「10月7日」はなんの日?国内外の出来事や誕生花・誕生石も紹介

「10月7日」は、「明治宮殿の落成が行われた日」であり「レパントの海戦が起きた日」でもあります。

この記事では10月7日は何の日なのか、日本や世界で起こった出来事を紹介します。また、10月7日に生まれた有名人や誕生花・誕生石も紹介します。

「10月7日」に日本で起こった出来事とは?

1888年:明治宮殿の落成

1888年(明治21年)10月7日は明治宮殿が落成した日です。

明治宮殿は、明治時代から第二次大戦の終わりごろまで、皇居の中心的な施設として存在した建造物で、現在の皇居にあたる宮城にありました。1945年(昭和20年)5月25日、空襲による火災で焼失しています。

2014年:赤崎勇、天野浩、中村修二がノーベル物理学賞同時受賞

2014年(平成26年)10月7日、赤崎勇、天野浩、中村修二の3名が、ノーベル物理学賞を同時受賞しました。青色発光ダイオード(LED)に関する研究によるものです。

それまで赤色と黄緑色のみであったLEDでしたが、1986年に赤崎勇と天野浩が青色LEDを初めて制作。その後、豊田合成と日亜化学工業の2社が青色LEDの工業化をめざしました。

2021年現在、青色発光ダイオード(LED)は信号機や液晶パネルなどさまざまなものに活用されています。

「10月7日」に世界で起こった出来事とは?

1571年:レパントの海戦

1571年10月7日、ギリシャ中部コリント湾のレパント沖で「レパントの海戦」が起きました。

イスパニアやベネチアなどのヨーロッパ連合艦隊とオスマン帝国艦隊が戦い、オスマン艦隊がヨーロッパ連合艦隊に敗れています。

1949年:ドイツ民主共和国(東ドイツ)発足

第二次世界大戦後の1949年10月7日、ドイツ人民評議会でドイツ民主共和国憲法草案が可決されました。これにより当時のソ連占領地域にドイツ民主共和国(通称東ドイツ)が発足。ドイツを二分した分断国家のひとつです。アメリカ・イギリス・フランス占領地域に建国されたドイツ連邦共和国(西ドイツ)との間にはベルリンの壁が建設され、冷戦の象徴となりました。

1989年11月9日、東ドイツ政府による旅行自由化の発言を受け、ベルリン市民が殺到してベルリンの壁は崩壊。1990年10月3日、西ドイツに領土を編入される形で、東ドイツは消滅しています。

1952年:バーコードが特許登録される

1952年10月7日、アメリカの大学院生が発明したバーコードの特許を取得しました。1967年にはアメリカの食品チェーン店が実用化しました。

1959年:ソ連の月探査機「ルナ3号」が月の裏側撮影に世界で初めて成功

1959年10月7日、ソ連の無人月探査機「ルナ3号」が、月の裏側の撮影に成功しました。これは世界初の出来事です。

1959年10月4日に打ち上げられたルナ3号は、10月6日には月の南極付近まで最接近。月の引力を利用し軌道を変えながら飛行し、10月7日には撮影を行いました。その後、地球へデータを送信したルナ3号は、地球近くで飛行を続けたのち大気圏に突入したとみられています。

「10月7日」はなんの日?

10月7日は「ミステリー記念日」

10月7日は「ミステリー記念日」です。アメリカの小説家エドガー・アラン・ポーの命日に由来して制定されました。エドガー・アラン・ポーは、ミステリー小説(推理小説)の先駆者と呼ばれています。

10月7日は「バーコードの日」

10月7日は「バーコードの日」です。1952年10月7日、世界で初めてアメリカでバーコードの特許が取得されたことにちなみます。

10月7日は「盗難防止の日」

10月7日は「盗難防止の日」です。「10」を”とう”、「7」を”なん”に当てはめた語呂合わせで、2003年に日本損害保険協会が制定しました。

「10月7日」が誕生日・命日の有名人とは?

1885年:ニールス・ボーアの誕生日

1885年10月7日は、デンマークの物理学者ニールス・ボーアの誕生日です。

デンマークの学者家庭に生まれたニールス・ボーアは、学生時代にはサッカーの選手としても活躍していました。6歳年上のアインシュタインとも親交があり、ライバルとも称された天才物理学者です。1922年にはノーベル物理学賞を受賞しています。

1849年:エドガー・アラン・ポーの命日

1849年10月7日は、アメリカの小説家でミステリー小説(推理小説)の先駆者とも呼ばれるエドガー・アラン・ポーの命日です。

ボストンで生まれ早くに両親を失ったエドガーは、両親と親交のあったアラン家へ引き取られました。大学を中退後、雑誌編集などの仕事をしながら詩集や短編小説を執筆。1841年に発表された短編小説「モルク街の殺人」は、世界初のミステリー小説(推理小説)といわれています。

「10月7日」の星座・誕生花・誕生石とは?

10月7日の星座は「てんびん座」

10月7日の星座は「てんびん座」です。「てんびん座」は9月23日から10月23日生まれの人が当てはまります。繊細な性格で気配りが上手な人が多いようです。

ギリシャ神話では、正義と天文の女神であるアストライヤーが持つ、正義を計るための天秤(てんびん)とされています。

10月7日の誕生花は「キンモクセイ」

10月7日の誕生花は「キンモクセイ」です。「キンモクセイ」は、秋に小さなオレンジ色の花を咲かせ、甘い香りを強く漂わせるのが大きな特徴です。花言葉は小さい花のようすから「謙虚」や、強い香りを放つことから「真実」などがあります。

他にも「ミニバラ」も10月7日の誕生花としてあげられます。

10月7日の誕生石は「ラピスラズリ」

10月7日の誕生石は「ラピスラズリ」です。はっきりとした青色が美しい「ラピスラズリ」は瑠璃(ルリ)とも呼ばれ、古くから装飾品としても愛用されています。邪気を退ける力があるといわれ、持ち主を危険から守ってくれる守護石としても人気の高いパワーストーンです。

また「トルマリン」や「ロードナイト」も10月7日の誕生石としてあげられています。

まとめ

10月7日は「ミステリー記念日」です。ミステリー小説の先駆者であるエドガー・アラン・ポーの命日にちなんで制定されました。また、語呂合わせから「盗難防止の日」でもあります。ドイツ民主共和国(通称東ドイツ)が発足したのも10月7日の出来事でした。

※その他の日付の記念日・出来事・雑学などはこちら:
<今日は何の日?【一覧】祝日や記念日・雑学・世界の出来事など>