11月24日はなんの日?「オペラ記念日」や日本の出来事と星座も

11月24日は「オペラ記念日」です。他にも「鰹節の日」や「思い出横丁の日」などが制定されています。この記事では11月24日の他の記念日や日本国内、海外で起こった出来事を紹介します。

11月24日の星座や誕生花、誕生石も紹介していますので、日常会話のネタやビジネスシーンでのヒントにぜひお役立てください。

11月24日はなんの日?

「オペラ記念日」

11月24日は「オペラ記念日」です。1894年(明治27年)のこの日、東京音楽学校の奏楽堂(現:東京藝術大学)でオペラ「ファウスト」が上演されました。日本では明治以降初めてオペラが上演されたことにちなみ、これを記念して「オペラ記念日」と制定しています。

この日の上演は日清戦争の傷病兵のために慈善興業として行われたもので、出演したのはオーストリア大使館の職員、指揮はドイツ海軍軍楽の隊長フランツ・エッケルト、また合唱は音楽学校の生徒によるものでした。

ちなみに「明治以降初めて」オペラが上演されたとされているのは、江戸時代や明治時代にもオペラが上演されたとの記録が残されているからです。ただし、舞台演出を伴う本格的なオペラを行ったのは上記の11月24日に上演された「ファウスト」が初めてのこと。この「ファウスト」の上演が日本オペラの原点とみなされていることにちなんで、「オペラ記念日」と制定されました。

「鰹節の日」

「鰹節の日」は、鰹節のメーカーであるヤマキ株式会社が制定した記念日です。「いい(11)ふ(2)し(4)=いい節」の語呂合わせを由来とし、鰹節の魅力や美味しさをより多くの人に知ってもらいたいという思いのもと制定されました。

鰹節は毎年、前日の11月23日に全国の神社で行われる翌年の五穀豊穣を願う行事「新嘗祭(にいなめさい)」の際にお供えもののひとつとして献上されており、日本人の食生活に欠かせない存在でもあります。

「思い出横丁の日」

1999年(平成11年)11月24日、東京の新宿西口にある「思い出横丁」において火災が発生しました。この火災事故を忘れることなく防災意識を高めるために、新宿西口商店街振興組合が毎年11月24日を「思い出横丁の日」と制定。火災事故の教訓を忘れないだけでなく、多くの人に「思い出横丁」の魅力を知ってもらうことも目的としています。

「思い出横丁」は、昭和の風情を残した少しレトロな雰囲気が楽しめる飲食店街です。新宿西口商店街には焼き鳥屋やもつ焼き屋といった、昭和当時に多くあった店舗が現在も残っています。昔懐かしい雰囲気を味わいながらお酒を楽しめるスポットとして有名です。

11月24日のその他の記念日

11月24日には、他にも以下のような記念日が制定されています。

11月24日のその他の記念日
  • アースナイトデー…沖縄県石垣市と沖縄県竹富町が、夜空の環境と星空の大切さを考える日として制定した。両地域にある「西表石垣国立公園」が国内初の星空保護区に認定されたことを記念したもので、2017年(平成29年)石垣島最大の野外フェスティバルの前夜祭として11月24日にイベントを開いたことからこの日が記念日と制定された。
  • 冬にんじんの日…食品の製造販売を手がけるカゴメ株式会社が、にんじんジュースを飲んで健康になってもらうことを目的として制定した日。冬にんじんの旬といえる11月と、”に(2)んじ(4)ん”の語呂合わせからこの日に。
  • 和食の日…和食文化の保護や継承の大切さについて考える日として、一般社団法人和食文化国民会議が制定したもの。由来は”い(1)い(1)に(2)ほんし(4)ょく”の語呂合わせから。和食文化について認識を深めるとともに、和食の大切さを再認識してほしいという思いが込められている。

11月24日に国内で起こった出来事

1921年:東京天文台が設置される

1921年(大正10年)の11月24日、東京府麻布区飯倉(現在の東京都港区麻布台)に「東京天文台」が設置されました。東京天文台は東京大学と海軍省・内務省内の三つの機関の天文関係業務が統合されて設立したものです。

ただ、当時は麻布周辺の開発が進んでいたことから、周囲が明るいことにより天体観測が困難な状況に。その後1924年(大正13年)に東京の三鷹市に移転することとなります。

1999年:外国産カブトムシやクワガタムシなどの輸入解禁

1999年(平成11年)11月24日に、日本で外国産カブトムシとクワガタムシなど44種類の輸入が解禁されました。

日本国内では「植物防疫法」において、日本の農業生産に被害を与える恐れがある病害虫の外国からの侵入を防止するため”輸入禁止品”を規定しています。1999年にこの規制が緩和されたことにより、害がないと確認されたもの44種の輸入が解禁されました。ヘラクレスオオカブトムシやミヤマヒラタクワガタといった種も、この時に解禁されたものです。

