「サーモンピンク」ってどんな色?意味やコーラルピンクとの違いも

「サーモンピンク」とは「黄色を帯びた赤」を意味します。トップスやアイシャドウ、ネイルの色味として人気ですが、「コーラルピンク」との違いを知っていますか?

この記事では、「サーモンピンク」のカラーコードや由来、作り方を紹介します。くわえて、類似色や英語表現、「サーモンピンク」が似合う人も紹介しましょう。

「サーモンピンク」の意味とは?

「サーモンピンク」の意味は「黄色を帯びた赤色」

「サーモンピンク」とは「黄色をおびた柔らかい赤色」を意味します。一般的なピンク色よりもオレンジ色っぽく、淡い色味が特徴です。

「サーモンピンク」のカラーコードは「#FFA594」

「サーモンピンク」のカラーコードは「#FFA594」です。カラーコードとはWeb上で使用する符号のことで、シャープと6桁の16進数で色を表します。ちなみに、「サーモンピンク」を目立たせる補色には、「空色(#90D7EC)」や「ベビーブルー(#ADE0EE)」などの淡い水色が当てはまります。

「サーモンピンク」の類似色は「コーラルシェル」

「サーモンピンク」の類似色は「コーラルシェル」や「フォンダンピンク」です。どちらも黄色をおびた柔らかい赤色であり、「サーモンピンク」と類似しています。

「サーモンピンク」は3月7日の誕生色

「サーモンピンク」は3月7日の誕生色です。色言葉には「優しさ」や「気づかい」があり、3月7日生まれは「人の幸せを願える」性質と言われています。

「サーモンピンク」の由来と作り方

「サーモンピンク」は鮭の身に由来する

「サーモンピンク」の由来は「鮭の身」にあります。オレンジ色のようなピンク色が鮭の身に似ていることから、1776年前後から使われるようになりました。ちなみに、日本に「サーモンピンク」が伝わったのは、明治以降といわれています。

「サーモンピンク」の作り方は「赤・白・黄」を混ぜる

「サーモンピンク」は「赤・白・黄」を混ぜて作ります。まずは赤に少量の白をくわえ、明るめのピンクを作りましょう。そこへ黄を少しずつ足せば、淡い色合いの「サーモンピンク」ができあがります。

サーモンピンクとコーラルピンクの違い

「コーラルピンク」との違いは「オレンジ色の割合」

「コーラルピンク」との違いは「オレンジ色の割合」です。「サーモンピンク」と似ているものの、「コーラルピンク」はオレンジ色が強く、明るい赤色をもちます。2色を比較すると「コーラルピンク」のほうが濃い色をしているのが見分けるポイントです。

「オレンジ色」との違いは「黄の割合」

「オレンジ色」との違いは「黄色の割合」です。オレンジ色は「赤・黄」を1:1の割合で混ぜて作ります。一方で、「サーモンピンク」にも黄色が使われるものの、使用するのは少量のみです。そのため、オレンジ色よりも淡い仕上がりになります。

また、「オレンジ色」は赤と黄が混ざった色の総称としても使われますが、「サーモンピンク」は単体の色名としてのみ使われます。

「サーモンピンク」が似合う人とは?

「サーモンピンク」はイエベ秋のパーソナルカラー

「サーモンピンク」はイエベ秋のパーソナルカラーです。「パーソナルカラー」とは目や肌の色から「似合う色」を診断することで、肌がきれいに見えたり個性が引き出されるなどのメリットがあります。

トップスやパンツ、ネイルの色として人気

「サーモンピンク」はトップスやパンツ、ネイルの色として人気です。ピンク系の色味はどうしても可愛くなりがちですが、落ち着いたサーモンピンクを使うことで上品な印象を与えられます。白や黒などの合わせやすい色はもちろん、青やオレンジとの相性もいいため試してみてください。

アイシャドウやリップなどのコスメにも

「サーモンピンク」はアイシャドウやリップなど、コスメの色としてもよく用いられます。淡い色味が肌と馴染んでくれ、上品かつ可愛らしく仕上がります。

「サーモンピンク」の日本語表現と英語表現

「サーモンピンク」は和名で「乾鮭色」

「サーモンピンク」の和名は「乾鮭色(からさけいろ)」です。鮭の身を乾燥させたような淡いピンク色で、日本に「サーモンピンク」が伝わると同時に「乾鮭色」も誕生しました。ただし、一般的には「サーモンピンク」と呼ぶことが多いです。

「サーモンピンク」は英語で「Salmon pink」

「サーモンピンク」の英語表現は「Salmon pink」です。また、フランス語では「ピンク」を「ローズ」と呼ぶため、「Rose saumon(ローズ・サーモン)」と表します。

例文
  • I bought a salmon pink rose.
    サーモンピンクのバラを買った。
  • The whole wall was painted salmon pink.
    壁一面がサーモンピンクで塗られていた。

まとめ

「サーモンピンク」とは「黄色を帯びた赤色」です。鮭の身に由来しており、和名では「乾鮭色」と呼びます。明治以降に日本へと入ってきてから、ファッションやメイクの定番色として人気を得ています。「コーラルピンク」や「オレンジ」と似ているものの、色の割合が異なるため見分けましょう。

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hana
大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。