「ローズピンク色」とは、紫を帯びた明るい赤のことです。髪色やリップ、ネイルの色味として人気ですが、「ピンク」や「コーラルピンク」との違いはわかりますか?
この記事では、「ローズピンク」の意味やカラーコードを解説します。あわせて「ローズピンク」の色言葉やイメージも紹介しましょう。
「ローズピンク」の意味とは?
「ローズピンク」の意味は「紫色を帯びた赤」
「ローズピンク」とは「紫色を帯びた明るい赤色」という意味です。ピンク色の1つであり、柔らかく淡い色味をもちます。
「ローズピンク」のカラーコードは「#EE8EA0」
「ローズピンク」のカラーコードは「#EE8EA0」です。カラーコードとはWeb上で色を表す用語のことで、シャープと6桁の16進数で表されます。
ちなみに「ローズピンク」の類似色には、「アップルブロッサム(#EC959E)」や「ロータスピンク(#DE82A7)」が当てはまります。
「ローズピンク」の補色は「空色」
「ローズピンク」の補色には「空色」や「ホライズンブルー」があります。どちらも青みのある明るい緑色で、ローズピンクを引き立たせる色合いです。
「ローズピンク」の由来とは?
「ローズピンク」の由来は「バラ」
「ローズピンク」の由来は植物の「バラ」です。英語圏では赤色からピンク色にかけて「ローズ」と表しており、そこから「ローズピンク」という色が派生しました。
現代ではさまざまな色味に「ローズ」という名が付けられています。赤みの強いピンクを指す「ローズレッド」、くすみのある「オールドローズ」などです。色の名前に使われる花はいくつかありますが、英語圏では「ローズ」が最も古いといわれています。
「ローズピンク」の色言葉は「外交的」
「ローズピンク」の色言葉は「外交的」です。行動力があり、さまざまなことにチャレンジできる性格といわれています。そんな「ローズピンク」は、6月27日のバースデーカラーです。
「ローズピンク」は髪色やリップ・ネイルの色でも人気
「ローズピンク」は髪色やリップ、ネイルの色味としても人気です。ピンクといえば春をイメージすることも多いですが、ほかの色と合わせやすいローズピンクは季節を問わず使いやすい色味とされています。
「ローズピンク」のイメージは「落ち着き」
「ローズピンク」がもつイメージは「落ち着き」です。ピンク系の色は可愛らしいイメージを持たれやすいですが、シャープな紫色が入っているローズピンクは落ち着いたイメージを与えます。
大人な印象を与えたいときやキレイに仕上げたいときは、メイクにローズピンクのアイシャドウやリップを取り入れてみるとよいでしょう。
「ローズピンク」と似た色との違いとは?
ローズピンクとピンクの違いは「赤の割合」
「ピンク」とは赤と白を混ぜた色味の1つで、いくつもの種類があります。「ローズピンク」もピンクの一種であり、薄い赤色全般をピンクと呼ぶのです。ピンクを和名の「桃色」と仮定する場合、ローズピンクとの違いは赤の割合にあります。
桃色のほうがやや赤みが強く、ローズピンクは薄く柔らかい印象を与えます。また、ローズピンクには紫色が入っていますが、桃色には入っていません。
ローズピンクとコーラルピンクの違いは「黄み」
「ローズピンク」と「コーラルピンク」の違いは「黄み」です。「コーラル」は黄色がかった赤を表しており、その派生である「コーラルピンク」も同様に若干の黄色が感じられます。また、色の濃さも異なり、ローズピンクのほうが濃いピンクとなっています。
ローズピンクとローズレッドの違いは「濃さ」
「ローズピンク」と「ローズレッド」は色の濃さが異なります。「ローズレッド」は赤に近い色味をもち、「ローズピンク」よりも鮮やかです。「ローズレッド」をさらに薄くした色が「ローズピンク」であるため、見分けましょう。
「ローズピンク」の日本語表現と英語表現
「ローズピンク」に正確な和名はない
「ローズピンク」は海外で生まれた色であるため、適した日本語表現はありません。ただ、日本に古来よりある色味のなかでローズピンクに似ているものとして、「紅梅色(こうばいいろ)」が挙げられます。
「紅梅色」は梅の花を薄くしたような、紫がかったピンクです。色の薄さにより「濃紅梅(こきこうばい)」や「淡紅梅(うすこうばい)」などがあり、平安時代から親しまれています。
「ローズピンク」は英語で「Rose pink」
「ローズピンク」の英語表現は「Rose pink」です。ラテン語でバラを表す「Rosa(ローザ)」や、ギリシャ語でバラを表す「Rhodon(ロドン)」が語源であり、色味を表す「Rose pink」として使われるようになりました。
まとめ
「ローズピンク」とは「紫色を帯びた明るい赤色」を意味します。「ローズ」から派生した色味であり、類似色には「アップルブロッサム」や「ロータスピンク」があります。「ピンク」や「コーラルピンク」と似ているものの、赤の割合や濃さが異なるため混同しないようにしましょう。
※その他の「世界の色」に関する記事はこちら:
「世界の色(伝統色)」にはどんな種類がある?24種類の名前一覧
意味:ローズピンクのドレスを纏っていた。
意味:彼女の頬がローズピンクに染まった。