アプリコットとはどんな色?ベージュとの違いや心理学での意味も

「アプリコット」とは「淡い黄赤」を意味します。淡く柔らかい色味ですが、「ベージュ」との違いが分からない人もいるでしょう。

この記事では、「アプリコット」のカラーコードや作り方、似合う色を紹介します。くわえて、「アプリコット」の風水での意味や心理も紹介しましょう。

「アプリコット」とはどんな色?

アプリコット色とは「淡い黄赤」を意味する

「アプリコット」の意味は「淡い黄赤(きあか)」です。黄色と赤を混ぜた淡いオレンジのような色味で、やわらかい印象を与えます。「アプリコット」がつく色名は多く、「ライトアプリコット」や「オレンジアプリコット」などもあります。

「アプリコット」のカラーコードは「#F7B977」

「アプリコット」のカラーコードは「#F7B977」です。カラーコードとはWeb上で色を表す数値のことで、シャープと6桁の16進数で構成されています。ちなみに、アプリコットの類似色には「飴色(#E5B36E)」や「ジャスミン(#EBC976)」があります。

「アプリコット」の補色は「天色」「勿忘草色」

「アプリコット」の補色は「天色(あまいろ)」や「勿忘草色(わすれなぐさいろ)」が当てはまります。どちらも明るい水色で、「アプリコット」の淡い色味を目立たせてくれます。

「アプリコット」の作り方は「黄・赤・白」を混ぜる

「アプリコット」は「黄・赤・白」を混ぜて作ります。まずは黄色と少量の赤色を混ぜ、黄色みの強いオレンジを作りましょう。最後に白をくわえることで、アプリコットのような淡いオレンジ色になります。

「アプリコット」の風水・色彩心理学における意味

「アプリコット」は風水で運気上昇を表す

風水における「アプリコット」は、運気の上昇を表します。アプリコットを含むオレンジ系の色は火を意味することから、エネルギーがみなぎると信じられているのです。アプリコット色の財布や家具を使うことで、金運アップや人間関係の改善が見込めると言われています。

色彩心理学では「社交的」な傾向がある

色彩心理学では「アプリコット色」を好む人は、社交的な性質だと言われています。オレンジ系の色は太陽をイメージさせることから、「元気」や「ポジティブ」な一面を秘めています。そんなオレンジ系を選ぶのは、前向きでエネルギッシュな人が多いようです。

「アプリコット」と「ベージュ」の違い

「ベージュ」とはオレンジ色の強さが違う

「アプリコット」と「ベージュ」の違いは、オレンジ色の強さです。どちらも黄色と赤を混ぜた淡い色味ですが、「アプリコット」のほうがオレンジ色に近く、「ベージュ」は羊毛のような薄い茶色をしています。

「ライトアプリコット」は赤みがある

「アプリコット」と「ライトアプリコット」の違いは、赤みの割合です。どちらも杏のような色味であるものの、「ライトアプリコット」は「アプリコット」に赤をくわえたような、赤みのあるオレンジ色をしています。

「アプリコット」に似合う色とは?

「アプリコット」に似合う色は「ブラウン」

「アプリコット」に似合う色は「ブラウン」です。柔らかく優しい印象のアプリコットに落ち着いたブラウンをあわせることで、大人っぽい印象になります。また、色のメリハリがつく「黒」、秋らしさを演出できる「カーキ」もおすすめです。

「アプリコット」はイエベ秋のパーソナルカラー

「アプリコット」はイエベ秋のパーソナルカラーです。「パーソナルカラー」とは瞳や肌の色から診断した似合う色のことで、イエベ秋を含む4種類に分類されます。「イエベ秋」の人は暖かみのある色が馴染むため、「アプリコット」が適しているのです。

「アプリコット」は服やネイルで人気の色

「アプリコット」は服やネイル、化粧品の色として人気です。肌に使用すると血色がよく見えることから、リップやチークのカラーとして季節を問わず使われます。

「アプリコット色」の犬や花とは?

アプリコットの毛をもつ犬は「トイブードル」

「アプリコット」はトイブードルの毛色を表す色でもあります。トイプードルは毛色によって性格が左右される犬で、「アプリコット」のトイプードルには陽気で自由気ままな一面があるといわれています。

アプリコット色の花は「アプリコットキャンディ」

「アプリコットキャンディ」は名前のとおり、アプリコット色をもつ花です。バラの一種である「アプリコットキャンディ」は病気に強く、美しい大輪を咲かせるため人気を得ています。

「アプリコット」の日本語表現と英語表現

「アプリコット」の和名は「杏色」

「アプリコット」の和名は「杏色(あんずいろ)」です。熟した杏のような色であることから名付けられ、着物の色味としても人気を得ています。

「アプリコット」の英語表現は「Apricot」

「アプリコット」の英語表現は「Apricot」です。英語表現の「Apricot」は明治以降に日本へ伝わり、そのときに和名の「杏色」が誕生しています。

例文
  • The apricot kimono is shining.
    アプリコットの着物が映えている。
  • Cheeks dyed apricot color.
    頬がアプリコット色に染まった。

まとめ

「アプリコット」とは「淡い黄赤」を意味します。果物の「杏」が由来しており、和名では「杏色」と呼びます。「ベージュ」や「ライトアプリコット」と色が似ているものの、オレンジ色の割合が異なるため見分けましょう。

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hana
大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。