「6月5日」は何の日?日本や海外で起きたこと・有名人や誕生花も

6月5日は絶景ポイントとして人気のある黒部ダムが完成した日です。また「世界環境デー」でもあり、6月5日は自然や環境のことを考えるいい機会になるかもしれませんね。

この記事では、6月5日に国内外で起きた主なできごとの他に、記念日や6月5日生まれの有名人、誕生花や星座などを紹介します。

「6月5日」に起きたできごととは?

黒部ダムが完成(1963年)

「黒部ダム」とは、富山県の黒部川上部にある関西電力の発電専用のダムで、1963年6月5日に完成しました。着工から完成まで7年かかり、工費513億円、工事に携わった人は1000万人にも及ぶ大プロジェクトでした。

「黒部ダム」は立山黒部アルペンルートの途中にあり、展望台からの眺望や、頭上を流れる迫力のある放水が人気のレインボーテラスが観光のポイントになっています。

国立国会図書館が開館(1948年)

「国立国会図書館」が1948年6月5日に開館しました。開館当初は赤坂離宮を使っていましたが、1961年に現在の図書館に移転しました。

「国立国会図書館」は日本で唯一の国立図書館です。国会に属した図書館のため、国会議員が国政や立法についての調査を依頼できます。一方、一般の人も閲覧することができる図書館です。

ミッドウェー海戦で日本軍大敗(1942年)

「ミッドウェー海戦」は、太平洋戦争中の1942年6月5日から7日にかけて、日本海軍がアメリカ海軍に対して仕掛けた海戦です。ハワイ諸島の北西2100mに位置するミッドウェー島付近で行われて、日本海軍は空母4隻を失い大敗します。それ以降、戦争の主導権はアメリカに移りました。

「6月5日」は何の日?

「世界環境デー」

「世界環境デー」は、環境保護のための関心を持ってもらい環境への理解を深めるために、国連が定めた国際的な記念日です。1972年6月にストックホルムで開かれた国連人間観環境会議で、日本の提案により決まりました。

「環境の日」

「環境の日」とは、世界環境デーの制定を受けて、日本で定めた環境保護について考える記念日です。6月の一ヵ月は環境月間として、環境を守ることの大切さを伝えるための全国的なイベントが開かれています。

「熱気球記念日」

「熱気球記念日」は、モンゴルフィエ兄弟が発明した熱気球が世界で初めて飛んだことを記念した記念日です。

製紙工場を営んでいたモンゴルフィエ兄弟は、洗濯物が焚火から出る気流で浮き上がることに着想を得て、絹製の熱気球を発明しました。そして1783年6月5日にフランスのアノネで公開実験を行い、熱気球は高度1kmまで飛行したと伝えられています。

ただモンゴルフィエ兄弟が公開実験を行った日は、6月5日ではなく、前日の6月4日だったという説もあります。

幻の「落語の日」

噺家の春風亭正朝が6月5日の「6」と「5」の語呂合わせから「落語の日」を提案したのですが、落語の日制定イベントにおいて却下されてしまいました。

しかし寄席への関心を向けるために、落語協会が「落語の日」の代わりに「寄席の日」を6月の第一月曜日に決めました。

「落語の日」はありませんが、その代わりに「寄席の日」が生まれたことから、「落語の日」について話し合われたことは意味があったと言えるでしょう。

6月5日が誕生日の有名人とは?

イギリスの経済学者「アダム・スミス」(1723年生まれ)

経済学者のアダム・スミスが1723年6月5日にイギリスで生まれました。自由主義的な経済主義を体系的に説明したスミスは、主著『国富論』のなかで経済を科学的に体系づけました。『国富論』は今でも経済学の古典として読み継がれています。

経済学者の「ジョン・メイケード・ケインズ」(1883年生まれ)

経済学者のジョン・メイケード・ケインズは、1883年6月5日にイギリスで生まれました。ケインズは不況と失業の原因を分析して、自由主義の経済ではなく、政府が経済に積極的に加入するべきだと主張しました。この考え方は「ケインズ革命」と呼ばれるまでに発展して、第一次世界大戦後の経済活動に影響を及ぼしました。

「6月5日」の誕生花・星座・誕生石とは?

6月5日の誕生花は「ホタルブクロ」

花が下に向かって咲く「ホタルブクロ(蛍袋)」の花は、鐘のようにふっくらとしたふくらみがあります。その色は、紫や青、白、ピンク色とさまざまで、花言葉は「忠実」と「正義」です。

6月5日の誕生花には、ほかにもダリアやマリーゴールド、シランもあります。

6月5日の星座は「ふたご座」

6月5日の星座は「ふたご座」です。ふたご座の性格は、好奇心旺盛で行動力があり、恋愛でも積極的に行動できるタイプだと言われています。

6月5日の誕生石は「クリソベリル・アレキサンドライト」

「クリソベリル・アレキサンドライト」とは、クリソベリルの中でも2色の輝きを見せる貴重な石として知られています。

自然光では緑色に輝き、人工の光では赤く光るアレキサンドライト効果があり、この特性から石言葉は「愛と性の充実」です。1つの石が2色の異なる輝きも持つことから、二つの異なることを両立できる才能と解釈されたのが由来だと言われています。

まとめ

「6月5日」は日本では黒部ダムが完成し、世界的には国連によって世界環境デーが制定された日でした。その一方で、ミッドウェー海戦で大敗を喫したという意味でも記憶に残る日付です。またこの日には、経済史に名を残す二人の経済学者も生まれました。

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「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。