「オリーブ色」の意味とは?合う色や「カーキ色」との違いも

「オリーブ色」の意味は「くすんだ緑色」です。「オリーブグリーン」や「オリーブグレー」などの似た色があるものの、違いが分からない人もいるでしょう。

この記事では、「オリーブ色」に合う色や作り方、「カーキ色」との違いを紹介します。くわえて、派生色の「オリーブシルバー」や「オリーブドラブ」も紹介しましょう。

「オリーブ色」の意味と合う色

「オリーブ色」の意味は「くすんだ緑色」

「オリーブ色」の意味は「くすんだ緑色」です。一般的な緑色よりも暗く、黄色を帯びています。日本では鹿児島などで栽培されている「橄欖(かんらん)」に似ていることから、「橄欖色(かんらんいろ)」とも呼ばれます。

「オリーブ色」のカラーコードは「#72640A」

「オリーブ色」のカラーコードは「#72640A」です。カラーコードとはWeb上で色を表す数値のことで、シャープと6桁の16進数で構成されます。ちなみに、「オリーブ色」の類似色には「うぐいす色(#928C36)」や「モスグリーン(#777E41)」があります。

「オリーブ色」の補色は「アイアンブルー」

「オリーブ色」の補色には「アイアンブルー」や「青褐(あおかち)」が当てはまります。どちらも紫色をおびた暗い青色で、「オリーブ色」の緑を引き立てます。

「オリーブ色」に合う色は「白」

「オリーブ色」に合う色は「白」です。どんな色とも相性がいい白は、「オリーブ色」とも馴染んでくれます。色味にメリハリがつくだけでなく、柔らかさを加えてくれますよ。また、上品な印象を与えるグレーや、温かい印象のベージュもおすすめです。

派生色は「オリーブドラブ」や「オリーブシルバー」

「オリーブ色」の派生色には「オリーブドラブ」や「オリーブシルバー」があります。「オリーブドラブ」は「オリーブ色」よりもさらに暗い色をもち、軍服や軍用機の色として有名です。

また、「オリーブシルバー」はやや緑がかったシルバーを指し、商品の色として多く使われます。

「オリーブ色」の由来と作り方とは?

「オリーブ色」の由来は「オリーブの実」

「オリーブ色」の由来は「オリーブの実」にあります。オリーブの実は暗い緑色をもつことから名付けられ、15世紀後半にはすでに色名として浸透していました。

「オリーブ色」の作り方は「黄・青・黒」を混ぜる

「オリーブ色」は「黄・緑・黒」を混ぜて作ります。まずは黄色に少量の青をくわえ、黄緑を作りましょう。そこへ黒を少しずつ足せば、暗い色味のオリーブ色が完成します。

「オリーブ色」は風水で「金運アップ」を意味

「オリーブ色」は風水で「金運アップ」を意味します。緑色には「堅実」や「着実」という意味が込められており、緑色の財布を使うことで徐々にお金が貯まると信じられています。

「オリーブ色」は肌の色を表すこともある

「オリーブ色」は肌の色を表すときにも使われます。緑色や灰色を帯びた肌のことで、「オリーブスキン」とも表現されます。フランス南部やイタリアに住んでいる人々の肌を指す言葉として、20世紀初頭に誕生しました。

「オリーブ色」を使ったコーディネート

髪の毛やパンツ・Tシャツの色として人気

「オリーブ色」は髪の毛やパンツ、Tシャツの色味によく使われます。落ち着いた色味が支持される秋冬はもちろん、透明感を引きだせることから春夏のカラーとしても人気です。

メンズスーツやジャケットにもぴったり

「オリーブ色」はメンズスーツやジャケットにもぴったりです。スーツの定番色からは外れるものの、落ち着いた色味で着回しやすいことから人気を得ています。

「オリーブ色」と「カーキ色」の違い

「カーキ色」との違いはベースの色

「オリーブ色」と「カーキ色」の違いはベースの色です。「カーキ」とは茶色をおびた黄色を指し、「オリーブ色」のような緑色の要素をもちません。2色を比較すると、「カーキ色」は薄い茶色、「オリーブ色」は暗い緑色をしています。

「オリーブグリーン」との違いは緑の割合

「オリーブ色」と「オリーブグリーン」の違いは緑の割合です。「オリーブグリーン」のほうが緑色を帯びており、濃い色合いをしています。

「オリーブグレー」との違いは灰色の有無

「オリーブ色」と「オリーブグレー」の違いは「灰色の有無」です。「オリーブグレー」は名前のとおり、灰色を強くおびた黄緑色をしています。やや緑がかっているものの灰色の要素が強く、「オリーブ色」のような暗い緑色ではありません。

「オリーブ色」の宝石と英語表現

「オリーブ色」の宝石は「カラーチェンジガーネット」

「オリーブ色」の宝石は「カラーチェンジガーネット」です。名前のとおり色が変化する宝石で、タンザニア産のものは日光に照らされるとオリーブ色に輝きます。

「オリーブ色」の英語表現は「Olive」

「オリーブ色」の英語表現は「Olive」です。また、「Olive color」とも表せます。

例文
  • A girl with olive skin was standing.

意味:オリーブ色の肌をもつ少女がたたずんでいた。

  • I wore an olive jacket.

意味:オリーブ色のジャケットを羽織っていた。

まとめ

「オリーブ色」とは黄色みをおびた暗い緑色を意味します。「オリーブ」の実に由来しており、「オリーブグリーン」や「オリーブドラブ」など複数の派生色があります。「カーキ色」とは色のベースが異なるため見分けましょう。

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hana
大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。