「プロパティ」の意味とは?パソコン表示やステータスとの違いも

「プロパティ」という語句には複数の意味があり、業界や使用場面で意味合いが変わるものです。しかしパソコンの使用時に必要となることもあるため、正確な意味を押さえておく必要があります。この記事では「プロパティ」が持つ複数の意味のほか、パソコンでの使い方や「ステータス」との違いについても解説しています。

「プロパティ」の意味とは?

「プロパティ」とは「設定」や「属性」のこと

「プロパティ」はIT用語のひとつです。プログラミングに関わっていない一般のエンドユーザーであってもしばしば見聞きする語句で、ファイルやデータのほか周辺機器などの設定や属性のことを指しています。

英単語の「property」の読みを表したものですが、日本語のカタカナ語としてそのまま通用しているものです。

ビジネスで日常的に用いられているWordファイルの「プロパティ」には、ファイルの種類や保存場所をはじめ作成・更新・アクセス日時、さらにはセキュリティの状態などまで記載されています。

プログラミングでの「プロパティ」は「構文」のこと

ITの専門用語としての「プロパティ」は、プログラミング言語の「構文」のことを指し、「C#」などオブジェクト指向のプログラミング言語において用いられています。

「クラス」と呼ばれるデータ構造を作る設計図をブラックボックス化するための手法を「カプセル化」といいますが、このときに用いられる「構文」のことを「プロパティ」と呼ぶのです。

「プロパティ」のIT関連以外の意味とは?

「プロパティ」には「財産」という意味も

英語の「property」には元々「財産」「所有物」「土地」「所有権」のほか、そのものが所有する「特質」「特性」という意味がありました。

IT用語としての「property」はここから発展したものですが、一般の日本人は「プロパティ」という言葉を聞くと、ファイルやデータなどの「設定」や「属性」をイメージするケースが多いようです。

不動産業界での「プロパティ」は「土地・建物」のこと

不動産業界では、「プロパティ」が「土地・建物」などの不動産を指して用いられます。「プロパティマネジメント」とは財産として不動産を管理・運営を行うもので、不動産所有者に代わって収益の最大化を目指す手法やサービスを指す用語です。

身近な賃貸住宅においても大家さんは大家業に関与せず、物件の管理から入居者への対応まですべて専門の業者に委託しているケースが増えています。

ビジネス用語の「プロパティ」はブランドやライセンス

ビジネス用語としての「プロパティ」は、会社として収益を生み出す元としての「財産」「所有物」にあたるものです。

登録商標やロゴデザインをはじめ、企業名・ブランド名やキャラクターのほか、ライセンスを有する資産などを指しています。

これらの「プロパティ」は法的にも保護されている場合が多く、無断で使用したり似たものを作ったりすると裁判沙汰になりかねません。

「プロパティ」のパソコンでの表示方法と使い方

「プロパティ」は右クリックで表示可能

一般の人が「プロパティ」とかかわりを持つケースは、パソコンのファイルやデータがほとんどです。これらの「プロパティ」をWindowsで表示するには、目的のファイルやオブジェクト上で右クリックし、ポップアップメニューから[プロパティ]を選択します。

同様の操作をショートカットキーで行うには、「Alt」キーを押しながら「Enter」キーを押します。これでファイルやデータの設定状況などを確認することができるようになりました。

「プロパティ」から設定を変更できる

Windowsの場合、「プロパティ」画面から各種設定を変更することもできます。「変更」「編集」「詳細設定」などのボタンをクリックすれば新しい画面が開くので、そこから変更を行えば完了です。

「プロパティ」はファイルやデータだけでなく、プリンターやマウスなどパソコンを使う時に必須の周辺機器を設定するときにも役立ちます。

「プロパティ」と「ステータス」との違い

「ステータス」とは動作中のハードやソフトの状態のこと

「ステータス」とは、コンピュータやネットワークなどで動作しているハードウェアやソフトウェアの状態のことです。

Windowsアプリの場合、ウィンドウ底辺にある「ステータスバー」に表示されており、常時確認することができます。なお、「ステータス」にはゲームキャラクターの「能力値」という意味もあります。

「ステータス」には「社会的地位」という意味も

「ステータス」には、社会的地位やそれを表すものという意味もあります。ステータスは英単語の「status」が由来ですが、「status」の語源は「立っていること」を表すラテン語の「status」です。

ここから英単語の「status」が持つ「立場」「状況」という意味が派生し、カタカナ語となった「ステータス」にも引き継がれています。

「ステータス」が示す状態は動的

「プロパティ」と「ステータス」はいずれもコンピュータに関する言葉ですが、意味にははっきりと違いがみられます。

「プロパティ」がファイルやデータなどの設定状態や属性といった「静的」な情報を示すものであることに対し、「ステータス」は、動作中に変化する「動的」な情報を示しているものです。

まとめ

「プロパティ」の複数の意味のほかパソコンでの表示方法や使い方、「ステータス」との違いについて解説しました。

多くの場合、カタカナ語の由来となった英単語には複数の意味がありますが、日本でよく用いられる意味合いとはニュアンスが異なるものも少なくありません。

しかし大元となる意味を押さえておけば、派生する意味をイメージとしてつかみやすくなり理解や記憶を助けてくれます。「プロパティ」であれば、「所有するもの」というイメージをつかんでおけば大丈夫でしょう。