「サブスクリプション」の意味とは?メリットや定額制との違いも

「サブスクリプション」はデジタルコンテンツやアプリなどによく導入されているものです。便利なうえ導入コストも低いため多くの人に利用されていますが、詳しい内容までは把握できていないかもしれません。この記事では「サブスクリプション」の意味のほか、メリットや定額制との違いについて紹介しています。

「サブスクリプション」の意味とは?

「サブスクリプション」での課金対象は使用権

「サブスクリプション」とは、ものやサービスの使用権に対して定額料金が発生するという契約方式やビジネスモデルのことで、「サブスク」と短縮して用いられることが多い言葉です。

課金は月額制が一般的ですが、1年から複数年の単位で契約されることもあります。ソフトウェアの場合、契約期間中は追加料金なしでアップデートなどのサポートを受けることができるものが一般的です。

「サブスクリプション」は英語で「定期購読」のこと

「サブスクリプション」とは英語の「subscription」の読みをカタカナ表記した言葉で、「subscribe」が名詞化したものです。英語での意味は「定期購読」で、もともとは新聞や雑誌・本などの定期購読を指す言葉でした。

ここから製品やサービスなどを利用する権利に対しても用いられるようになり、期間を定めて定額でものやサービスの購入を行うことを指すようになっています。ほかには、自動車のリースなども「サブスクリプション」とほぼ同じサービスといえます。

「サブスクリプション」の主な対象はシステムの利用

日本語として「サブスクリプション」を用いる場合、形がある「もの」ではなくネット上のシステムやデジタルコンテンツが対象となることが多いようです。

代表的なものとしてはネット配信の音楽・映像やアプリなどのソフトウェア、ゲームなどがあげられますが、これらのサービスはすでに買取ではなく「サブスクリプション」での契約が主流となっています。

「サブスクリプション」のメリットとは

利用者側のメリットは導入コストの低さ

「サブスクリプション」の利用者側からのメリットとしては、導入コストの低さがあげられます。たとえばソフトウェアを購入する場合には、ある程度まとまった費用が必要となります。しかし「サブスクリプション」の場合、月額制であれば1ヵ月分の費用だけで導入することができるのです。

もし気に入らなくても契約期間が過ぎればいつでも解約できるため、気軽にお試しできます。また、「サブスクリプション」は使用権だけを購入するため、アップデートや管理の手間が不要というところも大きなメリットでしょう。

事業者側のメリットは収益の安定化

「サブスクリプション」の事業者側からみたメリットとしては、収益の安定化があげられます。継続して利用料が得られることによる安定した収益は、経営上の大きなメリットです。加えて導入コストが低いことから、新規顧客を獲得しやすいという点もメリットといえます。

さらに、顧客の利用状況など詳細なデータのフィードバックを得られるため、品質の向上や新規サービスの開発に役立てることもできるのです。

「サブスクリプション」のデメリットとは

顧客側のデメリットは長期的には高くつくこと

「サブスクリプション」の顧客側からみたデメリットは、長期的にはコスト高になることです。長期間使い続けることができる製品などは購入し、短期間で陳腐化するコンテンツなどは「サブスクリプション」を利用するというように使い分けるとよいでしょう。

他のデメリットとしては、パッケージタイプのものには不要なサービスも含まれていることがあるため、使わないものに対しても料金が発生することがあげられます。

「サブスクリプション」の自動更新に注意

iPhoneの「サブスクリプション」にもみられるように、自分から解約しない限り契約は自動的に更新されるようになっています。

継続して利用しているコンテンツの場合に自動更新は便利なものですが、あまり利用していない場合、解約のタイミングを逃してしまうこともあるので注意が必要です。

事業者側のデメリットは黒字化まで時間が掛かること

「サブスクリプション」モデルは顧客が「細く長く」利用することを前提としているため、投資額の回収まで時間が掛かってしまいます。つまり、元が取れるまで持ち堪えられる体力が必要となるのです。

また、短期間で解約されないコンテンツを開発・投入しなければならないことから、完成度の高いコンテンツを作成するためのノウハウが必要で、参入のハードルは高くなっています。

「サブスクリプション」と「定額制」との違いとは

「定額制」は「従量制」の対義語

「定額制」は一定の料金を支払うことで使い放題となることから、「サブスクリプション」と似ているものとして受け取られています。しかし「定額制」は、使用した製品やサービス分だけの料金を支払う「従量制」と対になったものです。

携帯電話のデータ使用料を例にあげると、使用量に比例して料金が変化する「従量制」に対して、使っても使わなくても一定料金となる「定額制」が存在しています。

「サブスクリプション」で購入するのは使用権

「サブスクリプション」のポイントは、製品の所有権ではなく使用権を購入するという点にあります。契約の内容としては定額で使い放題となるため「定額制」と同じに見えますが、「定額制」で販売するものは使用権ではないのです。

したがって「サブスクリプション」は、使用権を定額で販売するものと考えると理解しやすくなります。

まとめ

「サブスクリプション」の意味のほか、メリット・デメリットや定額制との違いについて紹介しました。所有することにこだわらない価値観が広がり、「サブスクリプション」でサービスを提供する業態が増えています。

記事を参考に無料お試し期間などをうまく利用して、コストを掛けずに自分に合った「サブスクリプション」を見つけていただければ幸いです。