11月15日は七五三をお祝いするのにいい日とされ、また幕末のリーダー「坂本龍馬」の誕生日でもあります。そんな11月15日ですが、その他に「なんの日」になっているのかをご存知ですか。
この記事では、11月15日の国内外で起こった主な出来事や記念日、11月15日生まれの有名人に併せて、誕生花や星座なども紹介します。
11月15日に国内外で起きた出来事とは?
1911年:日本初の公共職業紹介所が東京に設置
現在ではハローワークで知られる公共職業紹介所が、1911年11月15日に東京に設置されました。職業安定法に基づいた日本初の職業の紹介所で、無料で職業紹介から職業指導などを行っています。
1955年:自由民主党の誕生
1955年11月15日に、自由党と日本民主党からなる保守政党「自由民主党」が誕生しました。結成当初に総裁はいませんでしたが、1956年に鳩山一郎氏が初代の総裁に就任しました。自由民主党は長年、政権をけん引してきました。1993年に野党となりますが、1994年に日本社会党と新党さきがけと連立を果たして復権。また2009年に下野したときも、2012年には連立を組まずに復権を果たしています。
1975年:第1回サミットの開催
1975年11月15日、フランスのランブイエで初めてのサミット(主要国首脳会議)が開かれました。第1回サミットの参加国は米、英、仏、西ドイツ、イタリア、日本の6か国で、石油危機と世界経済の諸問題について話し合われました。
11月15日はなんの日?
「七五三」を祝う日
「七五三」とは子供の成長を祝う行事で、10月から11月にかけて行われます。「七」「五」「三」を合わせると「15」にあることから、縁起を担いて11月15日に七五三が祝うといいと言われてきました。
男の子は数え年の3才と5才、女の子は3才と7才にお宮参りをするのが風習です。
「きものの日」
11月15日は、七五三でお宮参りに着物を着る人が多く着物姿が似合う日として「きものの日」になりました。多数の呉服店からなる日本きもの連盟が制定しています。
「こんぶの日」
「こんぶの日」も七五三にちなんだ記念日で、子どもたちにたくさんこんぶを食べてもらいたいという願いから日本昆布協会が制定しました。こんぶは「よろこんぶ」として縁起の良い食べ物として古来より愛されてきました。
「かまぼこの日」
かまぼこが初めて文献に紹介されたのが1115年だったことから、全国蒲鉾水産加工協同組合連合会が11月15日を「かまぼこの日」に制定しました。かまぼこが紹介された文献とは「祝宴の膳の図」で、そのなかの1品としてかまぼこが描かれました。
「イベリコ豚の日」
「イベリコ豚の日」とは、イベリコ豚のランク分けを知ってもらうための記念日です。「いい(11)イ(1)べリコ(5)」の語呂合わせから11月15日が選ばれて、イベリコ豚などの貿易事業を行うTAISHI CO.株式会社が制定しました。
「いいインコの日」
「いい(11)インコ(15)」の語呂合わせから11月15日は「いいインコの日」です。インコの可愛さを広めるのが目的で、制定したのは文具メーカーのセキセイ株式会社です。同社の創業者がセキセイインコの愛好家で、社章にもインコを使ったのが縁で「いいインコの日」が生まれました。
「のど飴の日」
2011年に人気商品「健康のど飴」が発売以来30周年を迎えたのをきっかけに、同商品を発売するカンロ株式会社が「のど飴の日」を制定しました。「いい(11)ひと(1)声(5)」の語呂合わせにちなんで、11月15日が「のど飴の日」に選ばれました。
「蔵(KURA)の日」
「蔵(KURA)の日」とは、信州の暮らしをテーマにする雑誌『KURA』が2001年11月15日に創刊したことを記念して制定された記念日です。雑誌『KURA』では、軽井沢などのタウン情報から北アルプスなどの雄大な自然のすばらしさなどを美しい写真とともに紹介しています。
「口腔がん検診の日」
「口腔がん検診の日」とは、口腔がん検診の普及をするために、公益社団法人東京と玉川歯科医師会が制定した記念日です。2008年11月15日口腔がん検診の普及をテーマにした学会が開かれたことにちなんで11月15日が記念日となりました。
口腔がん検診の普及のためのキャンペーンなどを行い、口腔がん撲滅運動のシンボル「レッド&ホワイトリボン」も発表しています。
11月15日生まれの有名人
1835年:倒幕の志士「坂本龍馬」
1835年(天保6年)11月15日に土佐藩の志士で倒幕運動に大きく貢献した「坂本龍馬」が生まれました。
江戸幕府を倒して天皇のもとにひとつの国家を形成するべきだとして、薩摩藩と長州藩を同盟(薩長同盟)に尽力して、土佐藩を説得して将軍徳川慶喜に大政奉還を進言しました。新しい政府のあり方を模索中、京都の旅宿近江屋で暗殺されました。
1738年:天王星を発見「ウィリアム・ハーシェル」
イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルは、自身で望遠鏡を製作し、天王星を発見したことで知られています(1781年)。またハーシェルは土星や天王星の4つの衛星、多くの星雲や二重星など多くの天体を発見しました。
天文学者になる前には、ハノーファー近衛連隊の楽団でオーボエ奏者として活動して、移住したイギリスで音楽教師としても働いていた異色のキャリアの持ち主です。
11月15日の誕生花・星座・誕生石
11月15日の誕生花は「ヒガンバナ」
「ヒガンバナ」は、秋に咲く花で墓地など寂しい場所に割くことが多いため、花言葉は「悲しい思い出」や「あきらめ」などです。
また11月15日の誕生花としてロベリアやオレガノ、オレンジ色のバラなども挙げられます。
11月15日の星座は「さそり座(蠍座)」
「さそり座(蠍座)」の人の性格は、人情に厚く優しい人と言われています。また真面目で、目的に向かって真っすぐ進んでいく実直さと忍耐力も持ち合わせています。
11月15日の誕生石は「レッド・コーラル」
「レッド・コーラル」の和名は「珊瑚」で、その石言葉は「寛容」と「冷静な愛情」です。レッド・コーラルは古来よりお守りとして大切にされてきましたが、壊れやすいので取り扱いには注意が必要です。
11月15日の誕生石にはトパーズやアメトリンも挙げられます。
まとめ
11月15日は「七五三の日」として親しまれていますが、それ他にも「イベリコ豚の日」や「いいインコの日」など語呂合わせにちなんだ記念日にもなっています。また坂本龍馬が生まれた日でもあり、日本人にとって親しみ深い日付でしょう。
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