「凄い」の言い換えは?意味やシーン別に使える表現を例文付きで紹介

「凄い」という言葉は日常会話やメール・SNSでも頻繁に見聞きし、年齢や性別を問わず誰でも使えます。ただ、頻繁に使いすぎると語彙力がないと思われることも。またビジネスシーンで「凄い」を多用すると、場合によっては失礼な印象を与えかねません。そこでこの記事では「凄い」の言い換え表現について解説します。

そもそも「凄い」の意味は?

「凄い」の意味は「並外れた」「たいそうな」

「凄い(すごい)」は「並外れた、たいそうな」という意味と「ぞっとするほど恐ろしい」の2つの意味を持つ言葉です。現代では後者の「恐ろしい」の意味で使われることは少なく、称賛したり感嘆したりする時にポジティブなニュアンスで使われています。

特に以下のようなシチュエーションで「凄い」が用いられます。

  • 尊敬する、素晴らしいと思う
  • 程度や大きさが著しい。また範囲、量、効果などが通常を超えている
  • 物事の迫力や完成度が非常に優れている
  • 勢いが強いこと・感嘆し称賛の意を表したいと思う

「凄い」を多用すると幼稚な印象に

気軽に使える「凄い」という言葉ですが、あまり頻繁に使いすぎると幼稚な印象を相手に与えてしまう恐れがあります。特に目上の人や取引先に対して「凄い」を何度も使うと、失礼な印象を与える可能性も。何に対しても「凄い」という感想だけでは、「語彙力が乏しいな」と思われかねません。

また「凄い」は口語的な表現なので、文章では使いにくいとされています。場面や状況に合わせて適切な言い換え表現を取り入れられるよう、様々な言葉を覚えておくとよいでしょう。

ビジネスシーンで使える「凄い」の言い換え表現

「驚くべき」

「驚くべき」とは「誰もが驚くような、尋常ではない様子」を指す言葉です。「~して当然だ」という助動詞「べき」の連体形が付加していることで「驚いて当然だ」という意味を持ちます。

言い換えの例
  • 彼の凄いプレーがチームを優勝に導いた

(言い換え例)彼の驚くべきプレーがチームを優勝に導いた

  • 彼女には凄い音楽の才能がある

(言い換え例)彼女には驚くべき音楽の才能がある

「卓越した」

「卓越した(たくえつした)」の意味は「通常からかけ離れて優れている」です。「卓越」は「他よりも明らかに抜きん出て優れている」という言葉で、技術や腕前が群を抜いて優れている様子を表します。他よりも明らかに優れている、けた違いで素晴らしいというニュアンスを伝えたいときに使えます。

言い換えの例
  • 先輩の先を見抜く力は凄いものがありますね

(言い換え例)先輩の先を見抜く力は卓越したものがありますね

  • 彼女は多くの言語を使いこなせます。特に凄いのは、英語です。

(言い換え例)彼女は多くの言語を使いこなせます。特に卓越しているのは、英語です。

「感銘を受ける」

「感銘を受ける」の「感銘(かんめい)」は、心に深く刻み付けて忘れないこと、忘れられないほど深く感じることを意味する言葉です。強く心が動き、その気持ちが心に残ることを言い表したいときに使います。特に目上の人からの話を聞いたり、アドバイスをいただいたりしたときに「感銘を受けた」と伝えることで、相手に感動の気持ちと敬意を示すことができます。

言い換えの例
  • 今朝の社長のお言葉、凄かったです

(言い換え例)今朝の社長のお言葉に、感銘を受けました

  • 先輩の働く姿を見て、凄いと思いました

(言い換え例)先輩の働く姿を見て、感銘を受けました

カジュアルなシーンでも使える「凄い」の言い換え表現

「素敵」

「素敵」とは「非常にすぐれていること。心を引かれるさま」「程度がはなはだしい」という意味を持ちます。「素晴らしい」の「素」に接尾語の「てき」が付いた言葉で「敵」は当て字です。相手を褒める時や驚きを表現するときに用います。

言い換えの例
  • 凄い景色!早く写真を撮ろうよ

(言い換え例)素敵な景色!早く写真を撮ろうよ

  • あのドラマに出ていた女優さん、本当に凄かったね

(言い換え例)あのドラマに出ていた女優さん、本当に素敵だったね

「目覚ましい」

「目覚ましい」は「めざましい」と読み、眼を見張るような立派さ・すばらしさを形容する時に用いる表現です。字の通り「眠っていた人の目を覚まさせるほど、衝撃的にすばらしい」という意味があり、ほとんどの場合相手を称賛したり誉めたりするときに使われています。

言い換えの例
  • 彼はチームを移籍してから、凄く活躍しているよね

(言い換え例)彼はチームを移籍してから、目覚ましい活躍を見せているよね

  • この時期の子どもの成長は凄いよね!

(言い換え例)この時期の子どもの成長は目覚ましいよね!

「見事」

「見事(みごと)」は「すばらしい、りっぱなさま」を表す形容動詞で、見るべき価値があるものや事を指します。見るべき価値があるという意味が転じて、立派な様子や美しいことを表すときにも使われるようになった言葉です。

言い換えの例
  • 彼女たちのダンスは凄かった

(言い換え例)彼女たちのダンスは見事だった

  • 昨日野球を観に行ったんだけど、凄いプレーだったよ

(言い換え例)昨日野球を観に行ったんだけど、見事なプレーだったよ

「凄い」の英語表現は?

「Wonderful」「Excellent」

「wonderful」は「凄い」を表現できる言葉の中でも落ち着いた印象を与える単語です。そのため、ビジネスシーンやフォーマルな場で使うことができます。たとえば「素晴らしい経歴」や「すごい経験」といった様子を伝えるのに使われます。

このほかに「excellent」も「凄い」を意味する英語表現としてビジネスシーンで使える単語です。もともと「excellent」には”優秀な”という意味があるので、「成績が優秀(凄い)」「人と違う優秀な(凄い)アイデア」などを表現する時に使えます。

「Awesome」「Fantastic」

「awesome」は、カジュアルなシーンで頻繁に使われる「凄い」を意味する単語です。尊敬しているニュアンスが含まれることから、あらゆる表現に使われています。日常会話の中でよく耳にする言葉ですが、カジュアルな印象を与える表現なのでビジネスシーンやフォーマルなシーンで使うのは控えた方がよいでしょう。

また「空想的な」を意味する「fantastic」も、「凄い」を表現したいときに使える単語です。特に”通常の状態からは考えられないほど優れている、凄い”というニュアンスを表現できます。

まとめ

「凄い」には「並外れた、たいそうな」という意味と「ぞっとするほど恐ろしい」の2つの意味がありますが、現代ではほとんどの場合ポジティブなニュアンスで使われています。日頃よく使われている言葉ですが、あまり頻繁に使いすぎると幼稚な印象を相手に与えてしまう恐れがあります。語彙力が乏しいと思われないためにも、状況に合わせた適切な言い換え表現を覚えておくとよいでしょう。