紅茶の飲み方や種類とは?おすすめアレンジと正しいマナーも紹介

紅茶には、そのまま飲むストレートやいろいろなものを加えて楽しむアレンジなど、飲み方の種類があります。また、紅茶の飲み方にはマナーがあるのをご存じですか?

この記事では、紅茶の飲み方の種類をはじめ、おすすめのアレンジ方法も紹介します。紅茶の飲み方のマナーについても紹介しましょう。

紅茶の飲み方の種類とは

ストレートで飲む

紅茶の飲み方の基本は、何も足さずにそのまま飲むストレートティーです。シンプルにそのまま飲むことで紅茶の味をしっかりと楽しむことができます。どの種類の紅茶もストレートで飲めますが、香りが強い茶葉の方がより紅茶の香りや味を楽しめます。

飲みやすくすっきりとした「ダージリン」や、独特の香りが特徴の「アールグレイ」などは、そのまま飲むストレートティーにおすすめです。

ホットやアイスで飲む

紅茶の飲み方は、熱々に入れたホット紅茶としっかり冷やしたアイスティー、といった種類にも分けられます。

ホットの紅茶は、95度以上のお湯で抽出し60~70度が飲み頃です。ホットで飲む際は、熱いからと紅茶をすする音が大きくならないよう気をつけましょう。アイスティーには、お湯で抽出した紅茶を一気に冷やす作り方と、冷水で抽出する水出し紅茶があります。

紅茶リキュールに炭酸を足すカクテルも

紅茶リキュールは、茶葉を漬け込んで蒸留したアルコール飲料です。紅茶リキュールに炭酸を足すなど、カクテルとして飲みます。紅茶リキュールは、チョコレートなどのお菓子作りにも使われています。

紅茶の飲み方【おすすめアレンジ】

「はちみつ」「ジャム」など甘みを足す

紅茶に甘みを足す場合、通常は砂糖を使いますが、代わりにはちみつやジャムなどを添えるのもおすすめです。はちみつの場合には、砂糖よりも優しい甘さが特徴です。カップに熱々の紅茶を注いだら、好みの量のはちみつを加えて混ぜます。

また、ジャムを加えてフレーバーティーのように楽しむ飲み方もあります。カップにジャムを入れておいてから熱々の紅茶を注ぐとジャムが溶けやすいです。ジャムを添える飲み方は、ロシアンティーと呼ばれ、スプーンでジャムを口に含んでから濃い目に入れた紅茶を飲み、口の中で混ざるのを楽しむものです。

「豆乳」や「牛乳」など乳飲料を足す

紅茶に牛乳を加えるミルクティーは、イギリスでも好まれている飲み方です。紅茶に加える牛乳を温める必要はありませんが、冷蔵庫から出してすぐは温度が低く紅茶が冷めてしまいます。そのため、ミルクピッチャーなどを使用して常温に戻しておくのもよいでしょう。

牛乳の代わりに豆乳を加えるのもおすすめです。ただし、豆乳独自の香りが強いため、紅茶の風味が変わります。紅茶を濃い目に入れたり、豆乳に負けないような風味の強い茶葉を使ったりするのがよいでしょう。

「ウイスキー」「ブランデー」などアルコールを足す

紅茶にウイスキーやブランデーなどアルコールを足すホットカクテルという飲み方もあります。カップに入れたウイスキーに熱い紅茶を注ぐ飲み方は、アイルランドなどで大人のティータイムに楽しまれています。

また、スプーンの上に置いた角砂糖にブランデーを注ぎ、火をつけてアルコールを飛ばしたものを紅茶に沈める飲み方は「ティー・ロワイヤル」と呼ばれています。カフェバーなどで粋な演出として出されるホットカクテルです。

紅茶の飲み方のマナー

マナー1:カップの取っ手はつまむように持つ

紅茶の飲み方で正しいとされるマナーのひとつに、カップの取っ手はつまむように持つというのがあります。紅茶用のカップはそれほど重さがなく、紅茶の量も多く入らないため、指を入れてしっかりと支えて持つ必要がありません。

そのため、マグカップのように指を入れてつかむのではなく取っ手をつまむように持つのが正しいマナーです。

マナー2:カップは両手で持たない

紅茶を飲むとき、カップは両手では持ち上げません。カップの取っ手をつまんだらそのまま片手で持ち上げます。反対の手でカップをささえたくなりますが、これはマナー違反とされているため注意しましょう。

マナー3:スプーンはカップの向こう側に置く

紅茶が運ばれてくるときには、ティースプーンは手前に置いておくのが一般的です。ミルクや砂糖などを入れて使用したスプーンは、カップの向こう側に置きましょう。紅茶を飲むときにじゃまにならず、スムーズです。

マナー4:ソーサー(受け皿)ごと持ち上げる例

立食の食事会などテーブルが低い場合には、ソーサー(受け皿)ごと持ち上げるのが正しいマナーとされています。左手でソーサーを持ち、右手でカップの取っ手をつまんでさらに持ち上げます。着席して紅茶を飲む場合には、ソーサー(受け皿)は持ち上げず、カップだけ持ち上げましょう。

マナー5:レモンやティーバッグの取り出し方

レモンティーの場合、添えられたレモンを紅茶に入れてかき混ぜ、香りがついた程度で取り出しましょう。長く入れておくとレモンの渋みが出てしまうため、早めに取り出すのがおすすめです。別皿で添えられていれば皿に戻します。最初から紅茶に入っていた場合には、ティースプーンと同じようにソーサー(受け皿)の向こう側に置きましょう。

ティーバッグも入れっぱなしにしていると濃くなってしまいます。抽出できたら取り出し、ティーバッグレストと呼ばれる専用の小皿かソーサー(受け皿)へ。ティーバッグの水気が気になる場合には、ティースプーンの上に置くとよいでしょう。

まとめ

紅茶は、ホットのストレートで飲むのはもちろん、アイスティーは暑い時期にもおすすめの飲み方です。また、はちみつや豆乳、ウイスキーなどを加えアレンジしてみるのもいいですね。フォーマルな場所では飲み方のマナーにも意識をして、優雅なティータイムを楽しみましょう。