1月2日はなんの日?国内外の出来事や誕生日の有名人と誕生花も

1月2日は祝日ではありませんが、年始めにちなんで「初夢の日」や「書初め」の日になっています。また、初めて紅白歌合戦がテレビで放映されたのも1月2日です。他には何の日になっているのでしょうか。

今回は、1月2日の記念日や国内外での主な出来事のほかに、1月2日生まれの有名人、誕生花なども紹介します。

1月2日はなんの日?

「初夢の日」

「初夢の日」は初夢を見てその年の吉凶を占う習慣にちなんだ記念日で、日本記念日協会にも認定されています。

「初夢」とは、新年になって初めて見る夢のことで、「初夢の日」では、1月1日から2日の朝にかけてみる夢ではなく、1月2日から3日の朝にかけて見る夢を「初夢」にしています。その理由は、正月2日が事始めの日なので、2日の晩に見た夢を初夢にしています。

初夢に見る夢は、「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」の夢を見ると縁起がいいと言われています。

参照:「一富士二鷹三茄子」の意味とは?続きやなぜ富士・鷹なのかも解説

「書初め」

1月2日は事始めの日ということで、新年に最初に毛筆で字や絵をかく「書初め(かきぞめ)」をします。

「書初め」の起源は、平安時代に行われていた「吉書(きっしょ)」です。「吉書」は公家や武家が改元または年始の吉日に天皇陛下に奏上した文書でした。この行事が江戸時代には寺子屋での行事として引き継がれて、年始の仕事として書初めが行われるようになりました。

「書初め」のやり方は、元旦に組まれた水「若水」を使って墨をすり、その年の恵方に向かい筆で字などを書きます。書初めで書かれた書は小正月まで貼っておき、小正月のどんどん焼の火にくべて焼きます。燃えかけた書が上に高く舞うことを楽しむという習わしがあります。

「初売り」

「初売り」では、事始めの1月2日に商店などが店を開けて商品を売り始めます。「初あきない」や「売り初め(うりぞめ)」とも呼ばれます。

また、かつては「初荷(はつに)」と呼ばれる商家が仕事始めの儀式として、商品を出荷しお得意先などににぎやかに届けるという習慣もありました。

「月ロケットの日」

「月ロケットの日」とは、1959年1月2日に世界初の月ロケットの打ち上げが成功したことを記念した記念日です。ソ連が打ち上げたルーニク(ルナ)1号は月面観測を終えると、史上初の人口衛星になりました。

その後、1959年9月12日に打ち上げられたルーニク2号とともに月面に命中。月面に到達した最初の人工物になりました。

1月2日に国内外で起きた主な出来事とは?

1953年:『第3回NHK紅白歌合戦』テレビ初の実験放送

1953年1月2日に、『NHK紅白歌合戦第3回』が生放送されました。しかしこの放送は同年2月1日からのNHKテレビジョンの本放送前の実験放送でした。

当番組は19時30分からの1時間半の正月番組でしたが、第4回から12月31日に紅白歌合戦が行われるようになったため、1953年は異例の1年に2度も紅白歌合戦が開催されました。

1959年:ルーニク1号の打ち上げ成功

史上初の人工衛星となったルーニク1号が打ち上げられました。ソ連のルナ計画の一環で、ルーニク1号は2号とともに月に命中した後も、ルナ3号が1959年10月4日に打ち上げられて月面の裏側を初めて撮影に成功。それ以降は、月面観測を目的としてルナ9号は1966年2月3日に初めて月面に軟着陸しました。

1966年:怪獣SF『ウルトラQ』がテレビ放送開始

1966年1月2日は特撮テレビ番組『ウルトラQ』の放送が始まりました。日本のテレビ番組史上初の怪獣が出てくる番組で、円谷プロダクションの制作でした。

この番組がきっかけとなって第1次怪獣ブームが起こり、『ウルトラQ』の関連商品やレコードなどが記録的なヒット商品になりました。

1月2日生まれの有名人

1882年:経済紙『ダイヤモンド』の創刊者「石山賢吉」

石山賢吉は、ダイヤモンド出版を起業して、投資家や金融関係者向けの経済紙『ダイヤモンド』を創刊しました。昭和22年には日本自由党所属で衆議院議員にもなっています。

1889年:ゲーテ研究の権威「木村謹治」

木村謹治は、ドイツ語学者でドイツ文学の研究者でもあり、日本ではゲーテ研究の第一人者と言われています。著書には『ゲーテ』『ファウスト研究』のほかに、『木村・相良独和辞典』(相良守峯(さがらもりお)との共著)などがあります。

1月2日の誕生花・星座・誕生石

1月2日の誕生花は「椿」と「ロウバイ」

「椿」は、冬から春にかけて咲く日本を代表する花のひとつです。赤い椿の花言葉には「控えめなすばらしさ」や「気取らない優雅さ」があります。また、「ロウバイ」は雪の白さに映える黄色い花をつける約3mの低木で、花言葉は「慈しみ」や「ゆかしさ」です。

1月2日の誕生花には、他にも水仙やヒヤシンスなどがあります。

1月2日の星座は「やぎ座」

1月2日の星座は「やぎ座」です。やぎ座の人は穏やかな性格でありながら感受性が高いため、環境によってその生き方が大きく左右される可能性があると言われています。人への優しさを忘れないので、周囲から感謝されることも多いでしょう。

1月2日の誕生石は「アイオライト」

「アイオライト」とは深みのある青が特徴的な石です。人を良い方向へと導く石として信じられていたため、かつては航海に使う羅針盤にも用いられていました。「アイオライト」の石言葉は、「自由」「挑戦」「真実の愛」です。

まとめ

1月2日は「初夢の日」として、初夢で占いをする日本の習慣にちなんだ記念日です。また「書初め」や「初売り」など年始にちなんだ行事が行われます。また1月2日は、『NHK紅白歌合戦』の実験放送や『ウルトラQ』の放映開始など、テレビ史に残る出来事もありました。

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「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。