動物のことわざとは?猫や犬・身近な動物や英語のことわざ15選

ことわざには、犬や猫など身近な存在の動物たちが登場するものが数多くあります。この記事では、犬や猫・鳥の名前が入っている有名なことわざや、他の動物が登場するものを紹介します。また、動物が登場するちょっとユニークな海外のことわざについても紹介します。

目次

動物のことわざとは?

動物のことわざ一覧

  • 犬も歩けば棒に当たる
  • 犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
  • 犬猿の仲
  • 猫に小判
  • 猫の手も借りたい
  • 猫に鰹節
  • 能ある鷹は爪を隠す
  • 雉も鳴かずば撃たれまい
  • 鶴は千年亀は万年
  • 海老で鯛を釣る
  • 豚に真珠
  • 井の中の蛙大海を知らず
  • The early bird catches the worm(英語のことわざ)
  • 小さなアヒルを吹き出す(ラトビア語のことわざ)
  • キツネはニワトリと結婚してはいけない(フランス語のことわざ)

動物のことわざの特徴

動物のことわざには犬や猫・鳥など、わたしたちの生活に身近な存在の動物たちが登場するほか、海の生き物や蛙など様々な動物が使われています。ことわざは古くから生活に密着したことがらをたとえたものが多く、動物もまた私たちの暮らしの中に深く関わっていたことがうかがえます。

動物のことわざ【犬編】

「犬も歩けば棒に当たる」は2つの意味を持つことわざ

「犬も歩けば棒に当たる」はよく知られていることわざですが、行動することの大切さを説く意味と出しゃばりを戒める意味の2つを持つ言葉です。”棒”をラッキーなものと捉えるのか、アンラッキーなものと捉えるかによって意味が異なってきます。

  • 棒をラッキーなもの(幸運)と捉える場合

犬が外を歩いていたら思わぬ幸運に出会った→行動することの大切さを説く意味

  • 棒をアンラッキーなもの(災難や障害)と捉える場合

犬が外を歩いていたら棒に当たって思わぬ目に遭った→出過ぎた行為を戒める意味

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「犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ」は恩を忘れてはいけないという戒め

「犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ」とは”一度受けた恩を忘れずに誠意を尽くさなければならない“という戒めの意味を持つことわざです。

犬は三日世話をすれば三年間その恩を忘れず慕ってくれるといわれています。このことから、人間も一度受けた恩は忘れることなく尽くさねばならない、といった戒めの意味で用いられています。

「犬猿の仲」は仲が悪いこと

「犬猿の仲」は”仲が非常に悪いこと“をたとえたことわざで、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。かねてより犬と猿は仲が悪いとされてきました。その由来はそれぞれの性質の違いによるものや干支の順番が関係しているというもの、狩猟時の関係など諸説様々です。

「あの二人は犬猿の仲なのに隣同士の席になってしまった」というように使います。

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動物のことわざ【猫編】

「猫に小判」は価値の分からない者に立派なものを与えても意味がないこと

「猫に小判」は”価値の分からない者に立派なものを与えても意味がない“という意味のことわざです。価値のある小判を猫に渡しても、猫にはその価値が分かりません。たとえ貴重なものを与えても、本人がその価値を知っていなければ無駄でなんの価値もないことをたとえています。

「猫に小判」の由来ははっきりしていませんが、猫は興味のないものには関心を示さないからだとする説があります。

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「猫の手も借りたい」は大変忙しく手伝いを必要としている様子

「猫の手も借りたい」は”とても忙しいのでどんな手伝いでも欲しい“ことをたとえたことわざです。猫はネズミを捕まえる以外は役に立たないが、そんな猫にでも手伝って欲しいと思うほど忙しいという意味になります。

ただ「猫の手も借りたい」には誰でもいいので早く手伝ってほしいというニュアンスが含まれているため、手伝ってほしい相手に直接言うと失礼な印象を与えてしまう恐れがあります。

「猫に鰹節」は安心できない状況のこと

「猫に鰹節(かつおぶし)」は”安心できない・油断できない“状況をたとえたことわざです。「鰹節」は、かつぶしとも読みます。

もともと「猫に鰹節」は「猫に鰹節の番をさせる」という言葉を省略したものです。大好物である鰹節を猫に与えれば食べられてしまうのは当然のことで、危険な状況であることや安心できない状況にあることをあらわすときに使う言葉です。

