「オンスケ」の意味と使い方とは?「リスケ」との違いや言い換えも

「オンスケ」という言葉は、スケジュール確認でよく用いる表現です。英語では「on schedule」で予定どおりに進んでいることを指します。図面・設計の分野では異なる意味でも使うため、文脈によっては使い方を意識しなければなりません。

この記事では、「オンスケ」の詳しい意味と使い方を解説し、日本語での言い換えや反対語、似た言葉の「リスケ」も解説していきます。

「オンスケ」の意味とは?

「オンスケ」の意味は「計画通り進んでいること」

「オンスケ」とは、英語の「on schedule」をカタカナ表記した「オン スケジュール」を短縮した言葉です。

英語の「on」は「接触」している状態を表す前置詞であるため、「on schedule」でスケジュールに実際の作業や計画が沿っている、つまりスケジュールどおりに進んでいるということを指しています。

定刻どおりの運行も「オンスケ」

飛行機や電車などのダイヤに乱れがないときにも、「オンスケ」が使われます。定刻どおりに運行していることは、あらかじめ設定された運行スケジュールどおりに進んでいることを表し、「交通機関はオンスケです」というようにいい表すことができます。

日本の公共交通機関は「オンスケ」であることが前提となっていますが、異常気象や事故によって「オンスケ」でなくなったときのことも想定しておいた方がよいでしょう。

「オンスケ」の使い方

「オンスケ」は業務の報告・確認に使う

「オンスケ」は、業務の進捗状況を報告・確認するときによく用いられています。「オンスケ」であるということは、時間のうえで予定通りに作業が進んでいることに加え、内容的にも問題なく順調に進んでいることも含んでいるのです。

したがってスケジュール自体にも問題がなく、このまま作業を進めていけば予定通りに業務が終了すると見込まれる場合には、「オンスケです」と報告できます。

IT業界の進捗確認でよく用いられる

「オンスケ」はIT業界、特にシステム開発の現場でよく使われる言葉です。もともとカタカナ語が多く飛び交っていることに加え、エンジニアの人手不足にIT需要の増大が重なって、業務の遅延が懸念されていることから、進捗状況を確認するための「オンスケ」がひんぱんに使われています。

「オンスケ」は身内向けの「話し言葉」に

略語である「オンスケ」は話し言葉として便利ですが、メールや文書で使うことは避けたい言葉です。また、部署内など「身内」で簡略に使う言葉であるため、顧客や部署外など「身内」以外に対して用いることは適切ではありません。

文書や外部に対しては、「オンスケ」は「スケジュール通りに進んでいます」「進捗状況は予定通りです」というように、きちんとした表現で伝えるように心掛けたいものです。

「オンスケ」の類語・言い換え

「オンスケ」の類語は「予定通り」「計画通り」

「オンスケ」を日本語で表現するなら、「予定どおり」や「計画通り」が適切です。「スケジュール」は、予定や日程などのように時間を織り込んだ計画のことを指しています。1日のスケジュールが対象の場合は、「時間通り」としてもよいでしょう。

言い換えは「遅れがない」でも可

予定に遅れがないことも、「オンスケ」といい表すことができます。チームで作業を進めているような場合や、部署外と連携しているような場合、スケジュールの進み具合を常時確認しておきたいものです。

このようなときに「オンスケですか」と尋ねるのではなく、一般的な日本語を使って「遅れはないですか」ということができます。

「オンスケ」の反対語と関連語

「リスケ」はスケジュールの組み直しのこと

「オンスケ」と同じくスケジューに関連するビジネス用語として、「リスケジュール」の短縮形の「リスケ」が挙げられます。「リスケ」は「オンスケ」でない状態になったときに行われるため、反対語といえる言葉です。

接頭辞「re-」は「リサイクル」という言葉からもわかるように「再び」という意味があり、スケジュール通りに作業が進まないために、再び予定を組み直すことを表した言葉です。

なお「リスケ」には、債務者が債務者と話し合って債務返済時期を当初の契約より遅らせるという意味もあります。

「ペンディング」は保留という意味

「ペンディング」も、スケジュールに関連するビジネス用語です。「オンスケ」でない状態になったときに、問題を保留や先送りにすることを表します。

「ペンディング」は本来、「未決・懸案」という意味合いがありますが、一時的な保留から凍結のような事実上の廃案まで含まれている言葉です。

英語の「pending」が語源となっていますが、保留という意味合いを英語で表現したいときは「on hold」を使った方が通じやすいようです。

図面・設計で使う「オンスケ」とは?

設計では「オンスケール」の略語

「オンスケ」は多くの場合、スケジュールに関連する言葉として用いられていますが、設計においては「オンスケール」の略語としても使用されているのです。

「スケール」には「物差し・尺度」という意味があり、「オンスケール」で縮尺が掲載された図面や地図のことを指します。「オンスケール」で表記された図面や地図の場合、定規で測った寸法を縮尺で割れば正確な寸法を導き出すことができます。

まとめ

「オンスケ」の意味と使い方のほか、日本語での言い換えや反対語などについて紹介しました。業務はいつも「オンスケ」でありたいものですが、多くの場合、予期せぬトラブルなどによって遅れが生じがちです。

納期を守るためには、あらかじめバッファーを見越したスケジュールを組んでおいたり、万一のときのリスケ案を用意しておいたりすることが必要でしょう。