紅茶の資格は、紅茶のおいしい入れ方や茶葉の種類についてなど基礎から、本格的なプロの技術を学べるものまで難易度もさまざまです。資格を取得すると認定証やバッジがもらえるため、カフェ経営などの仕事への自信にもつながります。
この記事は、日本やイギリスで取得できる紅茶の資格について一覧を紹介しています。
紅茶の資格とは?
紅茶に関する知識についての資格
紅茶の資格は「紅茶に関する知識がどのくらいあるか」を証明する資格です。日本で取得できる紅茶の資格は数多くあります。紅茶のおいしい入れ方や茶葉の特徴についてなど、紅茶を楽しむ基本的な知識から紅茶に合わせたお菓子作りを学べる資格まで。
ほかに、経営やマーケティングに関する知識などを学び、カフェ経営のような仕事につながる実践的な資格もあります。
難易度は初級から上級までさまざま
紅茶の資格の難易度は、初心者向けから上級者向けまで資格によりさまざまです。
資格試験があり、合格すると資格取得できるもの、単位取得や通信教育の修了など一定期間または一定範囲を学ぶことで資格が取得できるものもあります。趣味として楽しむための基礎的な資格から、仕事につながる上級者向けまで、難易度もさまざまです。
紅茶の資格で何ができるの?
紅茶に関する知識を趣味にいかす
資格取得をめざし紅茶の基本的な入れ方や茶葉の特徴や違いについてなど学ぶことで、紅茶に関する知識が増えます。趣味として、紅茶に関する知識を増やすためにスクールに通い資格を取得するという人も多いです。
カフェ経営や講師など仕事にいかせる
紅茶の資格の中には、カフェ経営やマーケティングについて学べるものもあります。また、プロの技術を学びさまざまな紅茶の入れ方やアレンジを習得することも可能です。
資格として持っておくと、紅茶の知識やマーケティング、講師として教えられる能力を証明できます。カフェやレストランで働いている人やこれからチャレンジしたい人にもおすすめの資格です。
認定証やバッジがもらえる
資格によっては、認定証のほかにバッジがもらえるものもあります。カフェやレストランでの仕事でバッジをつけていると、資格を持っていることがひと目でわかります。
バッジがもらえる主な資格は以下の通りです。
- ティーインストラクター:日本紅茶協会
- ティーアドバイザー:日本紅茶協会
- ティーコーディネーター:リプトン
- 紅茶コーディネーター:日本創芸学院(通信教育修了)
紅茶に関する資格一覧
日本で取得できる紅茶の資格
日本で取得できる紅茶の資格は、どれも国家資格ではありません。民間の団体や企業が行っている資格で、それぞれに難易度や内容が異なります。
- 紅茶検定(日本検定)
- 紅茶アドバイザー:(JSFCA:日本安全食料料理協会)
- 紅茶マイスター:(JSFCA:日本安全食料料理協会)
- ティーインストラクター(日本紅茶協会)
- ティーアドバイザー(日本紅茶協会)
- 紅茶アナリスト(JAFA:日本能力教育促進協会)
- ティースペシャリスト(JADP:日本能力開発推進協会)
- ロイヤルミルクティーマイスター(ロンドンティールーム)
- ティーコーディネーター(リプトン)
- 紅茶コーディネーター(日本創芸学院)
イギリスではお茶全般の資格も
イギリスで紅茶の資格を取得するには、「UK TEA ACADEMY(UKティーアカデミー)」があります。紅茶だけでなく、中国茶や日本茶などさまざまなお茶に関する資格認定を実施しています。2016年にロンドンで発足したイギリス唯一のお茶に関するアカデミーです。
- ティーチャンピオン(初級)
- ティーソムリエ(中級)
- ティーマスター(上級)
なお、2018年には日本国内でも初級と中級の資格を取得できる「TEA ACADEMY JAPAN(ティーアカデミージャパン)」が設立しています。
紅茶の資格取得における勉強法は?
スクールや講座に通って勉強する
紅茶の資格取得をめざした勉強方法として、スクールに通う方法があります。
資格に必要な知識がまとまったテキストがそろっており、分からないことは講師に直接質問することができます。また、スクールによっては同じ資格取得をめざす仲間にであうことも大きな魅力でしょう。
通信教育やオンライン講座で勉強する
仕事や子育てでスクールに通う時間がとれない人におすすめなのが、通信教育(オンライン講座)です。通信教育なら、時間を気にせず自分のペースで学ぶことができます。仕事の隙間時間や移動時間などを活用ができるため、仕事や家事でまとまった時間が取れない人にも便利です。
独学の場合には自分で資料をそろえる必要がありますが、通信教育であれば基本的には資料やテキストが最初からそろっているのも便利な点です。
独学で本やテキストから学ぶ
独学で学ぶ場合には、取得したい紅茶の資格に関する本やテキスト、資料を準備しましょう。
日本検定が主催する紅茶検定では、ホームページにて公式テキストや公式参考書の紹介があります。また練習問題も公開しているため、受験前に受けておくと安心です。
まとめ
紅茶の資格は趣味として楽しむほかに、仕事にもつながるものもあります。基本的な入れ方や楽しみ方など初心者も楽しめるものから、紅茶に合うお菓子作りやカフェ経営につながるマーケティングの知識まで、さまざまな紅茶に関する資格があるため、自分の興味に合った資格を探してみましょう。
オンラインで受講できる資格取得をめざした講座もあるため、スクールなどで学習する時間が取れなくても安心です。