「強火担」はなんて読む?意味解説と類語や同担拒否の意味も

好きなものを応援したり好きなものを目一杯楽しむことは「推し活」と呼ばれますが、中には「強火担」を公言する人もいます。この「強火担」とはどういった人を指すのでしょう。「強火担」の意味をはじめその読み方について解説します。また「強火〇〇」などの類語や関連用語として「同担拒否」についても紹介しましょう。

「強火担」の意味とは?

「強火担」の意味は”熱烈なファン”

「強火担」の意味は、“特定のアイドルなどの熱烈なファン”のことです。

この場合の「強火」とは”熱狂的に愛している、熱狂的に推している”という意味です。「担」は「担当」の略語で、”担当=役割などを受け持つこと”という意味から派生し、「そのアイドルを受け持つ=自分が最も好きなメンバー」という意味で用いられます。つまり、「強火担」とは、そのアイドルを自分が熱意を持って応援しているという意味になります。

わかりやすくいうと「とても好きなこと」

もっと端的にいうと「強火担」とは”その人がとっても好き”であることを表します。たとえば「強火担です」とは”わたしは(〇〇くんが)とっても好きで熱狂的なファンです、大好きで応援しています”というニュアンスです。

“強火”というワードを使うことで「好き」の意味合いがより強まった表現になります。

読み方は「つよびたん」、「きょうか」と読む人も

「強火担」の読み方は“つよびたん”です。「熱狂的に推している」という意味の「強火(つよび)」を語源とするためです。

一方で「強火担」を「きょうかたん」と読む人も少なからずいるようです。SNSなどネット上で使うことから読みに細かい執着を持たない人が多いのが理由のひとつかもしれません。

「強火担」の使い方と例文とは?

ジャニーズなどのアイドルに使うことが多い

「強火担」という表現は元々はジャニーズのアイドルに対して用いられたことから、主にアイドルのファンであることを言い表す際に使うことが多いです。一方でアイドル以外でも俳優さんやドラマ、アニメの登場人物・キャラクターに使う例も見受けられます。いずれも”好き”という強い気持ちを表すとともに自分の「推し」を指して使用されます。

例文
  • 今期のドラマでは〇〇が大優勝。もう〇〇の強火担になりそう。
  • 昔は**の強火担だったけど、最近は全然違うジャンルにハマっている。

「強火〇〇担」と使う例

「強火担」は自分の推しの名前を入れて「強火〇〇担」と使う例もあります。「強火〇〇担=〇〇の熱狂的なファン、〇〇を熱烈に応援している」という意味です。

また、たとえばドラマ内のAとBのカップルを指して「強火AB担だからほんっとハピエンに期待している」などといった使い方も可能です。

「強火担」の類語とは?

「強火ペン」はK-POP界隈の表現

「強火ペン」とは主にK-POPファンの間で、「強火担」と同じ意味で用いられます。「ペン」とは韓国語で「ファン」という意味です。韓国では、「グループ名+ペン」でグループ推しを意味します。

「強火ファン」「強火オタ」も熱烈なファンのこと

「強火ファン」や「強火オタ」などといった表現も「強火担」の類語です。いずれも”熱烈なファン、熱狂的に好きな人”という意味です。

「オタ」とは「オタク」の略語です。そもそも「オタク」には幅広い意味があり、元々はマニアと似たニュアンスで用いられましたが最近では独自の熱意を持って応援する人を指したり、単に「猛烈に好き」というニュアンスで使用される例も多いです。

「強火推し」は熱烈に推していること

「強火推し」とは”強い情熱を持って推していること、熱烈に推していること”という意味です。「推し」とは”最も応援している人、おすすめしたい人”というニュアンスです。

「強火勢」は強火な人たちを指す

「強火勢」とは端的にいうと”強火な人たち”という意味です。「〇〇勢」で「〇〇な人たち」というニュアンスになります。「強火勢」と似た表現では「ガチ勢(ガチ=本気の人たち)」も挙げられます。

「強火担」と「同担拒否」の違いとは?

「同担拒否」とは同じ推しを持つ人を受け入れられないこと

「同担拒否」とは、同じ推しを持つ人を受け入れられないこと(人)を指します。たとえばそのアイドルグループのメンバーAが好きなあまり独占欲が芽生え、同じファンでも交流を望まない人が代表的な例です。わかりやすくいうと、好きすぎて独占したい、推しを独り占めしたいから同じ担当の人は拒否する、というのが「同担拒否」です。

「強火担=同担拒否」ではない

「同担拒否」の人は大抵の場合「強火担」といえるでしょう。”強火”だからこそ、独り占めしたいというわけです。

ただし「強火担」を名乗る人でも積極的に「同担」つまり同じ推しを持つ人と交流をとる人もいます。同じ熱量で話せる人が欲しい、というケースもあるでしょう。

まとめ

「強火担」とは端的にいうと「熱烈なファン」を指します。”強火”のように強い勢いで応援するファンや熱狂的に(その人を)推しているファンは「強火担」と呼ばれます。たとえば「〇〇の強火担です」というと「〇〇の熱狂的なファンです」という意味です。「強火担」という表現で「〇〇が大好きです」という強い思いを表すこともできるでしょう。中には強火ゆえに「同担拒否」という人もいますが、「強火担」と「同担拒否」は必ずしもイコールではありません。