「スイス」とはどんな国?首都や言語・時計・観光とお土産も紹介

「スイス」は、 ヨーロッパのほぼ中心に位置している小さな国。アルプス山脈が美しく自然豊かな国ですが、知られていないことも多いようです。この記事では、スイスの基本的なことがわかるように、首都や公用語、有名なスイス時計のことや観光とお土産についても紹介します。スイスの旅行の前にぜひお読みください。

※この記事の担当:Light1(海外在住20年。スイス在住経験あり。アルプス山脈のトレッキングは最高です!)

「スイス」はどんな国?

自然が美しくチーズが美味しい国

スイスとはヨーロッパのほぼ中心にある九州ほどの小さな国です。マッターホルンなど登山家が一度は挑んでみたい代表的な山々を有するアルプス山脈が横たえています。

自然豊かなスイスでは放牧も盛んで、乳製品が美味しいことでも有名です。たくさんの種類のチーズが生産されていて、チーズの消費量はヨーロッパのどの国よりも多いと言われています。

スイスの国旗はスイス人の自慢

スイスの国旗は赤地に白十字が印象的な旗で、スイスの国旗が大好きなスイス人は多いです。スイスの国旗をデザインした雑貨なども数多く作られています。

スイスの国旗は、赤地は主権と力を、白十字はキリスト教を象徴しています。

スイスの首都が「ベルン」と聞いて驚く人も珍しくない

スイスの首都「ベルン」はライン川の支流であるアーレ川沿いにあり、スイスの他の町と比べると中規模の街です。決して大きくないこの街がスイスの首都になった理由は、スイスのほぼ中心に位置していて、ドイツ語圏の街ではありながらフランス語圏の街からも首都として支持を得られたからです。

チューリッヒやジュネーブの方が外交的は有名で、経済の中心地だったチューリッヒは首都の候補として名前が挙がりました。しかし、スイスが連邦国家となり首都の選定を行わなくてはならなかったとき、これ以上チューリッヒに集中するべきではないという意見があり却下されたという背景があります。

スイスの首都がベルンになった経緯やベルンの街の様子などは、下記のページに詳しく解説してありますのでご参照ください。

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スイスの首都は「ベルン」で正しい?国旗や時差・歴史的背景も解説

公用語が4つあっても困らない?

4つの言語があることのメリットとデメリット

スイスはドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの言語が公用語です。日本語しか公用語のない日本人にとって、とても不思議ですよね。

確かに国内での進学や就職でありながら、言葉が違うために難しくなることもあります。しかし早期からの外国語学習が行われるなど外国語を学ぶことに積極的なので、スイス人はバイリンガルも少なくありません。

公用語が4つあることで困ることの他に、4つの言語の特徴やスイス国内での各言語圏などについて下記のページにまとめてありますので、興味のある方は読んでみてください。

■関連記事:
「スイスの言語」とは?4つの公用語と理由・不便さと早期教育も

スイスの時計とは?

スイス高級時計の技術は長い歴史に支えられている

日本でも人気のあるスイス製の時計は、世界的にも有名で数多くの時計の高級ブランドが知られています。これほどまでに有名ブランドが多い理由に、スイスの豊かな自然と関係があるのをご存知でしょうか。

精密機械である時計は、空気がよく水がきれいでないと製造できないのですが、スイスにはこのきれいな空気と水があります。また、時計製造に関する長い歴史があり、宗教革命により亡命してきた時計職人とスイスの宝飾職人が手を携えて時計を作り始めたのは中世末期のことでした。

スイスには時計職人を養成する養成機関もあり、時計作りに必要な職人の技を後世に伝えるための地盤も整っています。

もしもスイスの時計に興味を持たれたのなら、スイス時計について下記のページに解説してありますので、参考にしてみてください。

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なぜスイス時計は有名なの?歴史・有名メーカーや鉄道時計も紹介

スイス観光のポイントは?

街歩き・鉄道の旅・トレッキングがおすすめ

スイスは観光としての見所の多い国です。チューリッヒやベルンの街並みはのどかで、『アルプスの少女ハイジ』の舞台となったマイエンフェルトは今でもハイジが山小屋から飛び出してきそうな景色が残されています。

自然をすぐ近くに感じなら車窓の移り変わる景色が楽しい鉄道の旅もおすすめです。氷河特急やベルニナ急行などの鉄道に乗るために、世界中から旅行者が訪れます。

またスイスにはトレッキングに慣れていない人にも登山の楽しみを味わえる機会があります。プロの登山家も憧れるアルプス山脈では、山頂近くまで鉄道が整備されています。トレッキングの準備もないのに、名峰マッターホルンをすぐ近くに臨むことができるのはスイスの醍醐味と言えるのではないでしょうか。

参照:スイス観光のおすすめスポットとは?都市・トレッキング・鉄道も

スイスはお土産選びに困らない

スイスはチョコレートやクッキーなどのお菓子が美味しく、お土産に人気があります。またスイスの国旗をモチーフにした雑貨や民芸品、コスメなど種類も豊富でお土産選びに困らないでしょう。

スイスのお土産については下記のページに解説してあるので、ご覧ください。
スイスのお土産におすすめ!お菓子・雑貨・スーパーで買えるもの

まとめ

「スイス」を一言で表すのなら、自然の豊かさに尽きると思います。美しい自然が残されているから、時計産業も発達し観光の国としても魅力的です。

スイスまでのフライト時間は約12時間。決して近いとは言えない国ですが、機会があればぜひ旅行に行ってみてください。自然の美しさに魅せられるのではないでしょうか。

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「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。