面白い四字熟語とは?ユニークな意味や響きが楽しい言葉12選

漢字四文字で様々な意味をあらわす四字熟語には真面目で堅いイメージがありますが、実は面白い四字熟語も数多く存在します。この記事では同じ漢字が連なっているものやすぐには意味が想像できないもの、言葉の響きがユニークなものなど「面白い」と感じられる四字熟語を紹介します。

面白い四字熟語とは?

面白い四字熟語一覧

  • 奇奇怪怪(ききかいかい)
  • 侃侃諤諤(かんかんがくがく)
  • 切切偲偲(せつせつしし)
  • 縷縷綿綿(るるめんめん)
  • 呵呵大笑(かかたいしょう)
  • 已己巳己(いこみき)
  • 南無三宝(なむさんぼう)
  • 冬夏青青(とうかせいせい)
  • 変態百出(へんたいひゃくしゅつ)
  • 石部金吉(いしべきんきち)
  • 機械之心(きかいのこころ)
  • 失笑噴飯(しっしょうふんぱん)

面白い四字熟語の特徴

面白い四字熟語には同じ漢字が連続して使われているもの、声に出したときの言葉の響きがユニークなものなどが挙げられます。また、四字熟語をひと目見ただけではなかなか意味が想像できないものもあります。

面白い四字熟語には「どんな意味だろう?」と想像力をかきたてられるような、興味深いものが多いといえるでしょう。

同じ漢字が連続する面白い四字熟語

「奇奇怪怪(ききかいかい)」は極めて不思議で怪しいこと

「奇奇怪怪(ききかいかい)」は、”極めて不思議で怪しい“という意味を持つ四字熟語です。「奇々怪々」と記されることもあります。

「奇」は”奇妙”や”奇行”といった熟語があるように「あやしい・不思議な」という意味を持ち、「怪」は”怪談”や”怪物”といった熟語があるように「あやしい・信用できない」という意味を持ちます。すなわち、どちらも同じような意味を持つ言葉です。似た意味の言葉を合わせることで、その意味を強めています。

「奇奇怪怪」は「奇奇怪怪な〇〇」というように、何かの出来事や事象について形容するときに多く使われます。

「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」は考えを主張すること

「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」は”考えを主張すること“という意味の四字熟語です。特に自分が正しいと思うことを主張したり、盛んに議論を交わすという意味で用いられます。「侃侃」には信念を曲げないさまという意味、「諤諤」には正しいと思うことをはばからずに述べるという意味があり、語源は中国の「論語」、「史記」が由来となっています。

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「切切偲偲(せつせつしし)」は丁寧に励ましあうこと

「切切偲偲(せつせつしし)」とは”丁寧に励ましあう“という意味の四字熟語です。「切切」と「偲偲」にはどちらも、心をこめて元気づけるという意味があります。仲間同士、励ましあいながら自己を磨きあうという前向きな意味を持つ四字熟語です。

「彼女とは切切偲偲の仲だ」といったように、関係性について話すときに使います。

「縷縷綿綿(るるめんめん)」は中身のない話が繰り返されること

「縷縷綿綿(るるめんめん)」は”中身のない話が繰り返されること“という四字熟語で、くどくどしいという意味も込められた言葉です。「縷縷」には糸のように細く長いものという意味があり、「綿綿」は長く続いて絶えないという意味があります。

「先生の話は、いつも縷縷綿綿でうんざりしてしまう」というように使われます。

言葉の響きが面白い四字熟語

「呵呵大笑(かかたいしょう)」は大声をあげて笑うこと

「呵呵大笑(かかたいしょう)」とは”大声をあげて笑うこと“を意味する四字熟語で、「かかだいしょう」とも読みます。「呵呵」にはからからと大声で笑うという意味があり、楽しい時や嬉しい時など、心から大声で笑う場面の際に用いられます。

