2月14日はなんの日?「バレンタインデー」や国内外の出来事も

2月14日はバレンタインデーです。日本では女性が好きな人へチョコを贈る日として定着していますが、近年は変化が表れています。

他にも、福島県沖で発生した地震の臨時会合が開かれたり、アメリカで新しい元素が発見されたりした日でもあります。誕生花や誕生石とあわせて、2月14日がなんの日か紹介しましょう。

2月14日は何の日?

バレンタインデー

2月14日はバレンタインデーです。「愛情を伝える行事」で、日本では「女性が愛する人へチョコレートを贈る日」とされています。国によって違いが多い行事で、男性から贈る国や、性別を問わず贈りあう国があります。プレゼントの内容もチョコレートが中心の国はあまりありません。

近年では、バレンタインデーに友人同士でチョコを贈り合う「友チョコ」が一般的になりました。他にも、義理チョコ(親しくない相手にマナーとして渡すチョコ)及びその返礼を強いられる一面を疑問視する意見が増えつつあります。

ふんどしの日

2月14日は「ふんどしの日」です。日付の由来は語呂合わせ(ふん[2]ど[10]し[4])になります。

ふんどしとは、伝統的な日本の下着です。かつては仕事着だったことから、現在でも相撲や一部の祭りでは下着ではなく装束として着用しています。男性用だけでなく、女性用のふんどしも長い歴史があります。

煮干の日

2月14日は「煮干の日」です。「に[2]ぼ[1]し[4]」の語呂合わせでこの日に制定されました。(「ぼ」が1なのは、1を棒と捉えているためです)

煮干(にぼし)とは、貝や魚を煮てから乾燥させた食べ物のことです。イワシの煮干をイメージする人が多いかもしれません。栄養価が高く日持ちすることから、保存食に最適だと言われています。

2月14日に日本であった出来事とは?

1920年:第1回箱根駅伝の開催日

1920年2月14日は第1回箱根駅伝の開催日です。14日と15日の2日間開催していました。当時は長距離ランナーを揃えられる学校が少なく、わずか4校での開催でした。

箱根駅伝とは、東京から箱根までを2日間かけてリレーで往復する駅伝競走です。正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」になります。現在の開催日は1月2日、3日で固定されていますが、1955年までは毎年変動していました。

2021年:福島県沖地震の臨時会合が開かれた日

2021年2月14日、前日23時頃に発生した福島県沖地震の臨時会合が開かれました。地震のマグニチュードは7.3です。

会合では、この地震は2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(通称:東日本大震災)の余震だと推測されました。ただし、同年4月1日には「余震と表現しない」と発表されます。10年経ったことで、余震なのか判断することが難しくなったためです。

2月14日に世界であった出来事とは?

1961年:ローレンシウムが合成された日

1961年2月14日は、アメリカの大学で103番目の元素ローレンシウムが合成された日です。元素記号は「Lr」になります。

ローレンシウムは自然界に存在しない元素です。現在のところ一般的な用途はありませんが、化学研究に貢献しています。

1990年:史上初の太陽系家族写真の撮影日

1990年2月14日、アメリカが打ち上げた無人宇宙探査機ボイジャー1号が、史上初の太陽系家族写真を撮影しました。太陽系家族写真とは、太陽系の惑星を同じ地点から撮影し、それらを繋ぎ合わせて1枚の写真になるよう構成したものです。太陽系の惑星を家族に例えています。

ボイジャー1号は他にも有名な写真を撮影しています。約60億km離れた地点から撮影した地球の写真です。拡大処理をしても地球が小さな点にしか見えないことから「ペイルブルードット」と呼ばれています。

2月14日が誕生日・命日の有名人

270年(269年とも)没:聖バレンチノ

270年あるいは269年2月14日は、聖バレンチノ(英語ではバレンタイン)の命日です。3世紀ごろの聖職者で、カトリック教会などでは聖人とされています。

バレンチノには、結婚に関する伝承が残っています。当時の「兵士の自由結婚禁止政策」に反対し処刑されてしまったという内容です。このことから、「愛の誓いの日」であるバレンタインデーの由来になったと考えられています。

1838年誕生:岡田以蔵

1838年2月14日(当時の暦では天保9年1月20日)生まれの有名人・偉人は岡田以蔵です。幕末の土佐藩の剣士で、テロ活動を続けたことから「人斬り以蔵」として恐れられていました。

幕末をモチーフにした歴史作品では「仲間や理想を信じて汚れ仕事を引き受けたのに、最期は処刑される悲劇的なキャラクター」として描かれることもあります。

2月14日の星座・誕生花・誕生石

2月14日生まれの人の星座はみずがめ座

2月14日生まれの人の星座はみずがめ座です。複雑な問題でも、斬新な発想で解決できる人が多いと言われています。

2月14日の誕生花はカモミール

2月14日の誕生花はカモミールです。花言葉は「逆境で生まれる力」「逆境に耐える」です。カモミールは踏まれれば踏まれるほど強く育つことが花言葉の由来だと考えられています。

2月14日だけではなく、3月14日と11月3日もカモミールが誕生花だとする説もあります。

2月14日の誕生石はピンクオパール

2月14日の誕生石はピンクオパールです。石言葉は「愛の出会い」です。キューピッドストーンとも呼ばれています。キューピッドとは、ローマ神話に登場する恋の神です。

まとめ

バレンタインデーは国によって「プレゼントを贈る性別」「プレゼントの内容」が違う行事です。日本でも徐々に変化しつつある行事のため、移り変わりを調べてみても面白いかもしれません。