「アイスグリーン」とはどんな色?和名やスピリチュアルな意味も紹介

「アイスグリーン」とは「透明感のある青緑色」のことで、洋服や小物などに多く使われている色です。この記事では「アイスグリーン」とはどんな色であるかを紹介するとともに、由来や似た色との違い、カラーコードやスピリチュアルな意味など、関連知識についても幅広く解説します。

「アイスグリーン」とはどんな色?

「アイスグリーン」とは「透明感のある青緑色」

「アイスグリーン」とは「透明感のある青緑色」を意味します。氷河や氷山のような厚い氷・また氷の裂け目などで見られる、青みがかった緑色を指しています。

アイスグリーンの和名は「白緑色(びゃくろくいろ)」で、酸化した銅から生まれる錆の”緑青(ろくしょう)”を粉砕した日本画の絵具のことを意味しています。英語表記は「ice green」です。

「アイスグリーン」の由来はカワセミの羽

「アイスグリーン」という名前は、ドイツ語で鳥のカワセミを表す”アイスフォーゲル”の羽の「アイスグリューン」から由来しているとされています。

カワセミは”空飛ぶ宝石”とたとえられるほど美しく鮮やかな瑠璃色の体が特徴的な野鳥で、ドイツでは自治体の紋章にカワセミのイラストを使っているところも多く、人気があります。

「アイスグリーン」のカラーコードは「#a3d6cc」

「アイスグリーン」のカラーコードは「#a3d6cc」です。カラーコードとはWeb上で色を表現する時に使う数値のことです。

色の再現には、光の三原色となる「赤・緑・青」が使われます。カラーコードは、この三色を英語にした際の頭文字をとって「RGB」とよばれているもので、コードの前から2ケタずつ”赤””緑””青”のそれぞれの色の度合いが16進数で示されています。

アイスグリーンの場合、赤が「#a3=163」・緑が「d6=214」・青が「cc=204」となり、緑の度合いが強い色ということがわかります。

「アイスグリーン」は様々な場所で使われている

アイスグリーンを含め、緑色は自然の植物の色であることから”落ち着く・リラックスできる”効果が期待できます。そのため病院の待合室や公共施設にある椅子・家具等には緑色が多く取り入れられており、ふだんから様々な場所で目にする機会も多いでしょう。

インテリアやファッションの分野でもアイスグリーンの色の人気は高いほか、女性向け化粧品でもアイスグリーンを取り入れたアイカラーが人気を得ています。

「アイスグリーン」が持つスピリチュアルな意味とは?

「アイスグリーン」のスピリチュアルメッセージは「心を軽やかに」

一般的に緑色は落ち着きや安らぎを与える色とされていますが、アイスグリーンには清涼感や爽やかさがあり、この色を目にすることで心を軽やかに切り替える効果が期待できます。

この色が気になるときの自分の潜在意識には”リラックスしたい””リフレッシュしたい”といった気持ちがあり、疲れがたまっていたり休息が必要な状態であるといえます。

そのため、心を軽やかにしたい、解放したいときにアイスグリーンのものを身に付けるとよいとされています。

「アイスグリーン」を身につければ安心感を与えられる

緑色は安心感を与えてくれるため、たとえば洋服や小物に「アイスグリーン」のアイテムを取り入れることで優しい雰囲気に見せることができます。

とくに初対面の人と会う時や、ビジネスシーンで多くの人と会うときなどに身につけるとよいでしょう。

「アイスグリーン」と「アイスブルー」「ミントグリーン」の違いは?

「アイスブルー」との違いは「緑色の割合」

「アイスブルー」と「アイスグリーン」の違いは緑色の割合にあります。「アイスブルー」は清涼感のある水色に近い色で色の構成としては青色の割合が強く、緑色の要素はありません。そのため両者を並べてみれば、明確に雰囲気は異なります。

「ミントグリーン」との違いは「濃さ」

「ミントグリーン」と「アイスグリーン」の違いは濃さです。「ミントグリーン」は名前の通り、ミントの葉をイメージさせる青緑色。ミントグリーンを淡くした色が「アイスグリーン」です。

「アイスグリーン」にまつわる雑学

「アイスグリーン」という名の多肉植物がある

多肉植物の一種に「アイスグリーン」という名前のものがあります。多肉植物の中でも人気の高い”エケベリア”とよばれる多年草の仲間で、流通名をアイスグリーンとよびます。

生育期は秋と春で、夏はグリーンの葉色ですが、紅葉時の秋は白っぽく薄い紫色が混じった葉色になります。エケベリア種は葉の形が放射状に広がり花のようになる”ロゼット状”が特徴的で、その美しさから根強い人気を誇る多肉植物です。

「アイスグリーン」で塗られた人気電車がある

福岡県の私鉄会社・西日本鉄道の天神大牟田線を走る車両は、アイスグリーン色で塗装されています。

車両全体はアイスグリーン色で塗装され、帯の色はボンレッド。その独創的なカラーリングと一般的な車両よりも小ぶりなサイズ感から、鉄道ファンの間では人気の高い電車です。

まとめ

「アイスグリーン」とは「透明感のある青緑色」を意味し、氷河や氷山のような厚い氷・また氷の裂け目などで見られる、青みがかった緑色を指しています。インテリアやファッションの分野でもアイスグリーンの色の人気は高く、目にする機会の多い色です。