「自意識過剰」の意味や特徴とは?原因から克服方法・類語の表現も

自意識過剰を克服する方法があるのをご存知ですか。自意識過剰な人と言うとあまりいい印象がありませんが、その特徴を知れば改善する方法も見えてきます。この記事では「自意識過剰」の意味や言葉の使い方の他に、自意識過剰な人の特徴とその原因、そして自意識過剰を克服するための方法も紹介します。

「自意識過剰」の意味とは?

「自意識過剰」の意味は”自分のことを強く意識すること”

「自意識過剰」の意味は、“自分のことをいつも中心に考えていて、他人のことよりも自分のことを強く意識すること”です。

自意識過剰な状態では、自分のことを強く意識する結果、他人が自分のことをどう見ているのか、またはどのように思っているのかなど世間の評判を考え過ぎる状態になります。

「自意識」とは”自分に向けられた意識”

「意識」には様々な解釈があるのですが、心理学的に「意識」とは個人が体験を通して気づかれていることを指します。その気づかれていることが自分の方に向かった時に「自意識」となります。

「自意識」とは自分は他人とは違い、自分が自分であるということを考えたり行動したり、時には感じたりするすべての働きをまとめて自分だと捉えられる意識のことです。

「自意識過剰」の使い方と例文とは?

「自意識過剰」とは良い意味で使われない

「自意識過剰」は自分のことを考えすぎているため他人の反応を意識しすぎる状態ですから、あまり好ましい状態とは言えません。そのため「自意識過剰」は一般的にあまりいい意味の言葉として使われません。

「自意識過剰」を使った例文

「自意識過剰」を使った例文をご紹介しましょう。

  • 彼は自意識過剰のようだ。同僚よりも自分の方ができると思いこんでいるようだ。
  • 近ごろの彼女、目立つことばかり考えてない?自意識過剰になっていて付き合いにくいよな。
  • ただ話したいだけなのに、自意識過剰な友人にイライラさせられる。

「自意識過剰な人」の特徴・克服方法とは?

「自意識過剰」の特徴はブライドが高い

自意識過剰な人の特徴は、自分のことを意識するあまりプライドが高く、かといって自信家ではないので周りのどのように自分のことを考えているのかを大変気にする傾向があります。具体的には、次のような特徴が挙げられます。

自意識過剰な人の主な特徴
  • 周りの目線を異常に気にする。
  • 外見を気にするあまり格好つけたがる。
  • 偉そうな態度を取る。
  • 他人の意見を素直に受け入れられない。
  • (自分が傷つきたくないから)引っ込み思案で落ち込みやすい。
  • (他人よりも優れているという思い込みから)高飛車な態度を取りやすい。

自意識過剰な人は周りからの注目を集めるような態度を取ることもあれば、逆に周りの目線が気になって引っ込み思案になるなど人によって様々な態度を取ります。また、自意識過剰がひどくなるとネガティブに考えがちになり、自分のことを認められなくて自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。

「自意識過剰」の原因は自己肯定感の低さ

自意識過剰になる原因として、自己肯定感の低さが考えられます。自分を認めて赦すという体験が少ないために、自分自身に対する自信がないのです。

そのような自己肯定感が低くなった理由には、親に認めてもらえない子供のころの生活環境や、成功体験の少なさなどが考えられます。

「自意識過剰」はネガティブになりやすい

「自意識」の傾向として内省的であることが挙げられます。「内省的」の「内省」とは自分のした行動や考え方などがよくなかったと反省するという意味で、「自意識」の内省的な傾向から、人は自分のしたことや考え方を反省する傾向があるのです。

自意識を強く意識した「自意識過剰」な状態になると、自分は他人よりも優れているといったポジティブな思考になるよりも、他人からどう見られているのか気になる、または不安だというネガティブな気持ちが高まる傾向があります。

参照:「自意識」や「自意識過剰」の意味とは?使い方や類語・英語も

「自意識過剰」を克服するには”自分を認める”

自意識過剰を克服するには、自己肯定感を高めるために自分を認めてあげることが大切です。他人の意見や考えを気にするよりも、自分の長所や価値を見つけるようにして、自分を受け入れられるように努めてみましょう。

また自分の好きなことを見つけてやってみたり、人の役に立つことをして相手に認めてもらったりすることで自信が持てるようになってきます。自信がつくと、周囲の目が気にならないようになっていき、自意識過剰な面も徐々に少なくなっていきます。

意外に思われるかもしれませんが、他人への感謝の気持ちも自己肯定感が高める方法のひとつです。相手に感謝して喜んでもらうことで、自分も嬉しくなり自分を認めてあげようという気持ちになるからです。自意識過剰だと思ったら、「ありがとう」と言ってみてはどうでしょうか。

「自意識過剰」の類語とは?

「自意識過剰」の類語①横柄・傲慢

「自意識過剰」という言葉の直接的な類語はありません。自意識過剰な人の特徴として、上から目線で偉そうな態度を取るという意味の類語には「横柄・傲慢・高飛車」などが挙げられます。

「横柄」の意味は、威張っていて人を無視するような無礼な態度を取ること、「傲慢」の意味はおごり高ぶっていて人をみくだした態度を取ることです。「高飛車」とは、人に高圧的な態度を取ることという意味があります。

「自意識過剰」の類語②自己顕示欲

自意識過剰な人には格好をつけるなど自分PRの欲求が強い人がいますが、自己PRの欲求が強いという意味の類語には「自己顕示欲」があります。「自己顕示欲」とは自分を他人よりもよく見せよう、目立たせようとする欲求という意味です。

「自己顕示欲」に関しては下記のページで詳しく解説してありますので、参考にしてみてください。

「自己顕示欲」の意味とは?「承認欲求」との関係や類語も紹介

「自意識過剰」の英語表現とは?

「自意識過剰」は英語で”excessive self-consciousness”

「自意識過剰」の英訳は“excessive self-consciousness”になります。「excessive」が過剰なという意味の形容詞で、「self-consciousness」が自意識になります。

「自意識過剰な人」は”an excessively self-conscious person”

「自意識過剰な人」は”an excessively self-conscious person”のように英訳されます。「excessively」は過剰にという意味の副詞で、「conscious」は意識のという意味の形容詞です。つまり「an excessively self-conscious person」は”過剰に自意識的な人”と直訳されます。また「excessively」の代わりに過剰を意味する「too」と置き換えることもできます。

例文

“He is an excessively self-conscious person, isn’t he?”
「彼は自意識過剰な人だよね」
“Yes, he is too self-conscious.”
「ええ、彼は自意識過剰です」

まとめ

「自意識過剰」とは自分のことを常に意識していることですが、自分を意識するあまり他人の目線が気になっている状態です。自意識過剰がひどくなれば自己嫌悪感がつのることもあります。もしも自分のことを嫌いそうになったなら、自分のことを認めてあげるようにするといいでしょう。

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「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。