紅茶用ティーポットの種類や選び方は?おいしい入れ方やブランドも

紅茶を入れるときのティーポットは種類が多く、購入しようと思ってもどれを選んでいいか迷ってしまいませんか?ガラス製・陶器磁器製・金属製など素材の種類だけでもさまざまです。

この記事は、紅茶用ティーポットの種類や選び方についての解説です。基本的な紅茶の入れ方やおすすめのブランドについても紹介します。

紅茶用ティーポットの種類は?

おしゃれなガラス製

ガラス製のティーポットは、中身が見えるのが最大の特徴です。お湯を注いだあと、ジャンピングと呼ばれる茶葉が上下に動くようすや色味の変化を楽しむことができます。また見た目にもおしゃれなため、ティータイムを優雅な雰囲気にしてくれます。

デメリットは衝撃には弱いこと。取り扱うときには落としたりぶつけたりしないよう注意しましょう。また、保温力も悪いため、冷めるのが気になる場合には、保温カバーやウォーマーの利用がおすすめです。

手軽で扱いやすい陶器・磁器製

陶器製や磁器製のティーポットは、丈夫で扱いやすく手軽なため日常使いにもおすすめです。丸形や筒形などデザインも豊富でカラーもさまざまなため、テーブルウェアに合わせて選びやすいのもメリットでしょう。

ガラス製ほどではありませんが、落とすほどの衝撃を与えると割れてしまうのはデメリットといえます。また、茶葉によってはお茶の香りがついてしまうことも。フレーバーティーなど香りの強い飲み物をいれたあとには、早めにしっかりと洗いましょう。

丈夫で耐久性が高い金属製

金属製のティーポットは、丈夫で耐久性が高いのが特徴です。衝撃には強いため落としたりぶつけたりしてもすぐに割れてしまうようなことはありません。特にステンレスのティーポットはさびにくく壊れにくいため、日常使いにもぴったりでしょう。また、熱伝導率が高いことで比較的早くお茶を抽出できるというメリットもあります。

ただし、そのためにティーポット自体が熱くなりやすいため、注ぐときにはボディを触らないように注意が必要です。必ず取っ手を持つようにしましょう。

ティーポットの選び方

ティーポットの素材で選ぶ

ティーポットの素材は、上記でも紹介したように主に3種類あります。

  • ガラス製
  • 陶器・磁器製
  • 金属製

ガラス製は、茶葉やお湯のようすを楽しむことができます。陶器や磁器製は手入れも簡単で手軽に使えます。また、金属製は耐久性が高く壊れにくいのが特徴です。

使いたい量で選ぶ

ティーポットには、さまざまなサイズのものがそろっています。一般的に1~2人用ならば300ml程度のポット。3~4人用なら600ml程度のポットがちょうどよいサイズです。

大きめのポットで1~2人用の紅茶を入れようとすると、茶葉がお湯の中で動きにくくおいしい紅茶が抽出できない恐れがあります。そのため、必要な人数にあわせた大きさを選びましょう。普段は小さいものを使って、来客用に大きいものを使うなど、使い分けもおすすめです。

お手入れのしやすさや使いやすさで選ぶ

お手入れのしやすさもティーポットを選ぶときの重要なポイントです。

洗いやすさを重視するなら口が大きめのものがおすすめです。普段から食洗器を活用している人は、食洗器が利用可能なものを選んでおくと安心でしょう。また、手軽に紅茶を楽しみたいなら茶こしつきタイプが便利です。

デザインで選ぶ

ティーポットの形には丸型や筒形、四角型などがあります。

紅茶は、お湯を注いだあとで茶葉が上下に動くジャンピングをおこなうことでおいしく抽出されるため、しっかりジャンピングさせたいなら丸型がおすすめです。

また、柄の有無やカラーなどはテーブルウェアに合わせて選ぶとおしゃれですし、カップとセットにするのも楽しみ方のひとつです。お気に入りのブランドでそろえるなどもひとつの選び方です。

ティーポットでの紅茶の入れ方

お湯でティーポットを温める

紅茶をおいしく入れる工程は、ティーポットの種類が違っても基本的には同じです。

最初にお湯でティーポットを温めます。この時、カップも同様に温めておくと入れた紅茶が冷めにくくなるためおすすめです。

茶葉をティーポットに入れ熱湯を注ぐ

ティーポットを温めるために入れたお湯を捨て、茶葉を入れます。茶葉は茶さじ1杯を1人分として人数分の茶葉を使用しましょう。茶葉をいれたら沸騰したお湯を人数分の量だけ注ぎます。

蒸らして全てカップに注ぐ

3分程度蒸らしたら、カップに注ぎましょう。必要なら茶こしを使いながら、紅茶の濃度が同じになるようにカップに注いでいきます。ティーポットに残すと紅茶が濃くなってしまうため、最後の一滴まで注ぎきることが大切です。

ティーポットのおすすめブランド・メーカーは?

ガラス製ならハリオやキントー

「ハリオ(HARIO)」は、耐熱ガラス製品の販売製造とおこなう日本の老舗メーカーです。耐熱ガラスを原料から製造する工場を持つメーカーは、日本ではハリオだけです。ガラス製の丸い形のティーポットは、茶葉がジャンピングするようすをしっかり楽しめます。

ガラス製のティーポットを扱うメーカーには、他にも「キントー(KINTO)」や「吉谷硝子」などがあります。

キントーのティーポットは、耐熱ガラスのポットにステンレスの蓋がついてすっきりとしたフォルムが特徴です。また、大阪市を拠点とするメーカー「吉谷硝子」のポットは、ウェーブのついたデザインが特徴で、人気を博しています。

陶磁器製ならウェッジウッドなどの老舗ブランド

イギリスの「ウェッジウッド(WEDGWOOD)」は、王室御用達の老舗ブランドです。優雅なデザインでありながら使いやすく実用的なティーポットを多く扱っています。世界的に知られている老舗ブランドのため、プレゼントにも最適です。

他に、コバルトブルーの絵柄が特徴的なデンマークの「ロイヤルコペンハーゲン」も人気の高い老舗ブランドです。

金属製なら仔犬印

「仔犬印」は、業務用の調理道具を扱う本間製作所が手掛けるブランドです。

ステンレス製の家庭用ティーポットも扱っており、機能性はもちろん耐久性も高いのが特徴です。1人用の小さなものから8人用の大きなものまで、サイズも豊富で別売りでストレーナー(茶こし)をセットすることもできます。ライフスタイルに合わせて自由に組み合わせることができるのも魅力です。

手軽に使うならニトリやダイソーでも

ニトリなどの販売店やダイソーなどの100円均一ショップでも、ティーポットは販売されています。シンプルなデザインや絵柄のものが多く、また安価なため、手軽に普段使いするのに適しています。

まとめ

紅茶用のティーポットはガラス製・陶器磁器製・金属製の3種類の素材があり、それぞれ耐熱性や耐久性に特徴や違いがあります。素材別の他に、サイズや扱いやすさ、デザインなどいくつかのポイントをチェックして、自分のライフスタイルに合ったティーポットを選びましょう。