書き初めに書きやすい四字熟語は?小中高・受験生から大人まで

年始にしたためる「書き初め」は一年の抱負や意気込みを文字に表すものです。本記事では小学生が簡単に書けるものから中高生、大人まで書き初めにぴったりな四字熟語をその意味とともに紹介します。また、受験を控える人・スポーツを頑張りたい人におすすめのかっこいい四字熟語も参考にしてみてください。

書き初めに書きたい四字熟語:簡単・小学生向け

「有言実行」は言ったことは必ず実行すること

「有言実行(ゆうげんじっこう)」とは「言ったことは必ず実行すること」という意味です。やると宣言したからには必ず成し遂げること、成し遂げる様を表します。自分の言葉に対して責任を持つという誠実な姿勢を表すこともできる四字熟語です。

「七転八起」は何度倒れても這い上がること

「七転八起(しちてんはっき)」は「七回転んでも八回起きる」という漢字からも分かるように、「何度失敗し倒れても這い上がること・立ち上がること」という意味です。諦めずに努力すること、挑戦を繰り返す様を表します。「七転び八起き」という慣用表現と同義です。

「一日一生」は今日一日を大切に生きること

「一日一生(いちにちいっしょう」とは「今日という一日は一生と同じくらい大切だ」という意味で、「一日一日を大切にするべきである」という意味で用いられます。

この「一日一生」は明治時代のキリスト教思想家、内村鑑三(1861-1930)の言葉として知られるほか、天台宗僧侶酒井雄哉(1926-2013)や臨済宗僧侶松原泰道(1907-2009)なども「一日一生」を説いたとされています。

書き初めに書きたい四字熟語:中学生・高校生向け

「文武両道」は勉強と武道の両方に優れていること

「文武両道(ぶんぶりょうどう)」とは「学問と武道のどちらにも優れていること」という意味です。勉強もスポーツも両方優秀な生徒を指して使う他、学校のスローガンとして「勉強もスポーツも、両方で優秀であるように努めましょう」というニュアンスで用いられることも多いです。

書き初めに使った場合も「勉強も部活もどちらも頑張ろう」という意気込みを表します。

「試行錯誤」は何度もくりかえし試すこと

「試行錯誤(しこうさくご)」とは「何度も繰り返し試し、失敗を繰り返しながら適切な方法を見出していくこと」という意味です。一年の抱負として書き初めに「試行錯誤」を選んだ場合、諦めない気持ちや解決に至るまでチャレンジする気持ちを表します。

「博学審問」は学問の道を究めること

「博学審問(はくがくしんもん)」とは「学問の道を究める(きわめる)こと」という意味です。知識を広め、詳しく問いただすことを表します。学校の勉強に限らず、広く学び知見を広めるという意気込みにも使えるでしょう。

「初志貫徹」は志を貫き通すこと

「初志貫徹(しょしかんてつ)」とは「初めに決めた志を最後まで貫き通すこと」という意味です。書き初めに書いたことを一年の抱負・意気込みとしてその年の終わりまで大切に行動する様はまさに「初志貫徹」ということができます。

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書き初めに書きたい四字熟語:大人向け

「臥薪嘗胆」は成功を期待し苦労に耐えること

「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」とは「長い間苦心や苦労を重ねること」という意味です。元々は、仇討ちのために苦労を重ねることを意味しましたが、現代では将来の成功のため、目的達成のために苦労に耐えること、という意味で用いられます。

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「一期一会」は一生に一度きりであること

「一期一会(いちごいちえ)」とは「一生に一度だけの機会」という意味です。転じて「生涯に一回しかないと考え、大切にすること」「その機会は二度とない一生に一度の出会い」という意味で、「人との出会いを大切にすること」というニュアンスでも用いられます。出会った人に誠実に生きる、という気持ちを表すともいえるでしょう。

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「不撓不屈」はくじけない心を持つこと

「不撓不屈(ふとうふくつ)」とは「強い意志を持ってどんな苦労・困難にもくじけない様」という意味です。「不撓不屈の精神」という表現で決意表明としても使う四字熟語で、諦めない強い心を持つことを表します。

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書き初めに書きたいその他のかっこいい四字熟語

受験生には「緊褌一番」「奮励努力」「一意専心」

今年は受験を控えている、あるいは4月からはついに受験生という学生には、気が引き締まるような四字熟語や自らを奮い立たせるような四字熟語がピッタリでしょう。たとえば次のような表現が挙げられます。

  • 緊褌一番(きんこんいちばん):気を引き締めて事にのぞむこと。大勝負や難局の前の心構えを意味する。
  • 奮励努力(ふんれいどりょく):気を奮い起こして励むこと、気を奮い起こして努力すること。
  • 一意専心(いちいせんしん): ひたすらひとつのことに集中すること、他に心を動かされない様。

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スポーツに励む人には「一生百練」「一致団結」

「一球入魂」と言えば横断幕でもよく見かける四字熟語ですが、今年はスポーツを頑張りたいという人には「一生百錬」「一致団結」なども一年の抱負にピッタリです。

  • 一生百錬(いっしょうひゃくれん):人は何度も繰り返し鍛えて強くなること。
  • 一致団結(いっちだんけつ):心をひとつにして協力し合うこと。

「一生百錬」は上をめざして練習を重ねることを、「一致団結」は勝利のためにチームメイトを思いやり協力することを抱負とする際に使用できます。

かっこいい四字熟語なら「明鏡止水」「勇猛精進」

このほか“とにかくかっこよく一年をはじめたい”“かっこいい四字熟語でいいスタートを切りたい”という人には「明鏡止水」や「勇猛果敢」といった四字熟語もおすすめです。いずれも書き初めや抱負、座右の銘としてよく用いられます。

  • 明鏡止水(めいきょうしすい):よこしまなものがなく、心が澄み切った状態。落ち着いた心の状態。
  • 勇猛果敢(ゆうもうかかん):勇ましく強く、決断力のある様。恐れず思い切って実行すること。

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まとめ

書き初めに書くのにぴったりな四字熟語を紹介しました。どの四字熟語が優れている、というわけではなく、今年一年をどう過ごしたいかを念頭に置いて選んでみてください。また、その一年に限らず座右の銘としても使える四字熟語とも重なります。いくつかの四字熟語を心に留めておくのもいいかもしれません。