3月31日の星座・誕生花・誕生石

3月31日の星座は「おひつじ座」

3月31日生まれの人の星座は「おひつじ座」です。自分に自信を持ち、何事にも前向きな性格の人が多いと言われています。

3月31日の誕生花は「イチゴ」

3月31日の誕生花は「イチゴ」になります。花言葉は「尊重と愛情」「完全な善」「先見の明」などです。

「尊重と愛情」「完全な善」の由来は、イチゴがキリスト教の聖人・聖母のエンブレムになっていることです。また、西洋ではイチゴが視力回復に役立つと信じられていたことから「先見の明」という花言葉も生まれました。

3月31日の誕生石は「イエロー・オーソクレーズ」

3月31日の誕生石は「イエロー・オーソクレーズ」になります。石言葉は「成功の鍵」「愛のパイロット」です。忍耐力や直観力を高めると信じられている、スピリチュアルなパワーストーンです。

まとめ

3月31日は「年度末」のため、仕事が忙しい人も多いようです。忙しい時期を乗り越えたら「オーケストラの日」「エッフェル塔落成記念日」のイベントに出かけるのも楽しいかもしれません。

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