動物のことわざ【鳥編】

「能ある鷹は爪を隠す」は才能のある人ほどその力を見せつけないという意味

「能ある鷹(たか)は爪を隠す」とは”才能や能力のある人ほど、その力を他者にひけらかすようなことはしない“という意味のことわざです。普段は力を隠しているが、いざという時にその力を発揮する人を指して使われます。

鷹は狩りの際、獲物を捕らえる直前まで自分の爪を隠していることから生まれたことわざだと言われています。

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「雉も鳴かずば撃たれまい」は不要な一言を口走ることの戒め

「雉(きじ)も鳴かずば撃たれまい」は”不要な一言を口走ることの戒め“となることわざです。雉は鳴き声を出さなければその居所を知られることはありませんが、鳴いてしまえば所在が知られ、漁師に撃たれてしまいます。このことから、余計な一言や不要な話をしなければ、禍に巻き込まれることはないという戒めの言葉として用いられています。

昔話が由来とされていますが、詳細は関連記事をご覧ください。

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「鶴は千年亀は万年」は長寿でおめでたいこと

「鶴は千年亀は万年」は”長寿で極めておめでたいこと“をあらわすことわざです。鶴も亀も寿命が長く、縁起が良い動物とされ大切にされてきました。そこから、長寿や縁起ごとを祝う言葉として用いられています。

由来は中国の伝説「神仙話」から来ています。伝説の中で神より力の強い存在である仙人が出てきますが、その仙人が従えていた動物が鶴と亀であったことから、長寿で縁起のいい動物といわれるようになりました。

動物のことわざ【その他の動物編】

「海老で鯛を釣る」はわずかな労力で大きな利益を得ること

「海老で鯛を釣る」の意味は”わずかな労力で大きな利益を得ること“です。安い値段で手に入る海老を釣り餌として高級魚の鯛を釣りあげることに由来しており、少ない元手で大きな利益を得るといった意味で使われます。

海老にはイセエビなど高級なものがあるものの、ここで言われている海老は小さくて安い値段のものを指しています。

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「豚に真珠」はなんの値打ちもなく無駄であること

「豚に真珠」は”なんの値打ちもなく無駄であること“という意味のことわざです。豚には真珠が高価であるということや美しい宝石ということがわからないため、与えたところで何の意味もなく無駄になってしまいます。

このことから、価値のわからない相手に貴重なものを持たせても意味がなく無駄である、という意味で用いられています。

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「井の中の蛙大海を知らず」は広い視野で物事をとらえられない様子

「井の中の蛙(かわず)大海を知らず」とは”広い視野で物事をとらえられない様子“をあらわしたことわざです。井戸の中にいる蛙が外の大きな海のことを知らず、その井戸の中がこの世の全てだと思っているさまをあらわしています。

自分の狭い知識や経験にとらわれ、他の広い世界があることを知らずにいることを例えており、世間知らず、視野が狭いといった意味でも用いられます。

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動物のことわざ【英語・その他の言語編】

The early bird catches the worm.(早起きは三文の徳)

「The early bird catches the worm」は、日本のことわざである”早起きは三文の徳“という意味と同じ英語のことわざです。

英文を直訳すると「早く起きる鳥はミミズを捕まえる」という意味になります。”早起きをするといいことがある”という言い伝えは、万国共通のものであるといえそうです。

小さなアヒルを吹き出す(ラトビア語のことわざ)

「小さなアヒルを吹き出す」とは”嘘をついている・くだらないことを話している“という意味のラトビアのことわざです。ラトビアでは小さなアヒルは”嘘”やつまらないことを指します。意味のない話が続いているときに用いられることわざです。

キツネはニワトリと結婚してはいけない(フランス語のことわざ)

フランス語のことわざには「キツネはニワトリと結婚してはいけない」というものがあります。これは”合わない者同士は一緒にいてはならない“という意味を持つもの。日本では犬と猿が仲の悪い動物だとされていますが、フランスではどうやらキツネとニワトリが相性が悪いものとされているようです。国によってことわざに出てくる動物が様々というのはユニークな事象です。

まとめ

犬や猫・鳥など、わたしたちの生活に身近な存在の動物たちが登場することわざを紹介しました。他にもことわざには様々な動物が使われており、昔から動物は暮らしの中に深く関わっていたことがうかがえます。ちょっとユニークな海外のことわざも知っておくと、会話のトピックとして役に立つかもしれません。