「お笑い番組を見て、呵呵大笑した」といったように使います。

「已己巳己(いこみき)」はよく似ているもののたとえ

「已己巳己(いこみき)」とは”よく似ている“もののことを例えるときに使われる四字熟語です。「已」・「己」・「巳」の三文字が用いられていますが、どれも字の形がよく似ています。このことから、互いに似ているものをたとえるときの言葉として使います。

それぞれの漢字の意味は四字熟語の意味と関係がなく、単純に字の形が似ているものを組み合わせて作られた、珍しい四字熟語です。

「南無三宝(なむさんぼう)」は驚いたときに使う言葉

「南無三宝(なむさんぼう)」は、驚いたり失敗したりしたときに使う四字熟語。声に出して読むと、まるでお経のように聞こえる言葉です。

「南無」はお経の”南無阿弥陀仏(ナムアミダブツ)”、”南無妙法蓮華経(ナムミョウホウレンゲキョウ)”と同じく、仏さまを信じる意味を持つ言葉です。また「三宝」とは、仏教における三つの宝物「仏・法・僧」を指しています。

何かに驚いたときに発するほか、救いを求めるときに使う言葉で「南無三」と略すこともあります。

「冬夏青青(とうかせいせい)」は信念が固く常に変わらないこと

「冬夏青青(とうかせいせい)」は”信念が固くどんなときでも常に変わらない“という意味を持つ四字熟語です。マツやスギといった常緑樹は、冬でも夏でも葉の色は変わりません。この状態をたとえたのが「冬夏青青」であり、いつまでも信念が堅く変わらないといった意味で使われます。

ちなみにここで使われている”青”は、緑色の葉が生い茂る様子をあらわしています。実際の色は緑であっても「青」を用いる表現は、日本語でよく見られるものです。

意味が気になる!面白い四字熟語

「変態百出(へんたいひゃくしゅつ)」は次々と姿かたちが変化すること

「変態百出(へんたいひゃくしゅつ)」は、いわゆる”変態”がたくさん出てくるのか…と思ってしまうような四字熟語。

正しい意味は”次々と姿かたちが変化すること“であり、ここでの「変態」はかたちが変化するという意味で使われています。また「百出」とは次から次へと出てくることです。

「彼女はメイク上手で、別人のように変態百出する。」といったかたちで用います。

「石部金吉(いしべきんきち)」は融通がきかない人のこと

「石部金吉(いしべきんきち)」は、文字の並びや言葉の響きがまるで人の名前のように見えるユニークな四字熟語です。

「石部金吉」は”融通がきかない人・堅物(かたぶつ)“という意味。石と金はどちらも硬い性質を持つものであり、二つを並べることで”物堅い”という表現をあらわしています。

「あの先生は融通がまるできかず、まるで石部金吉のようだ」といったかたちで使います。

「機械之心(きかいのこころ)」は偽りや悪だくみをたくらむ心のこと

「機械之心(きかいのこころ)」は”偽りや悪だくみをたくらむ心“という意味の四字熟語です。「機械」とあることから、機械的で冷たい心のこと?と思ってしまう人もいるかもしれません。ここでの「機械」は巧妙なしかけをした器具を指し、転じて偽りやたくらみといった意味で使われています。

「彼には何としてでも彼女を出し抜いてやるという機械之心が透けて見える」といったように使います。

「失笑噴飯(しっしょうふんぱん)」はおかしさを抑えきれず噴き出して笑うこと

その情景がありありと目に浮かび、思わず笑みがこぼれてしまう「失笑噴飯(しっしょうふんぱん)」。文字通り、”あまりのおかしさを抑えきれず噴き出して笑うこと“を表した四字熟語です。

「失笑」は近年では”小ばかにするような笑い”といった意味で用いられていますが、正しい意味は”こらえ切れず笑う”です。「失」には”うっかり出してしまう”といった意味があります。また「噴飯」は、食べているご飯を噴き出すという意味です。

まとめ

面白いと感じられる四字熟語には、同じ漢字が連なっているものやすぐには意味が想像できないもの、言葉の響きがユニークなものなどがあります。バラエティー豊かな四字熟語を身につけ、普段の会話や文章表現に取り入れてみてはいかがでしょうか。