「華奢」の意味は読み方で変わる?類語・対義語や英語表現も紹介

「華奢」という言葉は、ほとんどの場合「きゃしゃ」と読まれています。しかしもう一つ違う読み方があり、意味も異なっているのです。この記事では「華奢」の読み方で変わる意味と、それぞれの読み方についての類語・対義語のほか、英語表現などについても紹介しています。

「華奢」の意味や読み方とは?

「華奢(かしゃ)」の意味は”派手で贅沢なこと”

「華奢(かしゃ)」の意味は、“華やかで奢ったさまや派手で贅沢なこと”です。熟語を構成している文字が持っている通りの意味を表している読み方が「かしゃ」で、「きゃしゃ」と読んでしまうと意味が違ってくるため注意が必要です。

「華奢(きゃしゃ)」の意味は”繊細で弱々しいこと”

「華奢(きゃしゃ)」の意味は、“繊細で弱々しいことや外観がほっそりとして上品な様子”です。

「華」という文字の読みには「栄華(えいが)・蓮華(れんげ)・法華(ほっけ)」などがありますが、「きゃ」という読みで用いられるのは「きゃしゃ」のみです。つまり「きゃしゃ」を「華奢」と書くのは当て字で、文字本来の意味は熟語に反映されていません。

「華奢(きゃしゃ)」には華やかで美しいという意味も

「華奢(きゃしゃ)」には、“華やかで美しいこと”を指す意味もあるのです。「華」には「花」という意味もあり、「奢」が持っている「贅沢なこと」をあわせると、字面から意味を読み取れるようになります。しかし、「華奢(きゃしゃ)」がこの意味で使われることはあまり多くないようです。

「華奢」の読み方は”きゃしゃ”と”かしゃ”

「華奢」には“きゃしゃ”“かしゃ”二通りの読み方があり、それぞれに意味が異なります。熟語に使われている「華」という文字の主な意味は、「はなやか・美しい・さかえる」です。

もう一つの文字である「奢」には、”おごる・贅沢をする”という意味がありますが、「きゃしゃ」の意味合いは漢字から連想できるものとは多少異なっています。

「華奢」の類語とは?

「かしゃ」と読む場合の類語は”驕奢”や”奢侈”など

「華奢」を”かしゃ”と読む場合の類語として、「驕奢(きょうしゃ)」「奢侈(しゃし)」などがあげられます。「驕」という文字の意味は、「おごる・さかん」です。

また、「侈」という文字には「おごる・贅沢をする」という意味があり、ともに似た意味の「奢」とあわさって贅沢なことを指す熟語となっており、いずれも「華奢(かしゃ)」の類語として使える言葉です。

「きゃしゃ」と読む場合の類語は”繊細”や”繊麗”など

「華奢」を”きゃしゃ”と読む場合の類語には、「繊細」「繊麗(せんれい)」「嫋(たお)やか」などがあります。「繊」という文字には「かぼそい」という意味があり、「繊細」や「繊麗」が「華奢(きゃしゃ)」と同じ意味合いを持つ熟語であることがわかります。

「嫋(たお)やか」は、しなやかで優雅な姿や動作のことを指す言葉で、ほっそりと上品なさまを表す「華奢(きゃしゃ)」の類語として使うことができます。

「華奢」の対義語とは?

「かしゃ」と読む場合の対義語は”簡素”

「華奢」を”かしゃ”と読む場合に、反対の意味を持つ言葉は「簡素」です。贅を凝らした華やかさを表す「華奢」に対して、「簡素」は飾り気がなく質素なことを意味しています。

茶室をイメージすると理解しやすいですが、同じ読みの「簡粗」では簡略でお粗末という意味になってしまうので注意が必要です。

「きゃしゃ」と読む場合の対義語は”頑丈・堅牢”

「頑丈」も「堅牢」も、造りが丈夫で壊れそうもないことを指す言葉で、線が細くて強く触れると壊れてしまいそうな「華奢(きゃしゃ)」の対義語として使うことができます。

しかし「頑丈」と「堅牢」のいずれにも上品でないという意味はなく、ただ造りがしっかりしていて長持ちしそうであることを表しています。

「華奢(きゃしゃ)」の英語表現とは?

「華奢(きゃしゃ)」の英語表現は”delicate”や”slender”

「華奢(きゃしゃ)」が持つ繊細さを表す英語は、“delicate”です。また、ほっそりした外観を指す英語としては“slender”があげられます。
いずれの単語も、読みを表記した「デリケート・スレンダー」がカタカナ語として日本語のなかで用いられていますが、意味合いは英語とほぼ同じです。

使いやすい「華奢(きゃしゃ)」なネックレスや時計とは?

プレゼントしやすい「華奢(きゃしゃ)」なアクセサリー

ネックレスや時計のほかリングやピアス、ブレスレットなどは、主張しすぎない華奢なデザインのものが日常使いにおすすめできます。合わせる服を選ばず、仕事中にも邪魔にならないので気軽に身に付けることができるからです。

またプレゼントする側にとっても、華奢なアクセサリーはおすすめできます。贈ったアクセサリーをいつも付けてもらえたらうれしいし、そのうえ華奢なデザインのものは値段が手頃というメリットもあるからです。

まとめ

「華奢」の意味は読み方で変わるためそれぞれの読み方別に類語・対義語をあげ、加えて英語表現や華奢なネックレスや時計のメリットについても紹介しました。

「華奢」は「かしゃ」より「きゃしゃ」と読むケースが多いのですが、字面と意味合いが一致しない用法が一般化したため、現在では違和感なく「華奢」の字が用いられています。多くの人が使うことで本来の意味が薄れていくことは、言葉が時代とともに変わっていくものであることを象徴しているようです。