「感謝」の意味を持つ・気持ちを伝える四字熟語とは?親や先生に

日本には「感謝」の気持ちを伝える・感謝を忘れないことを戒める四字熟語があります。両親・先生・上司の恩に感謝したいときに、四字熟語を添えるとスムーズになるかもしれません。卒業式で先輩や友達・仲間と別れる時にも活用できるでしょう。「感謝」の四字熟語を紹介します。

感謝の四字熟語とは?

感謝の四字熟語一覧

  • 一宿一飯(いっしゅくいっぱん)
  • 一飯千金(いっぱんせんきん)
  • 報恩謝徳(ほうおんしゃとく)
  • 飲水思源(いんすいしげん)
  • 顧復之恩(こふくのおん)
  • 報本反始(ほうほんはんし)
  • 一言芳恩(いちげんほうおん)
  • 君恩海壑(くんおんかいがく)
  • 感恩戴徳(かんおんたいとく)
  • 炊金饌玉(すいきんせんぎょく)
  • 一期一会(いちごいちえ)
  • 感謝感激(かんしゃかんげき)

感謝の四字熟語の特徴

感謝の四字熟語は、卒業式や退職のような別れのシーンで、お世話になった先生・上司へ伝える際に用いられます。他にも、父の日・母の日に両親へ伝える人もいます。「感謝感激」以外はかしこまった印象になるので、同年代の仲間や友達に使うと「大げさだ」と思われるかもしれません。

他にも、日々の感謝を忘れないことを座右の銘にする人もいます。

感謝を忘れない・恩返しする四字熟語

「一宿一飯」は少しの恩も忘れず感謝する意味

「一宿一飯(いっしゅくいっぱん)」とは、ちょっとした思いやりを受けるような少しの恩でも、忘れず感謝するよう戒める四字熟語です。「一宿」は一泊させてもらうこと、「一飯」は食事をご馳走になることを意味します。

「一飯千金」はわずかな思いやりにも恩返しをすること

「一飯千金(いっぱんせんきん)」とは、わずかな思いやりや施しにも感謝し、恩返しをすることを例えた四字熟語です。一食の食事にも、千金と同じくらいの大きな恩があると表現しています。

「報恩謝徳」は受けた恩に見合うお返しをする意味

「報恩謝徳(ほうおんしゃとく)」とは、受けた恩に感謝し、それに見合うお返しをすることを意味します。「感謝の気持ちを持って恩返しする」際に用いやすい四字熟語です。

「飲水思源」は受けた恩を忘れないよう戒める

「飲水思源(いんすいしげん)」は、受けた恩を忘れず、感謝するよう戒める四字熟語です。水を飲む際は、水源のことに思いを馳せることを例えています。

他にも「物事の基礎・基本を忘れない」という意味でも用いられます。どちらの意味でも座右の銘に向いている四字熟語と言えるでしょう。

両親・祖先に感謝を伝える四字熟語

「顧復之恩」とは親に育てて貰った恩

「顧復之恩(こふくのおん)」とは、親に育てて貰った恩を表す四字熟語です。「顧復」とは、何度も振り返って心配するほどに愛育することを意味します。

「顧復之恩に報いたい」「顧復之恩がある」と使うことで、親に感謝する気持ちがあることを伝えられます。

「報本反始」は祖先の恩に感謝し報いること

「報本反始(ほうほんはんし)」の意味とは、祖先の恩に感謝して報いることです。祖先以外にも、天地のような「自分の根源」に感謝する際にも用いられます。

先生・上司・先輩に感謝する四字熟語

「一言芳恩」は声をかけられたことに感謝する意味

「一言芳恩(いちごんほうおん)」は、声をかけられたことに感謝する意味になります。声をかけてくれた人を主人と仰ぐ用法もあります。「芳恩」には親切や思いやりの敬称のため、目上の人に使いやすい言葉です。

「いちげんほうおん」とも読みますが、辞書によっては誤読だとしているので無理に用いない方が無難です。

「君恩海壑」は目上の人の恩はありがたいこと

「君恩海壑(くんおんかいがく)」は、目上の人の恩はありがたいものだとする四字熟語です。「海壑」は海と谷を意味する言葉で、君主などの目上の人の恩は海や谷のように深いと例えています。

その他の感謝を伝える四字熟語

「感恩戴徳」とは心から感謝すること

「感恩戴徳(かんおんたいとく)」とは、心から感謝することや、その様子を意味します。感謝して敬愛する意味合いも持ちます。

用法は「感恩戴徳です」や「感恩戴徳を抱く」です。

「炊金饌玉」とは豪華なもてなしに感謝する言葉

「炊金饌玉(すいきんせんぎょく)」とは、豪華なもてなしに感謝する際に用いる言葉です。元々は豪華・贅沢な食事自体を誉める言葉です。その派生として、豪華な食事でもてなしてもらった事を感謝する言葉にも使われています。

「一期一会」は出会えてよかったと感謝する用法もある

「一期一会(いちごいちえ)」には、出会えてよかったと感謝する用法もあります。「一生で一度しかない出会いだ」という意味で、恋人や仲間のような大切な人に感謝する際に用いられます。

本来の意味は「一生に一度の機会」で、だからこそ物事には誠意をもって真剣に取り組むことを表していました。「一生に一度」から派生して、出会いに感謝する用法が生まれたと考えられます。

「一期一会」の意味とは?類語や使い方についても解説(例文つき)

「感謝感激」も四字熟語とされることもある

「感謝感激(かんしゃかんげき)」は「大いに感謝している」ことを表します。四字熟語として扱うかは意見が分かれるため、友達や仲間とのカジュアルな会話で用いると良いでしょう。意味も有名なので、安心して使用できます。

元々は、感謝を面白おかしく伝える「感謝感激雨霰(かんしゃかんげきあめあられ)」の略語です。そのため「感謝感激」を四字熟語として扱うかは意見が分かれています。

「感謝感激雨霰」の語源は、日露戦争・日中戦争時の流行語「乱射乱撃雨霰」です。激しい砲撃を意味する言葉で、感謝の意味はありません。

まとめ

「感謝」の四字熟語を使えば、かしこまった会話や文面でスマートに感謝を伝えられるでしょう。ただし「感謝感激」だけは、カジュアルな場面での使用が向いています。座右の銘に向いているものもあるため、意味をチェックしておきましょう。