11月24日に海外で起こった出来事

1859年:ダーウィンの「種の起源」初版が刊行される

1859年(安政6年)11月24日、チャールズ・ダーウィンの「種の起源」初版が刊行されました。11月24日は刊行されたことを記念して「進化の日」にも制定されています。

ダーウィンは19世紀を代表するイギリスの自然科学者で、”生物は自然淘汰により進化する”という「進化論」を唱え、自然のあり方を解き明かしました。この考えは、それまで”世界のすべては神により創造された”という宗教的な信念に基づいていた生物学を否定するものとして様々な論争を引き起こし、多くの影響を与えました。

1969年:有人月宇宙船「アポロ12号」が地球に帰還する

1969年(昭和44年)11月24日、アメリカの有人月宇宙船「アポロ12号」が地球に帰還しました。

アポロ12号は月面への着陸と調査活動のため打ち上げられたロケットで、1969年11月14日に打ち上げ、月面に無人観測ステーションを設置。1967年に着陸していた無人探査機から機材を回収したのち、無事地球へと帰還しました。

11月24日生まれの有名人・歴史上の人物

1849年:フランシス・ホジソン・バーネット

1849年(嘉永2年)11月24日、小説家のフランシス・ホジソン・バーネットが誕生しました。バーネットはイギリスのマンチェスターで生まれ、その後アメリカへ移住。1886年に自分の次男をモデルにした「小公子」を雑誌に人気を博しました。

バーネットは他にも「小公女」や「秘密の花園」など、現代でも広く読まれている児童文学を残しました。

1864年:アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック

1864年(元治元年・文久4年)11月24日、フランスの画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(通称ロートレック)が誕生しました。

ロートレックは後期の印象派を代表する画家で、パリ・モンマルトルの歓楽街を舞台とした色彩豊かな作品を描きました。代表作品には「ムーラン・ルージュにて」「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの片隅」などがあります。

11月24日の星座や誕生花・誕生石・誕生色

11月24日の星座は「いて座」

11月24日生まれの人の星座は「いて座(射手座)」です。いて座は11月22日から12月21日までの人が当てはまります。

いて座の人は明るく好奇心旺盛な性格で、切り替えの早さが特徴。人を笑わせたり楽しませたりすることも得意です。思い立てば即行動に移すアクティブなところもあり、失敗することもあるものの、それをあまり気にしないのも魅力的といえます。

弱点は飽きっぽいところで、仕事や恋愛が長続きしない傾向があります。

11月24日の誕生花は「カトレア」「セントポーリア」

11月24日の誕生花は「カトレア」「セントポーリア」「ガマズミ」です。「カトレア」はランの一種で、華麗で格調高い花を咲かせることから”洋ランの女王”ともよばれています。

11月24日の誕生花の花言葉
  • カトレア…「優美な貴婦人」「魅惑的」
  • セントポーリア…「小さな愛」
  • ガマズミ…「私を無視しないで」

11月24日の誕生石は「アメトリン」「トパーズ」

11月24日の誕生石は「アメトリン」「トパーズ」です。「アメトリン」は水晶の仲間で、アメジストの紫色とシトリンの黄色のバイカラーからなる石です。また「トパーズ」は和名を”黄玉(おうぎょく)”といい、黄色だけでなく茶色やピンク、ブルーなどさまざまなカラーバリエーションを持つ石で、色合いによって表情が異なります。

11月24日の誕生石の石言葉
  • アメトリン…調和
  • トパーズ…誠実

11月24日の誕生色は「ドライ・ローズ」「鉛色」

11月24日の誕生色は「ドライ・ローズ」です。ドライ・ローズとは乾燥させたバラのような赤色で、この色を誕生色に持つ人は「他人のために心をささげる、エキゾチックで奥深い人」だとされています。

この他、金属の鉛のように少し青みを帯びた灰色の「鉛色(なまりいろ)」も11月24日の誕生色です。鉛色があらわす人格は「いつも心をコントロールする傍観者」です。

まとめ

11月24日は「オペラ記念日」や「鰹節の日」「思い出横丁の日」です。この日に起きた出来事には、ダーウィンの「種の起源」初版が刊行されたほか、有人月宇宙船「アポロ12号」が地球に帰還したことなどがあげられます。11月24日の誕生花、誕生石なども知っておくと、話題作りに役立つでしょう。

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