「慰労会」の意味と類語とは?案内の例文と幹事の挨拶も紹介

「慰労会」という言葉は、社会人なら何度か見聞きや参加したことがあるのではないでしょうか。しかしいざ主催する側になると、案内や挨拶に戸惑ってしまうものです。この記事では「慰労会」の意味と類語のほか、案内の例文と幹事の挨拶なども紹介しており、いざというときに活用していただける内容となっています。

「慰労会」の意味とは?

「慰労会」とはねぎらいのための会合

「慰労会(いろうかい)」とは、慰労を行うための会合です。「慰労」という熟語に用いられている文字の一つである「慰」には、「なぐさめる」「悲しみや苦しみなどをいたわる」という意味があります。

もう一つの「労」には、「つとめ」「苦労」という意味があり、両者があわさって相手の働きや苦労をねぎらいなぐさめるという意味の「慰労」という語句を構成しているのです。

「慰労会」の主な趣旨は「プロジェクト終了」「新規開店」

「慰労会」は、功労者の労をねぎらうためのものです。大きなプロジェクトや業務が無事終了したときに、その成果に至るまでに関係者が費やした労力や苦労をねぎらい、いたわるという趣旨で行われます。「慰労会」が設けられる機会としては、以下のようなものがあります。

  • 海外赴任の終了
  • ビッグイベントの終了
  • 新規事業の立ち上げの完了
  • 新規店の開店
  • 選挙活動の終了後

「慰労会」には主役が存在する

「慰労会」では酒席が設けられるケースもあるためか、「打ち上げ」と混同されることが多いようです。しかし、「慰労会」と「打ち上げ」には明確な違いがあります。

「慰労会」の主旨は、何らかの成果や業績などに対して汗を流した人の苦労をねぎらうというものであるため、慰労させる側と慰労する側という線引きがはっきりとしているのです。

一方の「打ち上げ」にはそのような線引きはなく、出席者全員が同じ立場で喜びを分かち合うという形となっています。

「慰労会」の類語

「送別会」とは送り出しのための会

「送別会」は、退職や転職でお別れする人に対して行う会です。「慰労会」は必ずしも会の後でお別れするものではありませんが、今までともに頑張ってくれた人の労をねぎらう意味で、「慰労会」を兼ねて行うケースがよくみられます。

なお「送別会」と語感が似ている「壮行会」は、異動など一時的に会社や部署を離れる場合や、大きなプロジェクトや試合などに向けてみなで応援するときに行われるものです。

「慰安会」もねぎらいのための会

「慰労会」と一字違いの「慰安会」も、日ごろの労をねぎらうための会です。「慰労会」との違いは、「慰安会」のほうが気持ちを安らげることにウエイトが置かれているところにあります。

「慰安旅行」は、社員全員が参加するものですが、「慰安会」も同様に特別な功績がない人に対しても行われるものです。この2点において、「慰安会」は「慰労会」とは異なっています。

「慰労会」の案内例文

「慰労会」はビジネスの一環

慰労会を企画するとき、主役(慰労される方)が参加できる日時を設定することが最も重要です。また、主役に送る案内文からは会費の項目を外すとともに、成果への敬意や感謝の言葉を添えます。

もう一点、「慰労会」はれっきとした社内行事であることも忘れてはなりません。特に取引先や社外の方が参加する場合には注意が必要で、案内状を出す前に上司のチェックを受けておくと安心でしょう。

主役向けの案内例文

(時候・安否・感謝の挨拶)。この度の奨励賞受賞、誠におめでとうございます。
つきましては、チームの皆様に感謝を込めて慰労会を開催させていただきたいと考えており、ぜひともご出席いただけますようお願い申し上げます。
以下に日時・場所を記載しておりますので、ご検討のほどよろしくお願い致します。

  1. 日時
  2. 場所
  3. 連絡先・担当者名

参加者向けの案内例文

(時候・安否・感謝の挨拶)。
さてこの度、我が社の新製品〇〇が奨励賞を受賞したことにより、各方面から問い合わせが殺到、売り上げも倍増しました。我が社のエースとなった開発チームの活躍は素晴らしく、全社をあげて讃えたいと存じます。
つきましては、慰労会を下記のとおり開催させていただきます。皆様ご多忙とは存じますが、ぜひご参加くださいますようよろしくお願いいたします。

  1. 日時
  2. 場所
  3. 会費
  4. 出欠の可否
  5. 連絡先・担当者名

「慰労会」での幹事の挨拶

慰労会で幹事の挨拶は始めと締めの2回行われますが、慰労会を円滑に行うためにも幹事の挨拶は短めが望ましいといえます。

開会に先立ち、幹事が始めの挨拶を行ったあと上司の挨拶、乾杯と続きますが、「参加してくださった方々への感謝」→「開会の宣言」→「挨拶する上司へのつなぎ」の3点を手短に伝えましょう。締めの挨拶も短めが望ましく、「参加者への感謝」→「主役への敬意」を伝え、三本締めで終了します。

始めの挨拶例文

本日はお忙しいところをお集りいただき、ありがとうございます。只今より〇〇社の慰労会を開催させていただきます。まずは〇〇課長より、ひとことご挨拶をいただきます。

締めの挨拶例文

宴もたけなわではございますが、そろそろ締めさせていただきます。本日はお忙しい中お集まりいただき、本当にありがとうございました。〇〇様の御功労に敬意を表すとともに、当社のさらなる発展を祈念し、皆様とともに三本締めで締めたいと存じます。

始めの挨拶に続く乾杯の音頭は、挨拶を行った上司が行う場合はそのまま、他の人にお願いしている場合にはここで紹介します。

締めの挨拶では、三本締めのあと幹事がお礼を述べてお開きとなりますが、二次会がある場合にはその案内を続けます。

まとめ

「慰労会」の意味と類語に加え、案内の例文と幹事の挨拶も紹介しました。「慰労会」は会社の行事ですが、酒席が設けられることもあってつい、打ち上げと同じような気分で臨んでしまいがちになります。

しかし「慰労会」はただの宴会ではなく、功労者をねぎらうためのものであることを忘れないようにしたいものです。