3月26日はなんの日?太平洋戦争に関する出来事や記念日と星座も

3月26日は「流行歌」の先駆けと言われる「カチューシャの唄の日」であり、太平洋戦争時には日本をゆるがす出来事があった日でもあります。この記事では3月26日におこった出来事と3月26日に制定されている記念日について解説します。また3月26日生まれの有名人をはじめ星座や誕生石、誕生花も紹介しましょう。

3月26日はなんの日?

「独立記念日(バングラデシュ)」

3月26日はバングラデシュの「独立記念日」です。1971年の3月26日に東パキスタンがバングラデシュとして独立したことにちなんで制定された日です。

「カチューシャの唄の日」

「カチューシャの唄」とは、島村抱月と松井須磨子がおこした劇団「芸術座」がトルストイの『復活』の中で歌った曲です。この「カチューシャの唄」が日本国中で大流行したことをうけ、『復活』の初演日である1941年3月26日にちなんで、この日に制定されました。

また、当時大ヒットした「カチューシャの唄」は、「流行歌」という言葉の先駆け的な歌としても知られています。

2022年は「天赦日」「一粒万倍日」が重なる吉日

2022年3月26日は、「天赦日」と「一粒万倍日」が重なる吉日と言われています。

「天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)」とは、行うことすべてに恩恵を授かるとされる吉日です。「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」は、その日始めたことは実を結びやすいため、何かを始めるのに良い日・金運の良い日とされています。2つが重なる日は、一年に数日しかありません。

また、2022年3月26日は金運招来日であり縁起が良いとされる「寅の日」とも重なります。何か新しいことにチャレンジする、財布を新調する、宝くじを購入するなどに最適な日でしょう。

3月26日に日本や世界であった出来事

1681年:護国寺が創建された

1681年3月26日、江戸幕府の5代将軍である徳川綱吉が東京・文京区大塚に護国寺を創建しました。旧暦で天和元年2月7日のことです。この護国寺はのちに、将軍家の武運長久を祈る寺となったことでも知られています。

1945年:沖縄本島に米軍上陸・硫黄島で日本軍玉砕

1945年の3月26日は、太平洋戦争末期の日本で2つの出来事がありました。ひとつは、硫黄島の戦いで栗林中将と海軍指揮官の市丸少将が自決したことです。これは日本軍守備隊の玉砕と組織的な抵抗の終結を意味するものでした。

もうひとつは米軍が沖縄県の座間味島に上陸したことです。これによりいわゆる沖縄戦と呼ばれる地上戦が開始されます。沖縄戦は米英の連合軍側からは「アイスバーグ作戦」、沖縄地方の琉球語では「ウチナーいくさ」とも呼ばれます。

1975年:「生物兵器禁止条約」が発効される

1975年(昭和50年)の3月26日、「生物兵器禁止条約」が発行されました。これは生物兵器の開発、生産、貯蔵等を禁止する条約で、すでに保有されていた生物兵器の廃棄をも目的とした条約です。1972年より署名が開始され、日本は署名開放日当日の4月10日に署名しています。

1985年:南極に「あすか基地」が開設

1985年(昭和60年)の3月26日、南極に「あすか基地(あすか観測拠点)」が開設されました。南極大陸の最北部に位置し、元々調査員たちの越冬のための施設でした。その後1992年1月に「あすか基地」は閉鎖されており、現在は無人で気象観測のみを行っています。

3月26日生まれの有名人・偉人

1821年:エルンスト・エンゲル(統計学者)

1821年3月26日が誕生日の偉人には、統計学者・経済学者の「エルンスト・エンゲル」がいます。ドイツの社会統計学の代表的な人物です。家計に占める食費の割合は「エンゲル係数」と呼ばれますが、これはエルンスト・エンゲルによる指摘に由来します。

1861年:内村鑑三(文学者)

「内村鑑三(うちむらかんぞう)」は、日本のキリスト教思想家で文学者です。1861年3月26日(旧暦の万延2年2月13日)、現在の東京都文京区小石川に生まれました。日本独自の「無教会主義」を唱え、非戦論者としても知られています。

3月26日が命日の有名人とは

1827年:ベートーヴェン(作曲家)

世界的作曲家であり、ロマン派音楽の先駆けとしても知られる「ベートーヴェン」が亡くなったのは1827年の3月26日でした。ウィーンの自宅で亡くなったとされるベートーヴェンは、多くの交響曲を残し「楽聖」とも呼ばれます。

1935年:与謝野鉄幹(歌人・詩人)

「与謝野鉄幹(よさのてっかん)」は歌人・詩人として活躍した人物です。妻「与謝野晶子(よさのあきこ)」と共に夫婦で活躍しました。妻との共著である紀行『巴里より』(1914年)も有名です。与謝野鉄幹は1935年3月26日に亡くなりました。

3月26日の星座・誕生石・誕生花は?

3月26日生まれの星座は「おひつじ座」

3月26日生まれの星座は「おひつじ座(牡羊座)」です。3月21日から4月19日生まれの人がこの「おひつじ座」に該当します。

星座占いでは「おひつじ座」の人は、情熱的・直感的でチャレンジ精神が旺盛と言われます。また正義感が強く、嘘がつけないという一面を持つ人が多いという占い結果もあります。

3月26日の誕生石は「アクアマリン」「ブラッドストーン」

3月26日の誕生石は「アクアマリン」と「ブラッドストーン」です。「アクアマリン」はきれいな青い色合いが特徴的な石で、その名の通り海水の青を思わせます。幸運や夢の実現などを象徴する石と言われます。

対称的な色味を持つ「ブラッドストーン」もまた3月26日の誕生石です。深緑色に赤い斑点のような模様が特徴的で、その赤い色合いが血を連想されることから「ブラッドストーン」と呼ばれるそうです。石言葉には勇気や救済、救いの力などがあります。

3月26日の誕生花は「ハナニラ」「シュンラン」

3月26日の誕生花は「ハナニラ」と「シュンラン」が挙げられます。

「ハナニラ」の花言葉は「悲しい別れ」で、青みがかった白い花がどこかもの悲しさを与えることに由来します。「シュンラン」は「控えめな美」という花言葉を持ち、見た目のままに素朴な美しさに由来する花言葉とされています。

このほか、「ピンクのバラ」も3月26日の誕生花です。日本では「ピンクのバラ」は感謝、しとやか、上品などの花言葉で親しまれています。

まとめ

3月26日は、太平洋戦争に関する大きな出来事や「生物兵器禁止条約」の発効など、平和について考えさせられる日ともいえます。そのほか、3月26日は「エンゲル係数」で知られるエルンスト・エンゲルの誕生日、ベートーヴェンの忌日です。

3月26日の誕生花には「ハナニラ」「シュンラン」があります。プレゼントとして、華やかな「ピンクのバラ」を贈るのもよいでしょう。

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