10月23日は「電信電話記念日」のほかにも「おいもほりの日」や「家族写真の日」など、心温まる記念日になっている日付です。また歴史上では明治元年が始まるなど忘れられない日づけでもあります。
この記事では10月23日の国内外の主な出来事のほかに、記念日や10月23日生まれの有名人、誕生花や誕生石なども紹介します。
10月23日に日本と海外で起きた主な出来事とは?
1868年:明治元年が始まる
1868年10月23日に明治元年が始まりました。「一世一元の制」と呼ばれる天皇一代で元号を一つにすることを定めた制度が導入されて以来、初めての改元となりました。
1868年2月13日に睦仁天皇(むつひとてんのう)が天皇の地位を受け継ぎ、同年10月23日に元号を「明治」として明治元年が始まりました。「明治」という元号名は、儒教の教典のひとつ『易経』から採られました。
2004年:新潟県中越地震
2004年10月23日17時56分に新潟県の川口市で震度7を記録する「新潟県中越地震」がありました。その被害は、全壊した住宅数は3,175棟を数え、死者数は68名、走行中の上越新潟新幹線は脱線し、地震に続く降雨などの影響によりがけ崩れなどの二次災害も発生しました。
2001年:Apple社が「iPod」を発表
2001年10月23日に、米Apple社は携帯オーディオプレーヤー「iPod(アイポッド)」を発表しました。発表当初は、「iPod」は手のひらサイズの本体にデジタルメディア化された音楽が何百曲も保存できる次世代の携帯型プレーヤーとして注目を集めました。
10月23日はなんの日?
「電信電話記念日」
「電信電話記念日」とは、1869年10月23日に東京と横浜の間で電信線の架設工事が始まったことを記念して、NTTの前身である電気通信省が1950年(昭和25年)に制定した記念日です。当時の加入件数は、東京と横浜を合わせて197世帯だけで、電話代は月額40円(現在の金額に換算すると約15万円)もする高価なコミュニケーションツールでした。
「おいもほりの日」
幼稚園や小学校で秋の行事のひとつに、サツマイモを収穫する「おいもほり」がありますが、この「おいもほり」の普及と教育的な意義を広めるための記念日が「おいもほりの日」です。
「おいもほりの日」は「石焼いも®黒サンホイル」などの包装資材や商品密閉容器を製造・販売する東洋アルミエコープロダクツ株式会社によって制定。「おいもほり」の主役であるさつまいもは、秋が深まる霜降(そうこう)の頃が太く美味しくなることから、その時期にあたる10月23日が「おいもほりの日」に選ばれました。
「家族写真の日」
10月23日の日付から「撮(10)ろうファミリー(23)」の語呂合わせにちなみ、10月23日は「家族写真の日」です。記念写真として赤ちゃんだけが撮影されることが多いのですが、家族が一緒に記念撮影されることが少ないため、家族で記念撮影をしてほしいという願いを込めて、一般社団法人日本おひるねアート協会が制定しました。
「国産小ねぎ消費拡大の日」
「国産小ねぎ消費拡大の日」は、国産の小ねぎのPRのために「小ねぎ主産県協議会」が制定しました。10月23日の一か月後の11月23日が「小ねぎ記念日」になっていることから、その前の月の同日をが「国産小ねぎ消費拡大の日」として、万能ねぎや細ねぎとも呼ばれる小ねぎをPRしています。
「津軽弁の日」
「津軽弁の日」とは津軽弁で詩を詠んだ詩人「高木恭造」の命日である1987年10月23日にちなみ、津軽弁の日やるべし会が制定した記念日です。津軽弁は青森県津軽地方を中心に話されている方言で、独特の言い回しに発音も特徴的で難しい方言として有名です。
「津軽弁の日」には津軽弁をテーマにしたイベントや弁論大会などが青森市文化会館で開催されています。
「じゃがりこの日」
「じゃがりこの日」は、1995年10月23日にスナック菓子「じゃがりこ」が発売されたことを記念して、消費者への感謝の気持ちから製造元であるカルビー株式会社が制定しました。
「じゃがりこ」はジャガイモを主原料にしたスナック菓子で、限定商品なども含めるとバリエーションも多い人気のお菓子です。
10月23日生まれの有名人
1805年:オーストリア出身の小説家「シュティフター」
アダルベルト・シュティフターはオーストリアに生まれて、画家を志すかたわら作家活動を始めた小説家です。代表作に、短編集『石さまざま』や長編小説『晩夏』などがあります。緻密な自然描写なかに人間性を追求した作家として知られていて、落ち着いた筆致でも有名です。
1848年:社会学者の「外山正一」
外山正和(とやままさかず)は明治期の社会学者で、イギリスへの留学、アメリカ駐在な度を果たした後、開成学校や東京大学、帝国大学などで教授を歴任。第三次伊藤博文内閣で文部大臣も務めました。現在の正則中学である正則予備校や東京女学校などの学校の設立にも貢献しました。
10月23日の誕生花・星座・誕生石
10月23日の誕生花は「ルリマツリ」
「ルリマツリ」とは初夏から秋にかけて開花する、青紫か白い小さな花をつける半つる状の花として知られています。花言葉は「いつも明るい」や「ひそかな情熱」です。
またその他の誕生花として、ダチュラやエンゼルトランペット、アケビなども挙げられます。
10月23日の星座「てんびん座」と「さそり座」
10月23日生まれの人は「てんびん座」だと言われているのですが、占星術によると10月23日の20時57分以降に生まれた人は「さそり座」になります。出生時刻は母子手帳で確認ができますので、10月23日生まれの人は一度確認するといいでしょう。
10月23日の誕生石は「トルマリン」
さまざまな色彩がある「トルマリン」は18世紀にセイロン島で発見されてから、ヨーロッパに伝わった石です。現在では、ブラジルやマダガスカル、アメリカなどさまざまな国や地域で採石されています。
「トルマリン」の石言葉には、「無邪気」や「希望」、「友情」などがあります。
まとめ
10月23日は明治元年が始まり、新潟県中越地震など、印象的な出来事があった日です。また「おいもほりの日」や「家族写真の日」、「国産小ねぎ消費拡大の日」などさまざまな記念日にもなっています。
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